本日、「東京都生活と健康を守る会連合会」と「公的住宅を考える足立連絡会」で都営住宅の諸問題に関する要望書を提出し、対都交渉を行いました。
都市整備局の部長と課長など5名が対応、こちらの参加者は56人でした。
9つの要求項目を事前に大島都議から提出し、各々の要求に対して回答をしてもらい、質疑応答に入りました。
要求項目
1、地域主権改革一括法で都の住宅政策はどのように変わるのか。都の方向性を明らかにすること・地域主権改革一括法検討段階では①入居基準15万8千円を20万円に戻すこと。②承継について「原則配偶者とする」を見直し最低一親等に戻すよう改めること。③現時点では承継対象者である病弱者の診断書はかかりつけ医の診断書を認めること。④単身入居者資格などを現在の60歳を50歳に戻すこと。⑤期限付き住宅の見直しで安心して住み続けられるように改善すること。⑥新規都営住宅の建設を推進すること。
2、エレベーター設置促進
○店舗付住宅へのエレベーター促進について、現状と今後の取り組みについて明らかにすること
○小規模住宅へのエレベーター未設置住宅を速やかに解消すること
○今後の階段型都住へのエレベーター設置計画についてどのように考えているのか
3、建替え住宅を公表すること
4、都営住宅の新規建設を再開し促進すること。現在の型別供給(1DK35㎡、2DK40㎡)を廃止し生活実態にみあった最低床面積を従来の2DK(47㎡)に見直し、団地の活性化を図ること。
5、若者むけ住宅枠を大幅に増やし団地活性化を図るため新規建設を積極的に推進すること。10年間の期限付住宅制度を廃止すること。
6、修繕の自己負担から公費負担への見直しをはかること
高齢者や障害者から要望があれば イ、水道蛇口やトイレ、浴室等のドアの取っ手をレバー式に取り替えること ロ、カベのはがれ、襖、床のきしみなども公費負担で補修、改善をおこなうこと ハ、結露や鉄枠窓による雨水等で使えなくなった畳は公費で負担すること、同時に20年から30年以上経過して畳がふかふかしているものについては公費で負担すること ニ、鉄枠窓のサッシュ化を積極的に推進すること ホ、浴室に緊急用コールボタンを設置すること へ、台所についているインターホンをベッド側に移しベッドで話ができるようにすること
7、年間400人超すといわれる都住の孤独死解消にむけた高齢者みまもり施設を充実させるため進んだところのシルバーピアに学び、都営住宅併設型シルバーピアを都の責任で設置し団地全体の一人暮らし高齢者の安否を日常もれなく把握できるようにし、消防庁や地域総括支援センターなどと連携して対応できるようにすること。
8、65歳以上の高齢者が全体の6割を越える団地での草取り清掃は都が責任をもって行うこと。また同じような条件のもとで団地自治会が業者に委託しているところには都が委託実費に相応する費用を助成すること。
9、都営住宅へ10回申し込んでも当選できなかった人には、11回目は無抽選で最優先入居できるよう制度を新設すること。
しかし都の回答は、このような要望に対して公平に配慮しているから考えていない、難しいの回答ばかり…
質疑応答に関しても、参加者の切実な声に耳をかそうとは到底思えない冷たい受け答えばかりでした。
終わった後もみなさん粘って、個別に対応してほしいこと、一度現場に見に来てほしいなど約束を迫っていました。
また大島都議も引き続き議会でも質問を続け、改善を迫っていくことを確認して終了しました。みなさん、これからもあきらめずに交渉を続けて行きましょうね!