表現22)Be that as it may, ... (???)
今日の表現はちょっとなんぎでんな~、あ、失礼、うふん!難しいですね。構造的かつ概念的に我々日本人にはこの表現はちょっと入りにくいと思います。なんでそこまで言えるのって?だって、僕が使いにくいというか、何か頭に残りにくいんですよね、この言い方。あ、意味は?ですか。ですね。ではまず以下の会話を読んで、その意味をつかんでみてください。
Nao: Hi, Sally. Who are you going to the party with this Saturday?
Sally: I'm not going, Nao.
Nao: Why? You were looking forward to it.
Sally: I was. But, it is going to be held at the Parkview this time, isn't it?
Nao: So? It's an okay hotel, Sally. Of course, it is not as good as Sheraton.
Sally: Be that as it may, I am not going. I got a better thing to do that night.
ではもうひとつ。
Jan: I called you at midnight yesterday, Mike. Where were you?
Mike: I was at the library doing my homework.
Jan: At the library until midnight?
Mike: You know, Professor Hubbard gives us a lot of homework. And we will be in trouble if we do not turn them in on time, you know.
Jan: Be that as it may, who was with you last night?
Mike: Ah, she, no, he, ah, is a classmate in the same class.
Jan: Right. Tell me more about HIM.
男性にはちょっときつい会話でしたね。さて、上の二つの会話からわかりましたか、答え?「なんとなく…」ですよね。では答えです。
□ be that as it may
→それがどう(で)あろうと、いずれにしても、いずれにせよ、それはともあれ、それはともかく、それはそれとして、それはさておき、それにつけても、とはいえ、とにかく、ところで、とりあえずそれはおいて、そうかもしれないが(アルク「英辞郎on the web」より)
わかりますか、この感覚?つまり、何かの話をしていて(あるいは書いていて)、「もういいかなこの話…」と思い始め、「あ、そうそう、それよりもこっちの話が大事だな」と気持ちが固まり、「でもまずはこの話題を止めないと」ととっさに思い、「まあ、まあ、それはともかくも…」と言って新しい話題の方に持っていきたい時、その時に使うのが「be that as it may」という表現です。なので、その使う時の気持ちは、ちょっと「わがまま」かな?自分で勝手に「そればもういいから」って話を勝手に切るってこと、ありますよね、ときどき(じゃない?…)。そんな時に使う表現だと思うと、使う機会を見つけられるかも。ともかく、まずは一度使ってみてください。では、なぜそんな変な単語の集まりになっているのかをちょっと考えてみましょう。
これから書くのは僕なりの分析で、正確とは限りませんのであしからず。僕としては、皆さんがそれに納得してこの表現が少しでも頭に入り易くなれば、それで成功と思ってますので。では、分析です。
この文章「Be that as it may」、ちょっと単語の並び方がおかしいと思いません?主語は?動詞は?まず主語を探すと、「it」(それ)ですよね。それしかない。次に動詞は…「be」(ある状態である)しかない。「may」(~してもいい)「助動詞」。「that」(それ)は「代名詞」。「as」は「接続詞」。では、それらを使って「普通の文」を作ってみましょう。
「it may be that」(それ(it)は、それ(that)の状態(be)でいい(may))
(それはそんな感じ(状態)のままでいい)
あ、「as」がない…。ですよね。「as」は接続詞なので、接続するものがなければ存在できない、ですね。なので、ちょっと置いておきます。
ここで、問題の表現が入った文章と、その「普通の文」を比べてみましょう。
Be that as it may, I am not going.
* It may be that, I am not going. *は「非文法的」を意味します。
上の文章では、「be that as it may」(いずれにしても)は「I am not going.」(行かないわ)を修飾していますよね。つまり、全体の文の中では、いわゆる従属節になっているわけです。そして、それは文法的。ところが、下の文は「it may be that」のままで、非文法的。つまり、「普通の文」は、その後に続く文(節)を修飾できない。しかし、「普通じゃない文」はそれができる。なぜか?
「普通の文」がどうなったら上のような文になるか?答えは、文の「動詞句」(be that)をそのまま文の頭に持って来る、いわゆる、「倒置」(この場合、主語(主部)と動詞(述部)の順序をひっくりかえすこと)をすることです。そうすると…「Be that it may, …」になりますね。しかし、ただ語の位置を変えただけでは非文法的になるので、その分割した部分を繋ぐ役目をする妥当な接続詞「as」を入れて文を整え、文法的にする。その結果が…、
「Be that as it may,」になるわけです。「倒置」をすることで、その文全体がその後に来る文の条件や仮定を表す修飾文になることがよくあります。また機会があればそのことについて話しますね。でも、今日はここまで…。
いや~、きょうは長くなりました。ここまで付き合ってくれて、どうもありがとうございました(ペコリ)。え、ちょっと長過ぎたから何という表現を勉強したか忘れちゃた?「まあ、まあ、それはおいといて~」って、それは困りますよ!いや、いいのか?それを英語で言いたかったら、「Be that as it may,」って言うんですよ。それが今回の表現でした、でしょ?ふ~、よかった。最後に出てきて。では、今日はこの辺で。See you tomorrow, guys! nao(N.N.)(C)2006
今日の表現はちょっとなんぎでんな~、あ、失礼、うふん!難しいですね。構造的かつ概念的に我々日本人にはこの表現はちょっと入りにくいと思います。なんでそこまで言えるのって?だって、僕が使いにくいというか、何か頭に残りにくいんですよね、この言い方。あ、意味は?ですか。ですね。ではまず以下の会話を読んで、その意味をつかんでみてください。
Nao: Hi, Sally. Who are you going to the party with this Saturday?
