ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

押しても弾いても(7/22)1

2022-07-25 15:50:00 | メディア
この番組は、押尾コータローさんがパーソナリティーを務めていらっしゃる
関西ローカル(MBS毎日放送)のラジオ番組ですけど
甲斐さんがゲスト出演なさったり、メッセージ音源で登場されたり…と
甲斐さんファンの皆さまには、すっかりお馴染みの番組ですよね?

もっとも、今回は、甲斐さんご自身が出演される訳ではなく
コロナ禍が始まって、ライブやイベントの延期・中止を余儀なくされ
毎週のように、この番組のスタジオへ、ゲストの方がお見えになることが少なくなって来た頃
新コーナーとして誕生した「押尾コータローの音楽の教科書」に
甲斐バンドが取り上げられるという形でのご登場です

番組公式ツイッターで…「今夜の押し弾きは『音楽の教科書』です
ピックアップするアーティストは…
甲斐バンドの甲斐さんとツアーを回ったこともある押尾さんが選んだ楽曲は!?」…との予告を見つけ
そのあと、押尾さんご自身も…「今夜の押し弾き 音楽の教科書は甲斐バンド 是非聴いてね」
…と呟かれていたのを拝見して、楽しみにしておりました♪

ただ、放送終了後の「スタジオ日記」…押尾さんとアシスタントの南かおりさんが
放送内容について綴られるコメント…が、アップされるのを待っていたんですが
いつになく遅れているみたいなので、先に文字起こししちゃいますね(笑)

さて、この日の放送は、7月10日…押尾さんのデビュー記念日…に
YouTubeでライブ配信を行われたという話題からスタート
リスナーの方のリクエストで、押尾さんの「Hard Rain」がかかり

番組開始から、8分20秒が経過した辺りで、改まった感じのナレーター口調の南さんが…
「ギタリスト・押尾コータロー、デビュー20周年、これまでのキャリアを振り返る
今や、超絶技巧でギターの可能性を追求する押尾コータロー
そんな彼も、ギターを始めた当時は、一度ギターを置くほど挫折を味わった」…と語られると

今度は、やはりちょっと?おすましな感じの押尾さんが…
「なかなか上手くならなかったんですよ。でも、音楽が好き!音が僕を呼ぶんですよね
ギターが『弾いてくれ!』って、語りかけて来るっていうか…
僕は、そこの声に導かれて、またギターを持ちましたね」…と

そろそろ、ほぼ全ての関西人が「ナニ言うてんの!?ナンか、体中がこそばい(くすぐったい)わ!」
…って感じになったトコで(笑)南さんが、口調はナレーター口調のままながら…
「…とかナンとか言って、その実は、女の子にモテたかったから…やっぱり男の子
押尾コータロー、デビュー20周年…」とムズムズを緩和して下さって、ホッと一息…(笑)

そして…押尾さんが「押尾コータローの音楽の教科書!」とコールされると
アカデミックなBGM(笑)が流れ始める中
南さんが「ギタリスト・押尾コータローさんが
これから音楽を志す人、ギターを極めたい人に
ジャンルを越えて聴いて欲しいアーティストをご紹介する、新しい音楽の教科書コーナーです
押尾先生、今日もよろしくお願い致します」と、講義概要を説明(笑)

押尾さんが「よろしくお願いします」と返されたあと
「さあ!今回は、この方でーす!」と振られると
「HERO」のイントロが流れ始め、冒頭のサビの部分が終わりかけたトコで
「これ、聴いてすぐ判るんじゃないですかね?」とカットイン

南さんが「ハイ!もう、パッと聴いただけでも、ハイ」とお応えになると
「ねぇ?同世代なら、これね、セイコー腕時計のCMにも使われておりました
甲斐バンド!『HERO~ヒーローになる時、それは今』」と今回の「教材」(笑)を発表

すると、南さんが「まあ、いつも『満を持して』感がスゴイんですけど、このコーナーって…
『あっ!まだやってなかったんですね!?甲斐バンド』って感じですよね?」と驚かれ
押尾さんは「イヤ、忘れてた訳じゃないですよ!
『いつ、すんねん!』って話ですよ、これね」と、おっしゃってましたが

この新コーナーが登場したのは、ちょうど2年前の7月13日…
「ギタリストのみならず、偉大なミュージシャンがたくさんおられます
その偉大な先人から、音楽のエッセンスを学んでもらおう」とのコンセプトで

第1回目は「ギタリスト…ではなくて、クラフトワーク」で
押尾さんが「中二の時に衝撃を受けた」という、ドイツのテクノミュージック創始者に始まり
以降、月に1~2度のペースで、大貫妙子さん、細野晴臣さん、チャゲ&飛鳥

