小右衛門給水所

2012年05月10日 20時14分11秒 | 日記

 

昨日(5月9日)小右衛門給水所に見学に行ってきました。

というのも、ここに「災害で断水になった時に飲み水を運ぶ軽自動車に乗るタンクがある」というので見に行きました。

 

要請のあった避難所とこの給水所を往復して飲料水を運ぶそうです。300リットルが2つあるそうです。(2つしかない…)

実際、昨年の3・11以降の計画停電の時、地域の病院から要請があったそうですが、300リットルでは余りにも足りないと出動はしなかったそうです。

確かに300リットルでは焼け石に水、いったい何往復しなければならないのでしょう?

でも月に一回訓練は行い、要請があればいつでも出動できるようになっているそうです。

軽自動車をここに付けて、ホースで給水します。

給水所の中も見せてもらいました。

まずは屋上に上がって、一望。この下に飲料水が貯めてあります。上は公園になっていて、区が管理をし、時間によって開放しています。

地下に降りてポンプの操作をする所も見せてもらい説明も受けました。

平成21年度に出来たばかりでとてもきれいな給水所でした。

これだけ見れば水は大丈夫とは思いますが、「ここまで取りに来るのは大変だな~」「6リットルの袋を背負うのかな~」「ここまで取りに来れない人たちはどうするんだろう?」などやっぱり心配です。

今日、阪神淡路大震災を経験した方の話を聞く機会がありました。

家は壊れなかったので避難所には行かなかったそうですが、1週間断水し水を確保するのが本当に大変だったそうです。だからこちらに来ても水だけは家にしっかり備蓄しているそうです。

数量的には足りていると東京都は言います。でも、実際すべての人に行き渡るのだろうか?不安は募ります…

行政はそういう現状をしっかり把握して対策をして欲しいと切に思います。