ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

帰ってきたマイ・ブラザー5(ネタバレあり)

2023-05-30 14:24:00 | ライブ
さて、舞台のストーリー進行とは話が前後しておりますが(苦笑)
このブラザー4の中で最も「再結成」を望んでいたのが、水谷豊さん演じる長男のハジメなら
一番「モヤモヤ」を抱えていたのが、堤真一さん演じる四男の四郎みたいで

兄たちは、集客に結びつくような、かつてのエピソードは一向に思い出さないのに
どうでもいいような「もみじ饅頭事件」を追求したりしていたのが
「ところで、俺たち、ナンで解散したんだっけ?」…って
そこも忘れてるって、ある意味スゴイけど(笑)
実は、四郎が「辞めたい」と言ったことが理由だったと判明…

まあ、16歳の高校生が、訳も判らないまま、兄ちゃん達に引っ張られて
レコードをリリースしたり、口パクとはいえライブをやったり、テレビやCMに出演したり
…と、一躍スターダムにのし上がったあと、徐々に仕事が減って来て、将来が不安になり
元々、華やかな芸能の仕事に向いていないと思っていたこともあっての決心について話す際

意外なことに、まず一番最初に耳を傾けてくれたのが、段田安則さん演じる信二兄ちゃんで
高橋克実さん演じる裕三兄ちゃんは「今だから言うけど、解散の話が出た時は正直ホッとした
俺には、ハジメ兄ちゃんみたいな音楽の才能はないし…
あの時、お前が言い出さなくても、いずれ俺が言い出したと思う」と明かし

今でも音楽に携わり続けているハジメも、四郎が一番モヤモヤしていたこと…
「自分が解散を言い出したせいで、兄ちゃん達の人生を大きく変えてしまったんじゃないか?
あの時、自分が解散を口にしなければ、もっと素晴らしい人生が待っていたんじゃないか?」

…を笑い飛ばし、兄弟それぞれ、現在の仕事はそのままに
1ヶ月に1度くらいの割合で、デイケアハウスや健康ランドなどで歌うという
純烈っぽい?(笑)活動を行なうことが決まって
40年ぶりに晴れ晴れとした気分になるようですが

残念ながら、今回のライブは、四郎だけ16歳の時の音源で口パクという訳に行かず…(苦笑)
まあ、40年前とは言っても、当時さんざん耳にした
「マイ・ブラザー」なら「歌える!」ということで、問題はクリア(笑)

堤さんご自身は、この四男坊を演じられるにあたって…
「周りは頼れる先輩、顔見知りの役者さんばかりで、役柄は四男坊
これほど気楽な…って言ったら怒られるかも知れませんけど
楽しみしかないなと思って稽古場に入りました

マギーが、役者へのアテ書きみたいな台本を書いてくれたから、本読みの時点で爆笑でしたね
ただ、四郎は読めば読むほど、マイナス思考なヤツなんですよ
まあ、心配性なところは、自分と似ているかも知れないなと思うので
そのあたり、マギーに見透かされているのかも知れません(笑)

機嫌悪い態度で注目して欲しがったり、皆でワ~ッとなる時は
前のことをスカッと忘れて、盛り上がっちゃう
そんな末っ子気質が出せればいいのかなと…」…と話されているのを拝見して
某末っ子ミュージシャンの方を思い浮かべたのは我が家だけでしょうか?(笑)

ちなみに…段田さんが「僕もそうだけど、役者にはわりと末っ子が多いと思うね
長男は家業を継いだりするから…親も上の子には将来を期待するけど、下は放ったらかし状態
『適当に好きなことやって、元気ならいいんじゃない?』てな感覚になるからね」とおっしゃると

「僕も上から4番目の末っ子ですね」と水谷さん、「僕は姉がいます」と堤さん
高橋さんが「僕は長男、妹がいるだけです
やっぱりね、いい役者は皆、末っ子なんですよ(笑)」と返されてましたが(笑)
甲斐さんは、あまり役者さんには向いておられないような気が…?(笑)

それはさておき…いよいよ、ブラザー4の復活ライブの場面というトコで
楽屋のセット…といっても、長机やパイプ椅子くらいだけど(笑)
…が片付けられ、暗転中の薄暗い闇にまぎれて
何もないステージに、4本のスタンドマイクが並べられるのを見た奥さん

「『破れたハートを売り物に』のイントロが聞こえて来そうだった(笑)
三好さんみたいなスタッフの人がいたし…(笑)」と
他の観客の皆さんには、全く意味不明なクスクス笑い(笑)

照明が灯ると、ステージに向かって左から…高橋さん、段田さん、水谷さん、堤さん…が
真っ赤なスーツ姿も艶やかに立っていらして
長男ハジメの挨拶と、三男・裕三の渾身のギャグ…「ファイト~!ふっかぁ~つ!」やら(笑)
「40年寝かせた我々の加齢臭を…イヤ、カレー味をたっぷりとお楽しみ下さい(笑)」やら(笑)
…を挟んで「それでは聴いて下さい『マイ・ブラザー』」が始まると、場内から手拍子が起こり