サイモン&ガーファンクル、アリス、スティング、さだまさしさん、ヴァン・ヘイレン
オフコース、TOTO、(お誕生日に因んで)押尾コータローさん
アース・ウィンド・アンド・ファイアー、井上陽水さん、Queen、河島英五さん
ビリー・ジョエル、玉置浩二さん、KISS、(荒井・松任谷時代を含めて)ユーミンさん

スティーヴィー・ワンダー、大瀧詠一さん、カーペンターズ、山下達郎さん
レッド・ツェッペリン、渡辺香津美さん、B.B.King、村下孝蔵さん、キャロル・キング
筒美京平さん、ザ・ビートルズ、浜田省吾さん、ザ・ベンチャーズ、矢野顕子さん等々…
洋の東西や時代も様々なミュージシャンの皆さんが取り上げられていて

南さんが驚かれた通り、ナンで今まで甲斐バンドの回がなかったんだろう?と
疑問に思わないでもなかったんだけど、押尾さんのギターの師匠でいらした
中川イサトさんのことも、お亡くなりになったあとに紹介なさっていたし
それだけ、押尾さんが影響を受けられたミュージシャンが大勢いらっしゃるってことですよね?

それはともかく…「ナンか『あっためてた』感があります、ハイ」
…という南さんの言葉を受けられ、押尾先生(笑)の講義がスタート
「まあ、甲斐バンドでございますけれども…
まあ、僕は元々、その…フォークソングを歌ってて

その友達が、その…まっ『甲斐バンドがイイから』って…『フォークの曲もある』とかって
色々教えて貰ったら、結構幅広いジャンルをやられてる感じで
そこから興味を持って、それから好きになって行ったんですけどもね

(『押し弾きでもね、もうホント、何回もお越し頂いてますよね』と南さん)
そうなんですよねぇ…イヤ(甲斐さんが初めてスタジオに)来た時、ビックリしましたけどね
まさか来るとは!…(『イヤイヤイヤ!』)…もうオーラがスゴかったね!
(『2人して緊張してたよね?あの時はね、スゴかったねぇ』)」

…と振り返っておられましたが、そもそもは、この番組で
押尾さんが「安奈」をお弾きになったのを、甲斐さんファンのリスナーの方が
甲斐さんのラジオ番組に投稿なさったことがきっかけみたいですし

その収録日には、甲斐バンドのドキュメンタリー番組のカメラが入っていたりして
押尾さんは、甲斐さんを目の前なさって緊張のあまりか?
いきなり「ポップコーンをほおばって」のイントロを弾き始められたんですよね?(笑)

ともあれ…「ホント、ステキな方ですけどもね」と押尾さん
南さんの「でも(甲斐さんが『押し弾き』にゲスト出演なさって)
そっからね、ツアー行ったり、もう濃い、濃い、濃いつき合いですもんね」という言葉に

「そうなんですよー!こう…『ひらめいた!』つって、もう『押尾くんなんだよね』みたいな…
『ひらめきましたか?押尾に…(笑)ありがとうございます』」と返されてましたが(笑)

甲斐さんは、押尾さんとの「MEETS AGAIN」ツアーについてのインタビューで…
「押尾くんのことは、映画監督を考えれば一番わかりやすい
例えばヒッチコックは、脚本も書くし、カメラワークも編集も素晴らしいけど
大事なのは、こういう映画を撮るんだっていう着眼点であり、物事に対する視点だ」と説明なさって

「押尾くんって、一般には『すごく上手いギタリスト』というイメージだけど
実は物事を見る目、その切り口に独特の素晴らしさがあって
それを実現するために高い技術があるという順番なんですよと…

あるいは、ビリー・ワイルダーが言った『正面玄関のドアを普通にノックして
人が入って来るオープニングの映画を誰がお金を払って見るんだ』って話で
『バスルームの窓をいきなり開けて人が入って来る、そういうものに人は金を払うんだ』って…
音楽も大事なのは、そういう切り口なんですよ
それを生かすためにテクニックがあるし、技術を磨くんだってことなんですよね」と評されてましたよね?

