2020年までに「木造密集地域の不燃化」をすすめるという都のプロジェクトで、内容は2つ
①不燃化特区ー地域指定を行い密集地域を面的に改善する(足立では西新井西口周辺)
②特定整備路線ー40年以上前に都市計画決定された路線の一部を特定整備路線として指定して、都の施工で強力にすすめる。(足立では興野1丁目の138号線、足立町から扇までの136号線)
【問題点】
●そもそも「延焼遮断帯」の概念は大きな道路をつくり、その中は「燃えてもいい」という発想に基づくもので、都は個々の不燃化・難燃化の支援策がない。大きな道路の内側が全部燃えるような大火災を前提としているような方針。
●40年以上前の計画に「防災」の口実をつけている。現在の街の状況を分析した計画ではない。
●足立町の補助136号線は、今も道路があり、何故特定整備路線かも疑問。
●興野1丁目などは道路現況が全くなく、とてもあと7年でできる事業ではなく、強制力を働かせれば無理が生じる。
●災害時は道路は大渋滞。車への引火の危険性が高く、防災性が高まるとは言えない。