ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

帰ってきたマイ・ブラザー4(ネタバレあり)

2023-05-29 15:05:00 | ライブ
高橋克実さんが「アテ書きの成功例」とおっしゃったマギーさんの脚本ですが
役者さん同士が、お互いに以前から共演を重ねておられるようだし
奥さんから観劇の模様を聴いた限りでは、かなりアドリブが効いてるのかな?と思いきや

「ナンかね、アドリブに聞こえるんですけど、そこまでアドリブはないですね」と高橋さん
「まっ、個性が渋滞してる感じ(笑)…マギーがアテ書きしてくれてるんで…
強烈過ぎて、みんなの個性が、ホントに…(笑)
その辺がやっぱり…アドリブに聞こえるんだとは思うんですけど…

まあ、峯村(リエ)さんと(池谷)のぶえちゃんが強力なんですよ!(笑)
パンチが効いてて…パンチが効き過ぎて、豊さんが壊れるトコが、何ヵ所かあります!(笑)
この2人がね、もうホント強力なんで、本番中に豊さんが耐えられない時があって
『大丈夫ですか?』みたいな箇所が、何回か出る日もあります(笑)」と明かされてますが(笑)

奥さんは、水谷さんが笑いを堪えきれずに吹き出されたり(笑)
笑いを含んだ声でセリフを口になさってる途中で、自らNGと判断されたのか?
元の立ち位置まで戻って、言い直されたり(笑)
段田さんの膝の上に腰を降ろすトコで、座り損ねられ、ステージの床に尻餅をつかれたり…
といった場面を目撃した時は、いつも女優陣が絡んでいらしたことに気づいたらしい(笑)

その強力なパンチ力をお持ちのお二方が、4兄弟の熱烈なファンとして登場なさるシーンで…
マネージャーが、4兄弟に、復活ライブ開催のために尽力してくれたファンの方ですと紹介し
ファン姉妹には「どうぞ!」と楽屋へ入るよう促すも
2人は、敷居の向こうで「ムリムリ!ムリムリ!」と尻込み(笑)

ハジメからも重ねて促されると、4人の方を見ないように顔を背けたまま
抜き足差し足忍び足で、そーっと敷居をまたいで楽屋に入り(笑)
…って、奥さんは「もしも自分が甲斐さんの楽屋に招かれたら…?」と想像して
「イヤイヤ!ムリムリ!ムリムリ!」と大いに共感を覚えたそうだけど(笑)

意を決した2人が、4兄弟の方を振り返った途端に「キャーッ!」と悲鳴を上げ
手にしていた紙テープを投げるわ、油紙に火が点いたかの如く、一方的に語り出すわ…で
「イヤ!こういうファンの人もムリムリ!ムリムリ!(笑)」と大笑い(笑)

4兄弟は、ちょっとたじろぎながらも、40年間ずっと、擦り切れるほどレコードを聴き
自分たちのことを忘れずに復活を待っていてくれたファンの思いが嬉しかったみたいで
「ずいぶん年を取っちゃいましたけどね(笑)」と照れ隠しで返すと
姉妹は、口を揃えて「あの頃と全然変わってないです!」とガチで応え(笑)

ジャニーズや若手男性演歌歌手の方のライブ会場などでよくお見かけするような
推しメンバーの写真入り手製うちわをかざすと
そのうちわの裏には、本当に役者さんご本人のお若い頃の写真が…!?(笑)

ちなみに…峯村リエさん演じる姉の推しは(水谷さん?と)高橋さん
池谷のぶえさん演じる妹の推しは、段田さん(と堤さん?)との設定らしい?
…って「信二兄ちゃんのファンなんて奇特な方だ(笑)」とのセリフがあったそうですが…(笑)
そうそう!峯村さんが長身でいらっしゃるので、池谷さんと並んでお立ちになると
奥さんは「阿佐ヶ谷姉妹とカブっちゃう」とクスクス(笑)

ビジュアル系担当だったという(笑)長男と四男の若い頃の写真…
「傷だらけの天使」の頃の水谷さんに「おお~っ!」とか(笑)
スタントマンをなさっていた?頃の堤さんに「わあ~!」といった声が上がり
ホントに、あまりお変わりない段田さんも「うん!うん!」って感じだったみたいだけど

高橋さんだけは「全然変わってないです!」というセリフが
「ファンならではの目線」としか受け止められないくらい(失礼!)毛量豊かな頃のお写真で
こんなご時世に、人の容姿を云々するのはちょっと…と思いつつ笑ってしまったんだとか…(苦笑)