もっとも、押尾さんは…「アコギヴァージョンよりオリジナルのヴァージョンを
ギター1本で弾きたい、演奏したい気持ちが強いですね
特別なアレンジということはなくて、甲斐さんに気持ちよく歌って貰うには?
甲斐さんがカッコよく見えるには?どうすればいいか
それを考えることが楽しいんです」と話されてましたけど…(笑)

そういえば…押尾さんが、町田でのライブで
シンセドラムのフレーズが聴こえて来ると『あ〜いいなあ』って思うんですよね
他にも、甲斐バンドの後期のシンセが入ってる曲が結構好きです」とおっしゃったと聴いて
「アコギの方」だと思っていたので、ちょっと意外な気がしたことを思い出しました
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オーディナリー・ナイト(5/14)おまけ

2022-07-24 15:16:00 | メディア
以前に、この番組で、甲斐バンドの「ダニーボーイに耳をふさいで」が取り上げられた時は
その「歌の小部屋」のコーナーだけを聴いたんですが
今回は、放送開始からスキップすることなく聴かせて頂いて
色々と思うところがありましたので「おまけ」という形で書かせて頂きます

例えば、リスナーの方から「人生初の大河ドラマ」を体験なさったという投稿があり
パーソナリティーの馬場俊英さんが、コロナ禍になって
「自宅で過ごす時間が増えたから」説を提唱されると
ラブリーパートナーの塚越隆史さんが「大河ドラマはコロナ関係なくない?」と返されたんだけど

馬場さんは「あるんですよ!僕もなんですから(笑)」と
甲斐さんが推していらした「青天を衝け」から大河デビューなさったことを明かされ(笑)
塚越さんは「だって、馬場さんの場合は(コロナ禍で)ライブがなくなって、日曜日とか家にいるから…
あっ、この(投稿者の)人もミュージシャンだ!(笑)」とナットク(笑)

「鎌倉殿の13人」を「頼朝、キライやわ~!」と叫びながら(笑)ご覧になっているとの内容に
馬場さんが「わかる~!」と同意され、塚越さんも
「佐藤浩市(さん演じる上総広常が)殺された時でしょ!
佐藤浩市、観てるのが楽しかったのに…」とおっしゃったり(笑)

馬場さんが「(菅田将暉さん演じる)義経は、キャラがパーッと突き抜けたキャラなんで
『気持ちいいな』と思って観てるんですが、ナンか、この先アヤシイ感じで…
(『そうですよ、歴史的に判ってますけどね(笑)』と塚越さん(笑))

僕も気になっちゃって…一応、史実に沿って展開するんでしょ?
ウィキペディアで…詳しく歴史を…そんなに詳しくありませんので
もう1回、ウィキペディアで、人物のトコ遡っちゃって
『ああ、こうなるんだ…』と思って…」と食いつかれたりなさっていたんですが

一説によれば…「今回の三谷幸喜脚本だと、登場した時より
グッと好感度を上げてから死なせるパターンが多いので
キャラクターが、人間味を見せ始めたらヤバい!」んだとか…(笑)
まあ、確かに、その方が視聴者に衝撃を与えますもんねぇ…(苦笑)

もっとも「ナレ死」の方もおられるから、最後に「見せ場」があるのは
いわゆる「ひとかどの人物」だったってことなんでしょうけど
広常の壮絶な最期から一転、義経は、無二の相棒である弁慶が
全身に矢を受けながらも果敢に戦っている姿を
「おお~!やってる!やってる!(笑)」と笑いながら眺めているという突き抜け方だったし
一口に「史実に沿って」とは行かないようです(笑)

それにしても、ついに、その頼朝が亡くなり
前回は「もうちょっと増やしとくか?」などと超コメディータッチで(笑)
新たな「13人」が決まって、いよいよ!となって来たものの
主役のはずの北条義時(小栗旬さん)は、相変わらず、ムチャ振りされたり
周りの人間の事件に巻き込まれたりと
「麒麟がくる」の明智光秀のごとき「狂言回し」的な役どころだし

初恋の女性と、ようやく結ばれたかと思ったら、その幸せは長くは続かず
ナンとなく成り行きで?再婚して、それなりに幸せそうではあるものの
時折、非情な一面が垣間見えたりするとはいえ
基本的に、あの生真面目な性格で、どうやってこの先、鎌倉時代の「仁義なき戦い」に挑んで行くのか?
それとも、これまで通り、ただただ巻き込まれて行くのか?少々心配です(苦笑)

それはともかく…「大河…大河…」「大河&ドラゴン」「アイ・オブ・ザ・大河」…と
オヤジギャグに走られたトコで(笑)「あっ、懐かしいなあ」と馬場さん
塚越さんが「『アイ・オブ・ザ・タイガー』って
映画の『ロッキー』の(テーマソング)…」とフォローなさると

「ああいう、ナンか、あのー、あれ…ハードロックって言っていいんですか?
…のヒット曲って、メロディーがすごくイイんだよね」とおっしゃって
塚越さんも「そう!美メロですよね、超美メロ!」と返されていたのを聴いて

ボクは、甲斐さんが「The Covers」で…
「宮本(浩次)くん率いるエレカシって、パンキッシュで
非常にパワフルなバンドイメージあるんですけど
意外と実は、そうじゃなくて、メロディアスな曲も多い」…と話されていたのを思い出し

