2月に出会った植物の花や鳥の写真を整理してみました。2月も一年で最も花の少なくなる時期です。今回はウメやツバキの品種別の花などを中心に80品種ほど撮影できました。毎月恒例の記録として7回に分けて投稿させていただきます。
今回も、1月の花のアルバム同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。
フユシラズ
中国中部を原産とする本種であることから名付けられました。本種の仲間の中では最も大きな花を咲かせることから、庭木として公園などに数多く植栽されています。
黄色いリボン状の花弁は四方へ広がり、その付け根にある萼は紅色。花には甘い微香があるとされますが、分かりにくいようです。
<シナマンサク(支那万作) マンサク科マンサク属>
2/13 柏の葉公園
白色の一重咲き、八重咲きのウメです。青空に映えて綺麗です。ウメの紅梅、白梅は花の色で区別しているのでは無いそうです。
紅梅は、枝の内部が赤っぽく、白梅は白っぽい色をしています。
つまり、材木にした時、赤い(茶色が濃い)材が採れるのが紅梅、白い材が採れるのが白梅ということになります。
<シラウメ(白梅) バラ科サクラ属>
2/13 柏の葉公園
中国南部からヒマラヤを原産とする常緑性の低木です。日本には室町時代の中期以降に入ってきました。
花びらを持たない花で、十字型で花びらに見えるものは肉厚の愕です。特徴はなんと言っても、上品な甘い香りを放つ花です。
本種の名前は花の香りが沈香、花姿が丁字に似ているところに由来するとされます。
<ジンチョウゲ(沈丁花) ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属>
2/20 あけぼの山農業公園
1茎に1花が咲き、副冠が花弁の3分の1以上の長さで、花弁よりは短い花形です。
カップフリル咲で、花の色は、外側の花びら(花被片)は黄色 中心の筒状の花びら(副花冠)は橙色です。
<スイセン「ブライトコサージュ」 ヒガンバナ科スイセン属>
2/24 アンデルセン公園
1茎に1花が咲き、副冠が花弁より短いスイセンの最もポピュラーな大杯咲きスイセンです。
純白花弁にオレンジカップのさわやかな花色。最初に栽培された水仙の1つであり、古代の水仙として認識されています。
花弁(花びら)は白、副花冠(カップ)は、オレンジ色の縁取りのある黄色です。
<スイセン「ルーレット」 ヒガンバナ科スイセン属>
2/24 アンデルセン公園
南ヨーロッパ原産で、和名は「アラセイトウ(紫羅欄花)」と呼ばれている多年草の1種です。一重咲きと八重咲きがあり、花の色には多数の種類があります。
秋から春にかけて芳香のある花を咲かせ、切り花、花壇や鉢物に利用されています。草丈が20~80cmほどで、優しい香りのする花です。
花色も豊富で、すっとした直線的な花茎に穂状にたくさんの花が咲くので豪華な雰囲気です。
枝分かれせずに咲くタイプと、スプレー咲きと言われる枝分かれした咲き方のものまで、バリエーションが豊富です。
<ストック(紫羅欄花:アラセイトウ) アブラナ科アラセイトウ属>
2/24 アンデルセン公園
本種は、ロウバイの変種です。ロウバイは内側の花被片が濃い紫色になりますが、本種は花被片全体が黄色くなります。
基本種のロウバイよりは花期が早く、園芸種だけに形も大きくて美しいと言えます。茎にはスポンジ状の白い芯があり、これが名前の由来です。
果実(偽果)は長さ3~5センチの不均整な楕円形で、先端に萎れた雄しべが残り、遠目からはミノムシが枝先にぶら下がっているように見えます。
<ソシンロウバイ(素心蝋梅) ロウバイ科ロウバイ属>
2/13 柏の葉公園
全長89cm。全身は白色、くちばしは繁殖羽では黒色、非繁殖期は黄色をしています。脚も黒っぽい色をしています。
日本には夏鳥として渡来し、本州~九州では繁殖しています。近年は本州以南で越冬するものも増えています。
大きな木のある林に集団で営巣します。河川、池沼、水田、干潟など水辺に生息し、魚類をはじめザリガニ、カエルなど水辺の小動物を食べています。
<ダイサギ(大鷺) ペリカン目サギ科 全長89cm> 2/21 手賀沼湖畔
2/21 手賀沼
