さいたまスーパーアリーナで行われた「第49回全国保育団体合同研究集会」に参加しました。
今日の全大会は「集会の基調を学ぶ オープニングフォーラム」として、だれもが安心できる保育・子育てのために大切にしたいこととして、4人の報告がありました。
・合研集会がめざしてきた保育・社会とは
・変わる社会と保育の仕事について考えるー保育士の処遇悪化の要因と改善の課題
・保育指針・教育要領改訂の問題点と私たちが大切にしたい保育
・子育て・保育を豊かにするために、学び、つながり合い、声を上げようー子ども・保護者・保育者の現状と保育施設の役割
報告の目玉は、来年で4月より実施される「幼稚園教育要領」「保育所保育指針」「幼保連携型認定こども園教員保育要領」改訂の危険性についてでした。
今回の改定の最大の特徴はこれら三つの要領・指針すべてに「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」が新設されたことにあります。
幼児一人一人を「10の姿」に当てはめて「計画」を策定し「評価」していきます。
未就学児に良い悪いを押し付けて評価の対象とするのは本来の子育てのあり方に反するやり方です。
保育実践は憲法実践、個人の尊厳を守っていくこと、民主主義を学んでいくことです。
今日の集会で保育士さんたちのパワーを感じました。
少なくない男性や多くの若い人たちに大いに勇気・元気をもらいました!
保育士・保護者・そして地域の人たちが一緒になって子育てをしていくことの大切さを大いに学んでいきたいと思います!