「旧千六跡地を防災拠点に」の地域運動で区と懇談

2012年05月09日 19時21分57秒 | 日記

本日、「旧千六跡地を防災拠点に」の地域運動で区と懇談しました。

この陳情は「災害・オウム対策特別委員会」で継続審議として審議されています。

今回その委員会で詳しく聞けなかったこと、質問・疑問などを率直に区に聞いてみたいと計画しました。

20数年も空き地となっている旧千六小跡地はみんなの運動で「防災ひろば」になることは決まったものの、詳しい中身はまだこれから、防災ひろばと暫定利用地に分けられ、暫定利用地は地域の活性化のための用地として整備・活用していくというものです。

そして、土地は区のものだが活性化に向けて、民間の活力を活用するとのこと。

民間…ムムム…旧区役所跡地に建った東京芸術センターがすぐに浮かびます。豪華で立派な建物、民間業者に優遇されていますが地域の活性化になっているとは言い難い…

そういう箱ものは絶対やめて欲しいと要望しました。

25年度にワークショップを開いて一年かけて設計を進めていくというのですが、私たちが切に望んでいる『応急給水槽設置』に関しては都と調整していくが、都は給水槽は足りているとの見解で作る気はなし。

足立区独自で作る気もなさそうです。しかし水道局が配っている6リットルの水が入った袋を担いで運ぶのはお年寄りには無理な話し。実際、体験してみたらそれはそれは大変でした。

また署名行動で一軒一軒訪ねて話を聞く中では、みなさん断水時には給水車が水を運んでくれると思っているようです。給水車は避難場所にしか水を届けません。しかも都内に10台しかありません。水道管の破損で断水になれば普及には1ヶ月かかります。

建物の倒壊や火災で家に備蓄しているペットボトルが持ち出せるのかどうか…

これらの生の声も伝えました。

都の地震の新しい想定が出ました。区もその想定を受けて防災計画の見直しをすすめています。

「ただ単に都の数字に準じるだけでなく区独自の実態にあった想定を」と求めました。

今後、今回の懇談会で交流したことも力に、区のイメージしているワークショップのイメージを聞く、また防災ひろばを見学に行く(既に何ヶ所かあるようです)などをやりながら、この運動を続けていこうと思っています!