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Question 12:
Can I~?とCould I~?の違いを教えてください。留学した時にCan I~?を使ったら、ホストマザーに注意されました…。(17歳、男子高校生(のつもり))
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Answer:
そう、注意されたんだ。実は僕も同じ経験があるんだよ。僕の場合は、26歳くらいだったかな?アメリカの研修旅行に生徒を連れて行った時に短期のホームステイがあってね。ある時、そこのお父さんとお母さんが一緒にいた時に、僕がお父さんに、「これ、使ってもいいですか?」という気持ちで、「Can I use this?」って言ったのね。そしたら、お父さんは「Sure.」って言ってくれたから、あ、いいんだ、って思ってたら、お母さんが僕を手招きするわけ。「ん、なんだろう?」と思って行ったら、お母さんが小さな声で「Nao, you should say, not Can I, but Could I, or, better yet, May I. Okay?」って言うのね。最初は「ん?」って思ったけど、すぐに、「あ、そうか!」と思って、ちょっと恥ずかしくなったって経験があるんだ。君の場合も同じ様な感じ?
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えぇ、そうなんです。僕の場合は、ホストファミリーのお姉さんから言われました。僕と同じ歳のBillyって男の子がいて、いつも「Can I~?」って両親に言ってたんで、僕も同じように言っただけなんですけど。何で僕はそれを使っちゃいけないんですか?
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誰かにものを頼む時、日本語では、「してもいいですか?」「してもよろしいですか?」と、丁寧な言葉を使うよね。もちろん、家族にはそんなこと言わないけどね。もし、言ったら、「あんた、何か魂胆があるんでしょ。」て、言われちゃうよね、きっと(笑)。家族にはいつもなんて言う?
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まあ、「していい?」かな?
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そうだね。「していい?」を英語で言うと、「Can I~?」で、「してもいいですか?」が、「Could I~?」あるいは、もっと丁寧に許可を求める気持ちが強い場合は、「May I~?」を使う。ここまでは、いいよね。
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はい。つまり、Billyは家族同士だったから「Can I~?」でよかったけど、僕は他人なので、丁寧な言葉を使わなければいけなかったってことですよね。でも、それを僕が使ったら、相手にはどう響くんですか?
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そうね~。厚かましい、無遠慮(presumptuous)な子って感じかな?英語は日本語みたいに丁寧語といった特別な言葉はないから、いつも結構フランクな、遠慮のない(direct)言葉って思われがちだよね。だけど、英語にも相手に丁寧に響く言葉っていうのはあって、特に誰かに何かを頼む時には丁寧に、また、遠慮しながら頼む必要があるわけで、その時に使われるのが、助動詞の歴史的過去形って言われる、この場合はcouldだね。
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歴史的過去形?couldはcanの過去形じゃないんですか?
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この場合は違うよね。だって、「私は~をしましたか?」って聞いてるわけじゃないよね(笑)?「I could not do that.」だと、過去形だけどね。同じものとしては、willとwouldがあるね。これもcanとcouldと同じで、wouldを使った方が、willよりもっと丁寧に響くというわけ。ここで質問なんだけど、例えば、「Could you help me with this problem?」て聞かれた時、「いいよ」て言いたいんだけど、どう答える?
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楽勝です。「Could you~?」なんですから、答えは「Yes, I could.」ですよね。
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ん~ファイナルアンサー?いや、冗談、冗談(笑)。答えは、ブー!です。答えは「Yes, I can.」なぜ?質問する側は、相手に失礼になってはいけないと、直接的な言い方をせず、遠慮がち、つまり、ぼやけた意味合いを持つ歴史的過去形と言われる助動詞のcouldを使う。しかし、それに答える人は、はっきりした答えが期待されているわけだから、canを使うわけね。でも、もし相手が「Yes, I could.」と言ったとします。さあ、君はそれをどう理解する?
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え!だって、「いいよ」の時はそうは言わないんでしょ。じゃあ、言わないんじゃないですか?え、超わかんないんですけど?
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そう、「いいよ」って意味ではないよね。でも、そう言うこともあるわけ。その時は、canをぼかした意味で、つまり、いいんだけど、できるけど…て感じで使われる。はっきり言わない、っていうのは歴史的過去形が持つ意味合いだから、それは納得でしょ?だから、そんな歴史的過去形の助動詞は、物事を仮定する文に使われるのね。つまり、「(~だったら)そうすることが出来るのに」とか「(~だったら)そうするだろうに」とかね。そうすると、「Yes, I could.」の意味は?
