Naoの誰でもわかる!英語の話

英語を勉強している人へ、面白い、ためになる話し、知識・情報などを、誰もがわかるように書いていきます。

「使える英語表現」(No. 134)「ちょっと待っていだだけますか?」

2010-02-07 | Weblog
表現134)Could you hang on a second?(ちょっと待っていだだけますか?)

何を待つのか、ですって?「しばらく、そのままでお待ちください。」と機械的な声に言われ、待つ、あの「待つ」ことを指します。そう、電話ですね、もちろん。今回は電話に係る英語表現について話をしたいと思います。「何で今電話?」とお思いの皆さんも多いかと思います。実はこの頃、映画やドラマを見ていて電話のシーンが結構多いことに気がつきましてね。特に刑事ものでは電話のシーンがドラマをスピーディに展開するのに欠かせないエレメントだということも改めて気づきました。そこで、知っておられる皆さんも多いことは承知の上で、この話題を取り上げました。

電話で使う英語って、特に複雑なものがあるわけでもないですよね。言いたいことを言えばいいだけですから。ただ、状況によっては何から話せばいいのかな~って戸惑うことはあります。僕も始めてアメリカでタクシーを呼ぶために電話をかけた時の、あの、しどろもどろの英語は、今でも若い頃の苦い思いとして残っています(冷汗)。「え、何でしどろもどろに…?」本題から外れますが…ではちょっとだけ。あの時はこんな感じだったと思います。

(コロラド州にいた時、周りのみんなから英語ができると思われていた僕が電話をかけることに。タクシー会社の電話番号をもらってかけようとするが、まず何から言うべきかがまとまらない。でも、周りからせかされて番号を押す。皆が見ている。頭は真っ白状態。)
Operator: Hello, this is Yellow Cab Colorado. How can I help you?
(もしもし、こちらはイエローキャブコロラドです。ご用は何でしょうか?)
Naoki: Ah, I would like to have a taxi…no, I need one taxi, or cab…
(あ~、タクシーが1台欲しいんですけど…いや、1台のタクシー、いや、キャブが必要で…)*アメリカではcabと言うことが多いです。
Operator: Okay, sir. For how many?
(かしこまりました。何人様がご利用で?)
Naoki: I beg your pardon.
(もう一度お願いします。)
Operator: How many people are going to use our cab?
(何人の方がタクシーをご利用になりますか?)
Naoki: Ah, four.
(4人です。)
Operator: All right. Where are you?
(わかりました。どちらにおられますか?)
Naoki: Where? Ah,(ここの住所?住所はわからないが、ここは大学の寮だから…)University of Colorado, dormitory, name is Hopkins…
(どこ?あ~(省略)コロラド大学、寮、名前はホプキンス…)
Operator: What street is it on?
(どこのストリートにあるんですか?)
Naoki: Excuse me?
(何ですか?)
Operator: Where is your dormitory?
(あなたの寮はどこにあるのですか?)
Naoki: Third Avenue, near the shopping mall, Wall Mart.
(3番街で、ウォールマートというショッピングモールの近くです。)
Operator: Could you hang on a second, please?
(ちょっとお待ちいただけますか?)
Naoki: I beg your pardon?
(何でしょうか?)
Operator: I will check the location, so would you please wait for a second?
(位置を確認しますから、しばらく待っていただけますか?)
Naoki: Sure.
(わかりました。)
Operator: All right. I know where you are. The traffic is heavy at this time of day, so it will take about 40 minutes. Is it acceptable?
(だいじょうぶです。そちらがどこにおられるかはわかりました。この時間は道が混んでいるので、40分くらいかかりますけど。それでもいいですか?)
Naoki:(話すのが早すぎてわからへん、何言ってるのか。汗出てきた)Would you speak more slowly?
(もう少しゆっくり話してもらえますか?)
Operator: Okay. The cab will be there in about 40 minutes. Is it okay?
(タクシーは40分程でそちらに行きます。それでいいですか?)
Naoki: Okay.
(いいです。)
Operator: May I ask where you're going?
(どこまで行かれますか?)
Naoki:(え、まだあんの?なんて?行く?あ、そうか…)City Museum.
((省略)市立美術館です。)
Operator: Gotcha. (I got you.の省略形)
(わかりました。)
Naoki: (ガッチャ?)Excuse me?
((省略)何ですか?)
Operator: I said, I understand.
(わかりました、って言ったんです。)
Naoki: Ah, okay.
(あ~、わかりました。)
Operator: Thank you for using Yellow Cab Colorado. Have a nice day, sir. Goodbye.
(イエローキャブコロラドをご利用いただき、ありがとうございました。いい一日を。では。)
Naoki: Thank you. Goodbye.
(ありがとう。さようなら。)