Sally: I'm not going, Nao.
Nao: Why? You were looking forward to it.
Sally: I was. But, it is going to be held at the Parkview this time, isn't it?
Nao: So? It's an okay hotel, Sally. Of course, it is not as good as Sheraton.
Sally: Be that as it may, I am not going. I got a better thing to do that night.
ではもうひとつ。
Jan: I called you at midnight yesterday, Mike. Where were you?
Mike: I was at the library doing my homework.
Jan: At the library until midnight?
Mike: You know, Professor Hubbard gives us a lot of homework. And we will be in trouble if we do not turn them in on time, you know.
Jan: Be that as it may, who was with you last night?
Mike: Ah, she, no, he, ah, is a classmate in the same class.
Jan: Right. Tell me more about HIM.
男性にはちょっときつい会話でしたね。さて、上の二つの会話からわかりましたか、答え?「なんとなく…」ですよね。では答えです。
□ be that as it may
→それがどう(で)あろうと、いずれにしても、いずれにせよ、それはともあれ、それはともかく、それはそれとして、それはさておき、それにつけても、とはいえ、とにかく、ところで、とりあえずそれはおいて、そうかもしれないが(アルク「英辞郎on the web」より)
わかりますか、この感覚?つまり、何かの話をしていて(あるいは書いていて)、「もういいかなこの話…」と思い始め、「あ、そうそう、それよりもこっちの話が大事だな」と気持ちが固まり、「でもまずはこの話題を止めないと」ととっさに思い、「まあ、まあ、それはともかくも…」と言って新しい話題の方に持っていきたい時、その時に使うのが「be that as it may」という表現です。なので、その使う時の気持ちは、ちょっと「わがまま」かな?自分で勝手に「そればもういいから」って話を勝手に切るってこと、ありますよね、ときどき(じゃない?…)。そんな時に使う表現だと思うと、使う機会を見つけられるかも。ともかく、まずは一度使ってみてください。では、なぜそんな変な単語の集まりになっているのかをちょっと考えてみましょう。
これから書くのは僕なりの分析で、正確とは限りませんのであしからず。僕としては、皆さんがそれに納得してこの表現が少しでも頭に入り易くなれば、それで成功と思ってますので。では、分析です。
この文章「Be that as it may」、ちょっと単語の並び方がおかしいと思いません?主語は?動詞は?まず主語を探すと、「it」(それ)ですよね。それしかない。次に動詞は…「be」(ある状態である)しかない。「may」(~してもいい)「助動詞」。「that」(それ)は「代名詞」。「as」は「接続詞」。では、それらを使って「普通の文」を作ってみましょう。
「it may be that」(それ(it)は、それ(that)の状態(be)でいい(may))
(それはそんな感じ(状態)のままでいい)
あ、「as」がない…。ですよね。「as」は接続詞なので、接続するものがなければ存在できない、ですね。なので、ちょっと置いておきます。
ここで、問題の表現が入った文章と、その「普通の文」を比べてみましょう。
Be that as it may, I am not going.
* It may be that, I am not going. *は「非文法的」を意味します。
上の文章では、「be that as it may」(いずれにしても)は「I am not going.」(行かないわ)を修飾していますよね。つまり、全体の文の中では、いわゆる従属節になっているわけです。そして、それは文法的。ところが、下の文は「it may be that」のままで、非文法的。つまり、「普通の文」は、その後に続く文(節)を修飾できない。しかし、「普通じゃない文」はそれができる。なぜか?
「普通の文」がどうなったら上のような文になるか?答えは、文の「動詞句」(be that)をそのまま文の頭に持って来る、いわゆる、「倒置」(この場合、主語(主部)と動詞(述部)の順序をひっくりかえすこと)をすることです。そうすると…「Be that it may, …」になりますね。しかし、ただ語の位置を変えただけでは非文法的になるので、その分割した部分を繋ぐ役目をする妥当な接続詞「as」を入れて文を整え、文法的にする。その結果が…、
「Be that as it may,」になるわけです。「倒置」をすることで、その文全体がその後に来る文の条件や仮定を表す修飾文になることがよくあります。また機会があればそのことについて話しますね。でも、今日はここまで…。
いや~、きょうは長くなりました。ここまで付き合ってくれて、どうもありがとうございました(ペコリ)。え、ちょっと長過ぎたから何という表現を勉強したか忘れちゃた?「まあ、まあ、それはおいといて~」って、それは困りますよ!いや、いいのか?それを英語で言いたかったら、「Be that as it may,」って言うんですよ。それが今回の表現でした、でしょ?ふ~、よかった。最後に出てきて。では、今日はこの辺で。See you tomorrow, guys! nao(N.N.)(C)2006