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え~、もし~だったら、手伝ってあげることは出来るけど、て感じですか?
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そう。例えば、「今はちょっと手が離せないけど、2、3分待ってくれたら手伝ってあげるけど」みたいにね。
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なるほど…。could とかwouldって仮定の意味を表すんですね。あ、じゃあぁ、Would you tell me about 仮定法?I do not understand it.
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I would do that, if I had time today. 次の機会を乞うご期待、ということで。That is all for today. Goodbye, guys!![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/sayonara.gif)
(End of Story)
Question 12:
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Answer:
そう、注意されたんだ。実は僕も同じ経験があるんだよ。僕の場合は、26歳くらいだったかな?アメリカの研修旅行に生徒を連れて行った時に短期のホームステイがあってね。ある時、そこのお父さんとお母さんが一緒にいた時に、僕がお父さんに、「これ、使ってもいいですか?」という気持ちで、「Can I use this?」って言ったのね。そしたら、お父さんは「Sure.」って言ってくれたから、あ、いいんだ、って思ってたら、お母さんが僕を手招きするわけ。「ん、なんだろう?」と思って行ったら、お母さんが小さな声で「Nao, you should say, not Can I, but Could I, or, better yet, May I. Okay?」って言うのね。最初は「ん?」って思ったけど、すぐに、「あ、そうか!」と思って、ちょっと恥ずかしくなったって経験があるんだ。君の場合も同じ様な感じ?
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誰かにものを頼む時、日本語では、「してもいいですか?」「してもよろしいですか?」と、丁寧な言葉を使うよね。もちろん、家族にはそんなこと言わないけどね。もし、言ったら、「あんた、何か魂胆があるんでしょ。」て、言われちゃうよね、きっと(笑)。家族にはいつもなんて言う?
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そうだね。「していい?」を英語で言うと、「Can I~?」で、「してもいいですか?」が、「Could I~?」あるいは、もっと丁寧に許可を求める気持ちが強い場合は、「May I~?」を使う。ここまでは、いいよね。
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そうね~。厚かましい、無遠慮(presumptuous)な子って感じかな?英語は日本語みたいに丁寧語といった特別な言葉はないから、いつも結構フランクな、遠慮のない(direct)言葉って思われがちだよね。だけど、英語にも相手に丁寧に響く言葉っていうのはあって、特に誰かに何かを頼む時には丁寧に、また、遠慮しながら頼む必要があるわけで、その時に使われるのが、助動詞の歴史的過去形って言われる、この場合はcouldだね。
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この場合は違うよね。だって、「私は~をしましたか?」って聞いてるわけじゃないよね(笑)?「I could not do that.」だと、過去形だけどね。同じものとしては、willとwouldがあるね。これもcanとcouldと同じで、wouldを使った方が、willよりもっと丁寧に響くというわけ。ここで質問なんだけど、例えば、「Could you help me with this problem?」て聞かれた時、「いいよ」て言いたいんだけど、どう答える?
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ん~ファイナルアンサー?いや、冗談、冗談(笑)。答えは、ブー!です。答えは「Yes, I can.」なぜ?質問する側は、相手に失礼になってはいけないと、直接的な言い方をせず、遠慮がち、つまり、ぼやけた意味合いを持つ歴史的過去形と言われる助動詞のcouldを使う。しかし、それに答える人は、はっきりした答えが期待されているわけだから、canを使うわけね。でも、もし相手が「Yes, I could.」と言ったとします。さあ、君はそれをどう理解する?
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そう、「いいよ」って意味ではないよね。でも、そう言うこともあるわけ。その時は、canをぼかした意味で、つまり、いいんだけど、できるけど…て感じで使われる。はっきり言わない、っていうのは歴史的過去形が持つ意味合いだから、それは納得でしょ?だから、そんな歴史的過去形の助動詞は、物事を仮定する文に使われるのね。つまり、「(~だったら)そうすることが出来るのに」とか「(~だったら)そうするだろうに」とかね。そうすると、「Yes, I could.」の意味は?
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そう。例えば、「今はちょっと手が離せないけど、2、3分待ってくれたら手伝ってあげるけど」みたいにね。
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I would do that, if I had time today. 次の機会を乞うご期待、ということで。That is all for today. Goodbye, guys!
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(End of Story)