4兄弟はそれぞれに「参ったなあ…(笑)」などと言いながら
この姉妹のように、自分たちの復活ライブを楽しみに待っているファンが大勢いるんだ!
…と、まんざらでもない様子だったものの
いったん退室した姉妹が、すぐに戻って来て「実は…」と
チケット発売日に売れた100枚は、自分たちが50枚ずつ購入したことを告白(苦笑)

しかも、その後は1枚も売れていないと知って
実質、2人だけのためにライブを行なうのはムリ!となり
長男以外の3人は、早々と荷物を持って帰ろうとする…って
裕三なんて「今日の交通費は貰うからな」と言い出す始末…(苦笑)

そこへ、姉の目を盗んで、妹だけが戻って来て
姉が近々、ブラジル人と結婚して移住する予定だと明かし
その前に、どうしてももう一度「ブラザー4」の歌が聴きたいと
予定通りにライブを開催してくれと懇願したり

姉は姉で、毎日毎日、妹と一緒にレコードを聴きまくり
そのレコードが擦り切れて聴けなくなると、2人で一緒に歌いながら
いつかまた4兄弟の歌が聴ける日が来ることを信じ、その夢を支えに生きて来たと話したり

…って、奥さんは、この場面を拝見し、1986年に甲斐バンドが解散した際に
甲斐さんがソロとして活動をお続けになることが発表されていたから
自分でもちょっと意外なくらい、淡々と「解散」を受け入れることが出来たことを思い出し
また、そのソロデビューから35年間ずっと甲斐さんが活動を続けていらっしゃることに
「もう感謝しかない!」と、つくづく思ったんだとか…(笑)

それはともかく…この姉妹の熱い思いに加え、グダグダな動画を見た人や
ペリーさんの、ほぼほぼディスリのラジオ番組を聴いた人までが
続々と会場に詰めかけて来たらしく、俄然やる気になったブラザー4の面々…
が、40年前に着用していた真っ赤なスーツに着替え、鏡の前に立ってみると
「老けたのが、より強調されるなあ」と苦笑い(笑)

そうそう!おそらく?4兄弟がステージでリハーサルを行なっている間に
寺脇康文さん演じるマネージャーが、楽屋のパイプ椅子を片付けたり
箱から、その真っ赤なスーツを取り出したりする場面は
かつての衣装を愛おし気に眺めるといった、表情だけのセリフのない場面だったようですが

そんな雑用をテキパキとこなされている寺脇さんの動きが
見ていて心地良いほどリズミカルでいらしたので
「甲斐さんが、寺脇さんの動きがイイと言ってたのは、このことかな?」と思ったらしい(笑)

もっとも、そのあとのライブ会場の場面で
寺脇さんのダンスを拝見して、更にビックリすることになるんだけど(笑)
高橋さんによれば…「寺脇さんが踊る時、自然と4人が舞台の後方に下がるんですよ
そうすると、踊ってる寺脇さんが見えるから(笑)」…ってくらい素晴らしいみたいです♪

ちなみに…この「コーラスグループ」という設定について
段田さんは…「顔馴染みのメンバーが揃っていて楽しいし
覚えるのが大変な難しい台詞もないし、今回はとても気楽でいます

ただ、元コーラスグループのお話なので、歌わなくちゃいけない
さすがに口パクで逃げる訳には行かなくて苦しんでますけど
これが、なかなかカッコいい曲でね、まあ、素人が歌っても、そこそこ聴いて頂けるものに
スタッフの力でなるようでして、その辺は企業秘密です(笑)」と話されていたんですが(笑)

高橋さんによれば…「最初は、まっ、リードボーカルが豊さんって聴いてたんで
僕らは、その『ワワワワ~』『ウォォォ~』とか言えばいいと安易に考えていたんですけど
『ワワワワ~』って言うだけでも、とっても難しくて、ホントに…

挙げ句に、ちょっと部分…振られたんですね、歌詞を…パートを…だからもう大変でした!
まっ、豊さんはもう、歌の方でもプロですから…ツアーもね、ずっとやられてますし
段田さんもね、意外にね、歌上手いんですよ!(笑)声がイイですから…

問題は、私と堤くんで…堤くんは振り付けはすぐ覚えるけど、歌は僕より大変だったと思います
特に、真ちゃんだけは、1人でパートが…
わりと低めのパートなんで、苦戦を強いられておりました」と
甲斐さんが褒めていらした「ものすごく甘い、良いバリトン」は難産の末に生まれたみたいですね?