…って、この「マイ・ブラザー」という曲は
脚本を担当なさったマギーさんが作詞、割田康彦さんが作曲なさったものですが
甲斐さんのおっしゃっていた通り「ドゥワップ」とは違う「非常に洋楽チックなんですけど
類型的なパターンじゃない」曲らしく
ゆえに「例えばどんな感じ?」と訊ねてみても「うーん…」と考え込む始末…(苦笑)
まあ、強いておおざっぱに言えば…
「クール・ファイブじゃなくて、ダークダックス寄りかなあ?」なんだとか…(笑)

ともあれ、この唯一のヒット曲を歌い終わると
「もしも、アンコールがあれば、もう1曲用意しております(笑)」とハジメ兄ちゃん(笑)
高橋さんも、関西プロモーションの中で…「お芝居が終わったあとの拍手が
お芝居のノリじゃないんですよ(笑)あのー、ライブツアーのコンサートみたいな…(笑)

フツー、拍手して、いつの間にかゾロゾロゾロと、スタンディングに…ってなるんですけど
このお芝居は…これは、ナンかもう、終わった瞬間に
『イエ~ッ!』『ウォーッ!』みたいな感じで、ものすごいっすよ!(笑)
お芝居ではナカナカ感じられないような反応でちょっとミュージシャンになった気分でした(笑)

ただ、東京公演では、拍手と歓声で『アンコール!アンコール!』になったんですけど
とてもじゃないけどアンコール曲ない訳ですよ
もう1回『マイ・ブラザー』歌う訳にもいかないんで…
だから、地方行ったら、もしかしてそういうこともあるんじゃないか?
…ということで、地方用に1曲、用意してます!(笑)

アンコールが来た場合に備えてですけど(笑)
ちょっとお楽しみを考えました!イヤ、そんな大したお楽しみじゃないんですけど…(笑)
わりと(キャスト)みんなが得意な…得意な音程で出来そうなヤツになりました(笑)
これはもう、ホントすごいことになると思います!…すごいことにはならないか…(笑)

でも、関西の人はノリが良いから、東京とはまた違ったリアクション…
ハジけ方になるんじゃないかと思ってます(笑)」…と話されていて
その「お楽しみは何かな?」と、あれこれ想像していた奥さん(笑)

聞き覚えのあるメロディーが始まり、曲名を思い出すより先に
歌詞がスラスラと出て来たらしく「ナンで私、フツーに歌えるんだ!?(笑)」とクスクス(笑)
その曲とは、甲斐さんも、小林亜星さんがお亡くなりになった際に
ご自身のラジオ番組で流されていた「ふりむかないで」♪

この日はもちろん「♪ふりむ~かないで~大阪のひと♪」だったみたいですが(笑)
この先には、福岡、新潟、北海道などアチコチで公演が開催されるようですし
「都市名」を入れ替えて、お歌いになるんでしょうね?(笑)

この「お楽しみ」のあとに、寺脇さんと峯村さん、池谷さんも加わられ
キャスト全員での「バン・バン・バン」完コピバージョン(笑)
キレッキレの寺脇さんはもとより、その寺脇さんに指導して頂いたという高橋さん
かなりハジけておられた(笑)という峯村さんや
意外に?(失礼!)軽やかでいらしたらしい段田さん等々
奥さんは、大きく手拍子しながら「誰を見たらいいか迷っちゃうよ~!」と嬉しい悲鳴(笑)

大盛り上がりの内に曲が終わると、それがそのまま舞台終演となるそうで
「お芝居のノリじゃない」という高橋さんの言葉通り
鳴りやまない拍手と歓声は、まさにライブが終わったあとそのものだったみたいです(笑)
もっとも、その「ライブ」が終わったあとにスタンディングというのは
甲斐さんや甲斐バンドのライブでは考えられないでしょうけど…(笑)

そのカーテンコールで、水谷さんは「大阪では、思わぬところでの笑いがあったり(笑)
お芝居の途中で『がんばれ!』というのは、初めて言われましたし(笑)
今日が最終日かと思うような拍手を頂き、ありがとうございました!」とか
終演案内後に再度、鳴りやまない拍手に応えて
トリプルカーテンコールに登場なさった際には
「もう終わりかと思ったら…(笑)もう、今日で終わってもいいです!(笑)」とおっしゃったんだとか…(笑)

余談ですが…今回は高橋さんが「ちょっと多すぎるくらい関西に来る(笑)」と話されていたように
地方公演では珍しく、京阪神3ヵ所での公演が組まれていて…って
まあ、そのおかげで、奥さんは甲斐さんのツアーの合間を縫ってナンとか観劇できたんだけど

「フツーね、色んな…お金のこと考えたら、まとめて関西行けばいいのに
行って戻って、行って戻って、行って戻ってでしょ?
もう、これをね、どういうアレなのか判らないんですけど
要は(キャストの)出身地を巡ってみようっていうようなのもあって…

堤真一くんね、西宮…ほいで、段田さんが京都…
で、豊さんが、生まれが北海道なんですよ!なので、札幌公演もありまして…
で、あのー、寺脇さん、あんまり知られてないんですけど、大阪生まれなんですよ
で、岐阜育ちなんですけど…僕は新潟なんです、ねぇ?女優さん2人は東京なんで…」

…と説明なさってましたが、その大阪生まれの寺脇さんに
水谷さんが「どうですか?大阪での公演は?」とお訊ねになると
寺脇さんは「そうですね、故郷に錦鯉を飾ることが出来ました!(笑)」と
やはり関西人らしく、小ボケをかましていらしたそうです(笑)
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