Buy¬=買う、なんて単語、中学校、いや、今は小学校の児童だって知ってますよね。何をいまさら…って思ってません?しかしです!この単語、買う、購買等の意味ではなく、現代政治で別の意味でとても重要な意味を持つ単語なのです!
「え〜buyでしょう。政治で重要な意味を持つなんて考えられない〜」
て、思いますよね。ではヒントです!今のアメリカの政治状況について思いをはせてください。まず、今の大統領は?
「ばかにしてません?バイデンに決まってるじゃん。」
ですよね〜。私たち、少なくとも外国に住んでいる人間にとっては当たり前のことですよね。でもね、今のアメリカの国内情勢をみると、「バイデン大統領がアメリカの大統領だ〜」て、はっきり言い切れる人は、そうですね〜いろいろな見方や統計があるのではっきりした数字はわかりませんが、私の感覚では、人口の7割〜8割の人達かな?
「ん?アメリカの現職大統領がジョー・バイデンっていうのは事実ですよね〜(戸惑い)」
はい、昨年行われた大統領選挙の結果、そうなりましたよね。でもそれは、私たちが、世界中の人達が大統領選挙結果を正当な結果と受け入れているからですよね。
「ん?誰か…まさか、アメリカ国民の2割〜3割の人たちがそれを認めていない!?」
ピンポン〜!そういうことです。
「でも誰が?」
共和党(Republican Party)の右派と言われる人達です。ていうか〜…簡単に言えば、トランプ前大統領の熱狂的支持者たちですね。岩盤支持者(hardcore supporters)とも呼ばれます。
「でもなんで認めてないの?」
はい、段々と今回の単語の話になってきましたね〜。それは、彼らがトランプの大嘘(a big lie)を信じている、受け入れているからです。大嘘とは、The 2020 Presidential Election was rigged(リッグド)(2020年の大統領選挙は八百長(不正に操作されたもの).だ。)という嘘です。そして、それを仕組んだのは、民主党(Democratic Party)だというものです。ご存知のように、トランプは大統領選挙の開票途中から、自分が不利になった時くらいから、選挙には不正がある、It is rigged.と言い始めました。そして、選挙結果が出た後もそれを認めず、アメリカでは通常、選挙に負けたと知った大統領は、勝った大統領候補に対し、負けを認めるスピーチ(concession (コンセッション) speech/敗北宣言演説)をする中、次の政権をよろしくと伝える伝統がありますが、トランプはそれをしませんでした。
それどころか、政権交代に関わる大統領職務の引き継ぎ(transition)すら長い間認めなかったのです。やっとそれを認めたかと思うと、2021年1月21日の大統領就任式(Presidential Inauguration(イノーギュレーション) Ceremony)に先立ち、1月6日にCapitol Hill(キャピトルヒル・米連邦議会)で行われた大統領選挙結果を最終的に認める儀式の日に、議会近くで大規模集会を開き、その中でやはり選挙は仕組まれたものあること(rigged)を強弁し、参加をあおり、その結果が、あのアメリカの民主主義を揺るがすCapitol Hillへのinsurrection(インサレレクション・乱入)を誘発したのです。そして、その波紋は今も残っており、アメリカ社会は、基本、共和党のトランプ支持者、極右勢力(白人至上主義者(white supremacist(シュープリマシスト)たちを含みます)と、その他の人達との溝が埋まらないままの分断社会になっているのです。あ、いかん…なんか時事英語研究シリーズの内容になってしまった〜!
「で、buyはどうなっちゃったの?」
あ、すみません…((冷汗)気持ちを切り替え…)というアメリカの分断を生む原因が、以下の言葉に如実に表されているのです。
Trump supporters bought Trump’s big lie. (トランプ支持者は、トランプの大嘘を信じたのだ。)
また、こんな言い方(buy into a lie)もあります。
A lot of Trump supporters bought into a lie from then-President Trump. (多くのトランプ支持者は、トランプ前アメリカ大統領の嘘を信じて行動したのだ。)
つまり、上記のbuyは「買う」ではなく、「信じる、受け入れる」といった意味になります。ちなみに、buy into a lieは、何らかの嘘を信じて、その理解に基づいて何らかの行動をするといった意味を持ちます。なので、1月6日のCapitol Hillのinsurrection((インサレレクション・乱入)に参加した人達は…They bought into a big lie from then-President Trump.…ということになりますね。
どうでしょう?buy…ちょっと思いがけない単語でしたでしょ?ん?そうでもない?!日本語でも、その意見、買った!とかある?…なるほど〜確かに!(ガッテン!)…ということは、語源では繋がっているんでしょうね。ま、同じbuyなのでね。ともかく、どんな覚え方でもいいので、上のような文脈でbuyに遭遇した時には、buyが「信じる、受け入れる」って意味であることを直感的にわかるようにしてくださいね。では今回はこの辺で。Did you buy my story today? Hope so. See you in the next blog, guys. In the meantime, have a good one! Nao
「え〜buyでしょう。政治で重要な意味を持つなんて考えられない〜」
て、思いますよね。ではヒントです!今のアメリカの政治状況について思いをはせてください。まず、今の大統領は?
