表現70)I will spell it out for you.(私がはっきり言ってあげるわ)
スペル(spell)っていう単語は皆さんご存知ですよね。「で、その単語のスペルは?はい、君!」とか学校時代によく言われましたよね、先生に。スペル、つまり、「つづ(綴)り」ですよね。そしてそれが動詞なので、「字をつづる」あるいは「字を正しく書く」とかの意味になります。ですから、spell it で「それを正しく書く」という意味になりますよね。でも、今回の表現の場合は、その後にout がありますね。out が「外に」「外へ」「外に出す」という意味を持っているのは皆さんもご承知の通りです。
そうすると、spell it out ですから、「それを正しく書いて出す」みたいな意味になりますよね。でも、人と話をしていて、いきなり何かの単語のつづりを言う…な~んてことは、普通はないですよね。でも、日本語でも「つづる」っていうと、書くばかりじゃなく、言葉に出すことを意味することもありますよね。英語でも同じで、会話の中でspell it outと言うと、「それを正しく言う」→「はっきり言う(説明する)」という意味にもなります。
「じゃあ、speak clearlyとどう違うの?」というご質問…ごもっともです。speak clearly は、何かを話していて、その話しぶりがはっきりしない、ごちゃごちゃしている…だから、もっと明快に話すことを意味します。一方、spell it out の方は、spellのもともとの意味が、アルファベットを一語一語、はっきりする(書く)という意味があることから、何らの内容を、隠し立てすることなく、すべてはっきりする(言う)という意味になり、そういう意味では、日本語の「洗いざらい言う」的な意味を持ちます。別のいい方をすると、「一つ残さず(包み隠さず)すべてを言う」また「一から十まで(隠さずに)言う」という感じですかね。
ですから、もし、あなた(男)が、女性から「Spell it out!」と言われたら、「全部言っちゃいなさいよ!」と言われたことになるわけで、この状況、ちょっと怖いことになるわけです。男性諸君、そんなことを言われないように、事はうまく隠すように…あ!違った(ヤバい)…正直になるようにね(ふ~)。ちなみに、spell には、「魔法」と言う意味もあります。その意味で使う場合は、cast /put a spell on(誰かに魔法をかける)という言い方をします。頭のどこかに置いておくと、その手の映画を見ている時に「あ、あの言い方だ!」って思うことがあるはずですよ。お楽しみに…。
では、本題に戻って、今回の表現を実際の会話(?)の中で確認してくださいね。では、いつもの言葉で…アブラカダブラ~(あ、spell じゃなかった…すみません)Here you go!
Jinny: Sam, I called you a couple of hours ago. Why didn't you answer the phone?
(サム、2、3時間前に電話したんだけど、どうして出なかったの?)
Sam: Oh, really? I didn't know that. I was driving, so I turned it off.
(あぁ, そうだったんだ。それは知らなかったな~。運転してたからさ、電源切ってたんだ)
Jinny: Do you turn off your cell phone when you drive?
(運転する時にケイタイの電源切るんだ)
Sam: Well, usually, I don't do that, but, this time, obviously, I did it for some reason.
(そうね~、いつもはしないけど…でも、今回は…実際に、なんかの拍子に、そうしちゃったみたいだね)
Jinny: For some reason, huh?
(なんかの拍子にね~)
Sam: What are you thinking? Are you saying that I was dating someone and I turned it off because of that?
(何考えてるの?まさか、僕が誰かとデートしてたから、だからケイタイの電源を切っていたとでも言いたいわけ?)
Jinny: That's exactly what I'm saying. Since you do not tell me the truth, I will spell it out for you, Sam. Listen very carefully.
(そう、まさしくそう言いたいわけね。あなたが本当のことを言わないなら、私がはっきり言ってあげるわ、サム。よ~く、聞くのよ。)
Sam: May I sit down?
(座っても…いいかな?)
Jinny: No, you CANNOT.
(い~や、ダメ!)