日本には全国に冬鳥として渡来し、積雪のない地方の背の低い草地にすんでいます。日本へ着くと群れを解いて、田畑や低い山の林に散らばって生息、3月なかばごろになると再び群れて北へ帰ります。
冬鳥なので日本ではさえずりをしません。冬には口をつぐんでいる、それでこの名前で呼ばれるようになったといわれています。
<ツグミ(鶇) スズメ目ヒタキ科ツグミ属 全長24cm>
2/13 柏の葉公園
小さく開ききらないように咲く侘助の特徴と赤地に白覆輪の玉の浦の特徴を併せ持つ、千葉県産の自然実生品種です。
桃色の一重で、細い筒~ラッパ咲き、佗芯の小輪で、ときに白斑が入ります。花期は12~3月。
<ツバキ「下総侘助:しもうさわびすけ」 ツバキ科ツバキ属>
2/20 あけぼの山農業公園
今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。
「2月の花のアルバム⑤」10品種を最後までご覧いただきありがとうございました。次回「2月の花のアルバム ⑥」に続きます。
さすがに冬場は咲いている花が少ないので、品種までは無理ですがほぼ正解でした。
この中でストック、沢山花が咲いていますね。
12月と2月に宇治市植物公園でクイズに答えてストックの苗をもらいました。
蕾もまだないのですが、どんどん枝分かれしてきて、株が大きくなってきました。
スプレー咲きというのですね。
咲くのが楽しみです!
おっ!!マンサク咲いたんですね!
うちのも待ち遠しいです。
シナサンクなんですね。
うちのはマルバマンサクなんです
ひと目みると覚えた花、この時期を賑やかにしてくれますね
ツグミ、
地面でエサを探しているとき、まさに、だるまさん転んだをやっていて、
見ていて楽しかったです^^
日々、花粉症がつらいです(T_T)
コメントありがとうございます。
今回はお馴染みの花ばかりで、なつみかんさんは目を瞑っ
ていても全問正解だと思います。
数を稼ぐために品種別に揃えてみましたが、品種別の違
いを、少しは分かっていただけたでしょうか?
宇治市植物公園のクイズは楽しそうですね。つくば実験
植物園でも、クイズラリーなどをやっているのを見かけ
ますが、自信がないので全てパスしています。
ストックも多種多様な咲き方をするものがあり、見てい
ても飽きの来ない花ですね。
コメントありがとうございます。
千葉県ではマンサクは2月頃から咲き始め、3月の上旬に
満開になります。
北海道ではこれから咲くのですね。太平洋側に分布する
マンサクに対し、雪の多い地方に適応するよう変化を遂
げた寒冷地型のマンサクのようですね。
私はまだ一度もマルバマンサクを見たことがなく、機会
があれば現物を見てみたい花の一つです。
コメントありがとうございます。
ジンチョウゲ、撮影時は蕾でしたが、満開になると香り
がとても素敵ですね。改めて満開の花を見に行こうと思
います。
ツグミは、地面を飛び跳ねる姿が可愛いくて、いつまで
見ていても飽きがきませんね。
私も杉花粉症に悩まされていますが、今年は早めの2月
から薬を飲み始めたので、昨年ほどは辛くなくて助かっ
ています。
早速私のブログにコメントをお寄せ頂き有難うございましたm(__)m
今年の2月は暖冬で春の花が早かったですね。
今回投稿された花々、どのお写真も素敵です。
特に梅のアップやストック、それにソシンロウバイ、お気に入りです(^^)
それから侘助、花の傷みも無く本当に綺麗です。
私の行った板橋の植物園、3月に入り寒の戻りが有って梅は未だ何とか残っておりました・・・
たださすがに椿は終わりでninbuさんの様な傷みの無い花は殆ど見られず、
撮影は諦めました。
それと動きの速いツグミ、生態写真としても素敵です(^O^)/
コメントありがとうございます。
今回登場した花は、ウメ、スイセン、ロウバイなど、殆
どが2月を代表するものばかりでした。
ストックは秋から咲き始め春まで咲き続ける花期の長い
花ですね。ツバキは傷みのない花を探すのが難しい程、
早く傷みますね。特に雨が降った後は綺麗な花を見つけ
るのが大変です。
ツグミ、幸いにも芝生の上で遊んでいるところに遭遇し
ました。でも、動きが速すぎて夢中で数十枚撮ってしま
いました。そのうちのボケなしの貴重な2枚の写真なん
です。