窯を冷ましております。
昨日の朝の窯の温度
今朝の窯の温度
初窯を終えた昨日から今朝まで、
窯の様子見と片付けを2時間。
それと、
晩飯を食べた以外ずっ~と寝ておりました。
こんなに寝れるなんてビックリです。
と言うより、もうすぐ49才アラフィフ、体力低下が著しい。基から鍛え直します。
念願の初窯、
上手くいった窯焚きだったと思います。
最初から、狙っていたリスクの範囲の焼きには収まっており、自分でも良くやったと言えます。
課題が、たくさん見えてきています。
やはり、もっともっと相当な準備が
必要であり、そのノウハウは、これから蓄積されていくのだと思います。
焼成データをまとめて、次の窯に繋げたいと思います。
◯ここからの内容は、ちょっと解りづらいかも。
攻め焚きに入っての、
窯のあまりの調子の良さにも惑わされ、
窯の、火前が何と!ゼーゲル9番(1280度)完倒で焼け過ぎ。
後ろは、7番が半倒(1230度)で、
温度が上がらない状態でした。
当然、入った作品を、うまく焼けたとは、やはり、言えない感じです。
あと1日続ければ、後ろが焼けるかと思いますが、火前の作品をだめにしてしまいます。「過ぎたるは及ばざるが如し」。
後ろの半溶けは、次の窯に入れます。
ただ、その真ん中は大丈夫なわけで、1ヶ所、良く焼けてる事を期待しております。
脇ざしからの 薪の投入、
2室の抑えのやり方も、今後の課題で、
この2つが、窯の中の温度差を縮める鍵だと思います。
脇ざしからの薪の投入は、燠で作品を埋めるのが目的だったのですが、最初、細割りの薪を左右20本づつ入れていたら、たちまち黒っぽい燠でいっぱいになり、後ほど、燠を減らしてから、5~6本に変更。
もっと早い段階から始めれば昇温効果が得られたのかもしれません。
抑えとは、
2室目に薪を投入して狭間穴で薪を燃やすことで炎の出口を塞ぎ、
焚いている1室目の炎を窯内で回して温度差を縮める事です。
これも私が寝ている間に、途中からやらなくなってしまいました。効果が見られなかったための判断かと思います。
難しいところです。
迷いの中、疲れのため思考が鈍り
決定が遅れます。そうすると、
色んな人が、色んな事を言います。
「こう焼けばいい、これではダメだ」
でもそれが、必ずしも正解ではないのです。それもそのはず、私自身も正解を知らないのですから。
それが初窯です。
"登り窯"復活の軌跡 深山焼