とまあ、こんな具合だったと思います。ばたばたした理由はいくつかあります。まず、自分が言わなければならないことが整理されていなかったこと。そして、その英語がはっきりわかっていなかったこと。そのため相手が聞くであろうことを予測していなかったこと。電話なので相手の英語が聞きにくいことに加え、早い英語に慣れておらず、また、電話で話す時のタイミングの取り方を知らなかったこと。そして、電話で使われる表現を知らなかったこと、等々が挙げられます。

タクシーを呼ぶためにはどんな英語を使えばいいかを知っていれば、あんなにばたばたする必要はなかったですよね。例えば、以下のような会話になっていればよかったわけです

Operator: Hello, this is Yellow Cab Colorado. How can I help you?
Naoki: Hi. I need a cab for four, and we are at a dormitory of University of Colorado, Hopkins building, on the third street, near Wall Mart. Do you have one available?
Operator: Let me check, sir. Could you hang on a second, please?
Naoki: Sure.
Operator: Thank you for waiting. Yes, we can send you one, but the traffic is heavy at this time of day, so it will take about 40 minutes. Is it acceptable?
Naoki: No problem.
Operator: May I ask where you're going?
Naoki: We are going to the City Museum.
Operator: Oki Doki.(Okayの口語的言い方)Thank you for using Yellow Cab Colorado. Have a nice day, sir. Goodbye.
Naoki: Thanks. Goodbye.

といった感じですかね。電話ではかける前に言いたいこと、情報等を整理しておくことが大事です。また、そのことによって相手が何を言うかも予期しておき、その回答も準備しておくとスムースに会話が運びます。予想していないことを言われると、僕たちはどぎまぎしますものね。

ところで、今回の表現はhang on(電話を切らないで待つ)でしたが、動詞のhang は、「掛ける」のハングと同じ動詞です。hangの基本的な意味は「何かに接する、つける、あるいは、ついた状態にする」という感じで、そこから、「掛ける、しがみつく、ねばる、持ちこたえる」など、様々な意味合いに使われます。今回のhang onは、電話での通話の際に使わるので、「電話が切れない(そのままの状態)に保つ(on)」になりますが、それが、通常の会話に使われると、「頑張れよ」等の意味になったり、また、何な危険な状況にいる時は、「しっかり~につかまって」(hang on+物)となったり、hang on (real) tightというように使われる場合もあります。前にHang in there.(頑張ってね)という表現を取り上げたのを覚えておられる方もいるかと思います。

このhang onのonがupになると、つまり、hang upになると、「電話が切れる」になりますね。相手が怒って一方的に電話を切ったような場合には(あ~ありましたね~そんなこと…)Gee, she hung up on me.(「何なんだ。あの女、電話を一方的に切りやがってさ」(失言…)、みたいな)になります。

あといくつか電話で使う表現を列記します。

(on the phone)
She is on the phone now.
(彼女は今電話中です。)

(put someone through)
Put him through.
(彼の電話を回して。)

(put someone on the phone)
Put him on the phone.
(彼を電話に出して。)

((telephone) is busy)
The telephone is busy.
(電話が話し中です。)

こんなところでしょうか。ところで、携帯電話のことは英語でa cell-phoneと言います。cellは、cellularの短縮形です。では、今回はこの辺で。I will see you soon, guys. Goodbye now. nao









最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。