《2011年度足立区決算出る》
特別区税収入と都区財政調整交付金
いずれも増額 財政規模も過去最高に
区民は平均賃金も年金も下がり続けているが
区財政は82億円の黒字
8月31日の議会運営委員会に足立区の2011年度決算(調書)が示されました。
それによると歳入(収入)総額は2480億円で足立区政史上過去最高となりました。
歳入(収入)の主な部分を占める特別区税(区民税など)は前年より約1億円の増額でした。
また「都区財政調整交付金」も16億円の増額です。 区債(区が行う借金)は前年より5億円減額。つまり収入が若干ですが増えて、借金を減らしてもやりくりできたという感じです。
区財政の2011年度決算は82億円の黒字(実質収支)でした。
黒字幅も過去最高規模
82億円の黒字は、2009年の94億、2008年の83億に次いで3番目で額としては過去最高規模です。
「区はお金がなくて大変」「黄色信号がともっている」などと盛んに言っていますが、冷厳な事実としては一定の余裕があり、黒字も前の年より増えました。
「財源不足」「基金が底を突く」?
区は「財源が不足している」「基金が底を突く」と強調しますが真相はどうなのでしょうか。
基金は1083億円です
無駄遣いをなくし限られた財源を真に区民のために使う立場から日本共産党は9月21日から開かれる第3回定例議会で、決算審議を含め、積極的に論戦します。
ぜひ議会を傍聴していただき、区民の皆さんの目で確かめてください。