どれほど復興しているものだろうかと、津波被害にあった仙台市の沿岸部地区を訪れてみました。
うず高く積まれたガレキと煙を上げる処理場が稼働しておりました。
コンクリート基礎だけ残る住宅地には慰霊塔が建てられ、献花して手を合わせる人々の姿がありましたが、線香の香りの他は昨年との変化はあまり感じる事ができませんでした。
まだ手付かずの建物、頭上の浸水ラインには、改めて1000年に一度の自然の脅威に遭遇した事実に、身がこわ張る程の恐怖を感じます。
ここに来ると、犠牲になった多くの人々への想いと、自分自身について問い考える事ができます。
答えは出ないのですが・・・・
海辺に多くの車と人の姿を見つけて、日曜日と重なった11日だから
何か鎮魂の集まりをしているのだろうか?・・・
と元住宅街の目の前に行ってみると、数十人の男女がおります。
それは、サーフィンをしに来ている人々でありました。
「この寒空に・・・・」
けっこうでかい大波に向かうサーファー。
善し悪し、ある意味、確実に「復興」を感じられました。