今、開催中の「東京モーターショー」は東京ビックサイトでやっているんですね。
今年の夏のグループ展の時にビックサイト前をただ通過してきましたが、昔は幕張メッセでやっておりまして一度見に行った事がありました。時はバブル、BMWが六本木のカローラなんて言っていた頃、世界中のメーカーが日本のシェア獲得に血眼になっていたものでした。青い私は、車の事よりハイレグのコンパニオンのお姉さんに眼を奪われたものでした。自分の若い頃は、男は車が好きなのが当り前でありました。ホンダのCR-X、トヨタMR2と乗り継ぎ、公私共に世話になった愛車でありましたが、ここ10数年は、車などは、全く疎くなってしまいました。
今年のモーターショーで久々に「おっッ」と思う車がありました。トヨタとスバルの共同開発の「86」「BRZ」です。若い頃、雪道を39Rの飛び出したスパイクタイヤでアスファルトをガシャガシャ削りながらドリフトして遊んだ友人の愛車、AE86レビンの再来です。映像で見れば見るほどカッコよく見えてくるのです。FRらしい形ロングノーズショートキャビンが美しいんだよ~。
エコカ-やファミリーカーが主流で、スポーツカーが一般消費者に受け入れられなくなって久しからずや。今の若い衆は、車なんかより、携帯やITの方に興味がいっているようですな。いや、車にお金をかける余裕がないのかもなぁ。未来が見えない寒々とした世の中だからなぁ。可哀想と思うべきなのかもしれん。
でも、メーカー側もスポーツカーを造らないと、「クルマ」がダメになってしまうと、昨今の車事情から痛感したらしいです。
その苦肉の策がトヨタとスバルの名前が入ったエンジンカバーに結ばれるのです。これは相当、稀な事らしいです。やっぱり。
なんか胸が締めつけられ、涙が出そうです。
「ツバメよ~とおい空から~」中島みゆきの地上の星(プロジェクトX)が聞こえてきそうです。
水平対向エンジンの低重心のコーナリングは、さぞエキゾーストを心地よい音色にするであろう。