「ばかにしてません?バイデンに決まってるじゃん。」
ですよね〜。私たち、少なくとも外国に住んでいる人間にとっては当たり前のことですよね。でもね、今のアメリカの国内情勢をみると、「バイデン大統領がアメリカの大統領だ〜」て、はっきり言い切れる人は、そうですね〜いろいろな見方や統計があるのではっきりした数字はわかりませんが、私の感覚では、人口の7割〜8割の人達かな?
「ん?アメリカの現職大統領がジョー・バイデンっていうのは事実ですよね〜(戸惑い)」
はい、昨年行われた大統領選挙の結果、そうなりましたよね。でもそれは、私たちが、世界中の人達が大統領選挙結果を正当な結果と受け入れているからですよね。
「ん?誰か…まさか、アメリカ国民の2割〜3割の人たちがそれを認めていない!?」
ピンポン〜!そういうことです。
「でも誰が?」
共和党(Republican Party)の右派と言われる人達です。ていうか〜…簡単に言えば、トランプ前大統領の熱狂的支持者たちですね。岩盤支持者(hardcore supporters)とも呼ばれます。
「でもなんで認めてないの?」
はい、段々と今回の単語の話になってきましたね〜。それは、彼らがトランプの大嘘(a big lie)を信じている、受け入れているからです。大嘘とは、The 2020 Presidential Election was rigged(リッグド)(2020年の大統領選挙は八百長(不正に操作されたもの).だ。)という嘘です。そして、それを仕組んだのは、民主党(Democratic Party)だというものです。ご存知のように、トランプは大統領選挙の開票途中から、自分が不利になった時くらいから、選挙には不正がある、It is rigged.と言い始めました。そして、選挙結果が出た後もそれを認めず、アメリカでは通常、選挙に負けたと知った大統領は、勝った大統領候補に対し、負けを認めるスピーチ(concession (コンセッション) speech/敗北宣言演説)をする中、次の政権をよろしくと伝える伝統がありますが、トランプはそれをしませんでした。
それどころか、政権交代に関わる大統領職務の引き継ぎ(transition)すら長い間認めなかったのです。やっとそれを認めたかと思うと、2021年1月21日の大統領就任式(Presidential Inauguration(イノーギュレーション) Ceremony)に先立ち、1月6日にCapitol Hill(キャピトルヒル・米連邦議会)で行われた大統領選挙結果を最終的に認める儀式の日に、議会近くで大規模集会を開き、その中でやはり選挙は仕組まれたものあること(rigged)を強弁し、参加をあおり、その結果が、あのアメリカの民主主義を揺るがすCapitol Hillへのinsurrection(インサレレクション・乱入)を誘発したのです。そして、その波紋は今も残っており、アメリカ社会は、基本、共和党のトランプ支持者、極右勢力(白人至上主義者(white supremacist(シュープリマシスト)たちを含みます)と、その他の人達との溝が埋まらないままの分断社会になっているのです。あ、いかん…なんか時事英語研究シリーズの内容になってしまった〜!
「で、buyはどうなっちゃったの?」
あ、すみません…((冷汗)気持ちを切り替え…)というアメリカの分断を生む原因が、以下の言葉に如実に表されているのです。
Trump supporters bought Trump’s big lie. (トランプ支持者は、トランプの大嘘を信じたのだ。)
また、こんな言い方(buy into a lie)もあります。
A lot of Trump supporters bought into a lie from then-President Trump. (多くのトランプ支持者は、トランプ前アメリカ大統領の嘘を信じて行動したのだ。)
つまり、上記のbuyは「買う」ではなく、「信じる、受け入れる」といった意味になります。ちなみに、buy into a lieは、何らかの嘘を信じて、その理解に基づいて何らかの行動をするといった意味を持ちます。なので、1月6日のCapitol Hillのinsurrection((インサレレクション・乱入)に参加した人達は…They bought into a big lie from then-President Trump.…ということになりますね。
どうでしょう?buy…ちょっと思いがけない単語でしたでしょ?ん?そうでもない?!日本語でも、その意見、買った!とかある?…なるほど〜確かに!(ガッテン!)…ということは、語源では繋がっているんでしょうね。ま、同じbuyなのでね。ともかく、どんな覚え方でもいいので、上のような文脈でbuyに遭遇した時には、buyが「信じる、受け入れる」って意味であることを直感的にわかるようにしてくださいね。では今回はこの辺で。Did you buy my story today? Hope so. See you in the next blog, guys. In the meantime, have a good one! Nao