「一番足を引っ張ったのは、この私で…
練習してる時に…『♪三男坊~♪』って言う(歌う)だけなんですよ?
僕、1回、ホントにドキドキして『♪ナンナン坊~♪』って、言った(歌った)んですよ
ナンナン坊か判らなくなっちゃって…(笑)」…って、パーソナリティーのmemeさんから
「『ナンナン坊~』はないわ~!(笑)」とツッコまれていらっしゃいました(笑)

「あと、コーラスグループなんで、一応ナンか、うっすらと振りがあるんですよ
そんな激しい踊りじゃないんですよ?激しい踊りじゃないんですけど
コーラス(グループ)って、揺れてるじゃないですか?(笑)

ただ揺れてればいいのかなと思ったら、ナンかこう…手を上から下げて来たりとか
こう…(指を)鳴らしたりするじゃないですか?
指鳴らしたりするタイミングとかも、ちゃんと裏打ちしなきゃいけなかったりすると難しいんですよね
どうしても、こう…手拍子の世代ですから…」と話された時には

ミヨちゃんのラブリーパートナーで、大阪在住のシンガーソングライター・近藤夏子さんが
「1,3でコネるタイプの手拍子でね?(笑)
でも、コーラスグループの1,3はイヤです(笑)
やっぱり、2,4の裏で…コーラスグループは、それの方がいいと思います」とコメント…って
甲斐さんが「2,4でくれ」とおっしゃったというアノ曲も…以下省略(笑)

「途中で、まっ、踊りだけのソロみたいなのがあるんですよ、振りだけの(部分が…)
それ、マイクの前に出て行って、4人で…
それが、ナンか、ちょっとカッコ良く踊って、また戻るみたいな…
たぶん、2エイトくらいしかないんですけど…

もうそこ(の部分)が来ると、全員がもう、ナンかこう…顔が青白くなっちゃって…(笑)
振り付けの先生が『大丈夫ですかあ?皆さん、ナンか
病院で(診察を)待ってる人みたいになってますけど、大丈夫ですか?』って…(笑)

あと、僕、マイク(スタンド)をね、斜めに倒して、前に出るポーズなんですけど
稽古場では出来ていたステップが、本番前に出来なくなって、怒号が飛びました(笑)
寺脇さんの徹底指導があって、本番の最初の1週間で直りましたけど…(笑)」と明かされていて

プログラムに掲載されている「稽古場レポート」にも…
「自身のヒット曲で紅白出場経験も持つ水谷豊はともかくも
次男坊~四男坊は、若干、目も泳ぎ気味で序盤の歌稽古に臨んでいる
時には、みっちり歌稽古のみの日もあり、なかなかの本気モードだ

『♪四男坊~三男坊~次男坊~長男坊が…♪』と被せて行くパートが楽しい
『スゴイ!奇跡のコーラスが聴けた!』と
褒め上手な歌唱指導の先生に乗せられて、まんざらでもない4兄弟
『ただ、♪シュビドゥワ~のところが、時折疲れた♪シュビドゥワに聞こえるから
そこは楽しく行きましょう!あとは全体に、もう少しハツラツ感が出るといいかな』

ハツラツ感という手強いお題に苦笑しつつ、振りも加わって更なるハードルが…
四男坊・堤真一が『♪ボンボンボンは出来たけど、振りを忘れた…』
次男坊・段田安則と、三男坊・高橋克実は
足の動きが曲に全く合わなくなり、振りがグダグダ…笑いが止まらない
『俺たち、コミックバンドに走ってない?』と長男坊・水谷豊の言う通り…

振り稽古を観ていた寺脇康文が『皆さんプロなんでね
本番になれば絶対に自然になりますよ!今はみんな真顔だけど…(笑)』
その寺脇と、峯村リエ、池谷のぶえも加わってのカーテンコールは
GSを代表するノリの良いあのナンバー…ここはテンポも速く、振りも何かと手数が多い

軽やかにキレの良いステップを踏む寺脇を横目に
やや盆踊りっぽいブラザー4の一角が気になるが…」…って
このGSのナンバーというのが、ナンと!スパイダースの「バン・バン・バン」!?(笑)
でも「一角」の方々も「♪とぼけた顔して♪」(失礼!)完コピなさっていたんだとか…(笑)

「また、ある日の『マイ・ブラザー』の振り稽古では
間奏でマイク前に出て来るパフォーマンスについて、振付の本間憲一から
『皆さん、死刑台に上がるみたいな負のオーラが…』と指摘され

『わかる!』と爆笑しながら膝から崩れ落ちる4人
『前に行きたくないって気持ちが出ちゃってます
マイケル・ジャクソンみたいに、どうだ!俺を見ろ!って感じでお願いします!』」
…と記されていて、大変そうな歌唱と振り付けのレッスンも
「兄弟愛」で乗り切られたんだなあと…?(笑)
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