おやおや、この会話、どうも、もっと長く続きそうですね~。でも、皆さんにお付き合いいただくのも心苦しいので、今回はこの辺で…。(サム、頑張れ!)あ、心の声、聞こえました? 「Spell it out!」 はい、すみません…でも今回の表現は、しっかり理解できたみたいですね。よかった(冷汗)。Then, see you in the next story, folks. Have a good one. Nao
スペル(spell)っていう単語は皆さんご存知ですよね。「で、その単語のスペルは?はい、君!」とか学校時代によく言われましたよね、先生に。スペル、つまり、「つづ(綴)り」ですよね。そしてそれが動詞なので、「字をつづる」あるいは「字を正しく書く」とかの意味になります。ですから、spell it で「それを正しく書く」という意味になりますよね。でも、今回の表現の場合は、その後にout がありますね。out が「外に」「外へ」「外に出す」という意味を持っているのは皆さんもご承知の通りです。
そうすると、spell it out ですから、「それを正しく書いて出す」みたいな意味になりますよね。でも、人と話をしていて、いきなり何かの単語のつづりを言う…な~んてことは、普通はないですよね。でも、日本語でも「つづる」っていうと、書くばかりじゃなく、言葉に出すことを意味することもありますよね。英語でも同じで、会話の中でspell it outと言うと、「それを正しく言う」→「はっきり言う(説明する)」という意味にもなります。
「じゃあ、speak clearlyとどう違うの?」というご質問…ごもっともです。speak clearly は、何かを話していて、その話しぶりがはっきりしない、ごちゃごちゃしている…だから、もっと明快に話すことを意味します。一方、spell it out の方は、spellのもともとの意味が、アルファベットを一語一語、はっきりする(書く)という意味があることから、何らの内容を、隠し立てすることなく、すべてはっきりする(言う)という意味になり、そういう意味では、日本語の「洗いざらい言う」的な意味を持ちます。別のいい方をすると、「一つ残さず(包み隠さず)すべてを言う」また「一から十まで(隠さずに)言う」という感じですかね。
ですから、もし、あなた(男)が、女性から「Spell it out!」と言われたら、「全部言っちゃいなさいよ!」と言われたことになるわけで、この状況、ちょっと怖いことになるわけです。男性諸君、そんなことを言われないように、事はうまく隠すように…あ!違った(ヤバい)…正直になるようにね(ふ~)。ちなみに、spell には、「魔法」と言う意味もあります。その意味で使う場合は、cast /put a spell on(誰かに魔法をかける)という言い方をします。頭のどこかに置いておくと、その手の映画を見ている時に「あ、あの言い方だ!」って思うことがあるはずですよ。お楽しみに…。
では、本題に戻って、今回の表現を実際の会話(?)の中で確認してくださいね。では、いつもの言葉で…アブラカダブラ~(あ、spell じゃなかった…すみません)Here you go!
Jinny: Sam, I called you a couple of hours ago. Why didn't you answer the phone?
(サム、2、3時間前に電話したんだけど、どうして出なかったの?)
Sam: Oh, really? I didn't know that. I was driving, so I turned it off.
(あぁ, そうだったんだ。それは知らなかったな~。運転してたからさ、電源切ってたんだ)
Jinny: Do you turn off your cell phone when you drive?
(運転する時にケイタイの電源切るんだ)
Sam: Well, usually, I don't do that, but, this time, obviously, I did it for some reason.
(そうね~、いつもはしないけど…でも、今回は…実際に、なんかの拍子に、そうしちゃったみたいだね)
Jinny: For some reason, huh?
(なんかの拍子にね~)
Sam: What are you thinking? Are you saying that I was dating someone and I turned it off because of that?
(何考えてるの?まさか、僕が誰かとデートしてたから、だからケイタイの電源を切っていたとでも言いたいわけ?)
Jinny: That's exactly what I'm saying. Since you do not tell me the truth, I will spell it out for you, Sam. Listen very carefully.
(そう、まさしくそう言いたいわけね。あなたが本当のことを言わないなら、私がはっきり言ってあげるわ、サム。よ~く、聞くのよ。)
Sam: May I sit down?
(座っても…いいかな?)
Jinny: No, you CANNOT.
(い~や、ダメ!)
おやおや、この会話、どうも、もっと長く続きそうですね~。でも、皆さんにお付き合いいただくのも心苦しいので、今回はこの辺で…。(サム、頑張れ!)あ、心の声、聞こえました? 「Spell it out!」 はい、すみません…でも今回の表現は、しっかり理解できたみたいですね。よかった(冷汗)。Then, see you in the next story, folks. Have a good one. Nao