奥さんは奥さんで、やはり甲斐さんが…
「『ゴッド・ファーザー』みたいなハードボイルドな内容の映画には
美しいメロディーのテーマがよく似合う」と おっしゃっていたことを思い浮かべていたらしい(笑)

ただ、そのあと…「行けますか?」「『サバイバー』?あれ…」
「サバイバーの『アイ・オブ・ザ・タイガー』」とホントに曲が流れたことにビックリ!(笑)
だって「大河」か~ら~の「アイ・オブ・ザ・大河」ですよ?(笑)
収録前に、オンエアーする曲をお決めになってないのかなあと…?(笑)

それから…「楽器やる人は基本細かい」ので
「全国旅するバンドマン」は「楽器を車に積み込むのが上手い」とか
「90年~2000年にかけて『ボーヤ』的な人(ローディ)が付いてる人が減っていて
スタジオミュージシャンは、みんな自分で楽器を運んでる」…といった話題を経て

「歌の小部屋」のコーナーとなり、その「ビューティフル・エネルギー」が終わると
馬場さんが、ご自身のコンサートの告知をなさったんですが
塚越さんが「ナンか、ちょっと(コロナ禍前の状態に)戻って来た感じありますよね」とおっしゃると

馬場さんは「そうねぇ…そうなんですかね?でも、少しずつ、こう…計画を立てて、ね?
また、お客さんの色んなご都合や事情があると思いますんで、動ける人はね
(『そうですね、慌てなくていいので、まっ、そろそろ行ってみようかなって方は是非ね』と塚越さん)
ハイ、そうですね、対策を行いながら、コンサート開催しております」
…と「まずは、やってみよう」という感じでいらっしゃいました

冒頭の「お家時間」が増えたという話題を受けてのこの告知や
今年は3大フェスが全て開催される予定とのニュース
甲斐さんが「マスクをしてたら、少しくらい声を出してもいいんじゃないかと
ACPCに働きかけている」と話されたことなどが相まって
いよいよエンタメ業界も本格的に動き始めるのかなあ?と思う一方で
少し前に、ちょっと気になった「モヤモヤ」が再燃…(苦笑)

それは、6月30日に自民党本部で行われた参議院選挙の決起集会について…
「音楽業界4団体(日本音楽事業者協会、日本音楽制作者連盟
コンサートプロモーターズ協会、日本音楽出版社協会)の代表も訪れ
激励と共に全員で『勝つぞー!』コールを行った」…と記されたニュースで

出馬を表明された今井絵理子さんと生稲晃子さんの後ろで、その4団体代表の皆さんが
右手の拳を握りガッツポーズをなさっている写真が添えられていたんですが
コンサートプロモーターズ協会(ACPC)の中西代表のお姿を見つけて、奥さん愕然…(汗)

日本音楽事業者協会代表の方が…
「お2人の素晴らしいスピーチを聴いて、我々4団体安心しております
日本のエンターテイメント自体、もっともっと政治の力をお借りしていかなければなりません
お2人は、10代から長きに渡り活躍されて来られました
私たち現場の声を反映して頂いて、太いパイプになって頂ければと期待を寄せていた」
…とコメントなさったことも掲載されていて

まあ、確かに、感染防止対策など運営上のガイドラインを決定したり
給付金などの救済措置を行ったりという「政治の力」を必要としているとはいえ
ある個別政党の、それもタレント議員候補の激励に馳せ参じるとは…とのガッカリ感は拭えず…(汗)

我が家が、このニュースを知った直後、うじきつよしさんが…
「諸先輩方はこんなことになってますが
少なくとも自分の周りの音楽を愛するバンドマンは、ご遠慮させていただくと存じます」と呟かれ
その後、ネット上では「音楽業界4団体による
今井絵理子氏と生稲晃子氏の支持表明への抗議」に賛同なさる方が多数となってました

また、松尾潔さんの参議院選挙についてのご意見を目にされたらしき方々が
「ラブソングばかり作って来た松尾さんでも、政治の話をするんですね」とか
「踏み込みましたね」「お立場は大丈夫ですか?」といった具合に心配なさったみたいで

松尾さんは「この数週間、どれだけ言われて来たか…そのたびにこう答えて来ました
ヤワなラブソングをもっと作り続けたいからこそ話してるんですよ
わかっていただけると嬉しいです」と返されていて
音楽業界と政治は無縁ではないし、その政治の在り方には当然、様々な意見があるとはいえ
代表の皆さんの関わり方は、納得の行くものではないですよね
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オーディナリー・ナイト(5/14)

2022-07-23 18:17:31 | メディア
馬場俊英さんがパーソナリティを務めておられる
この1時間番組の最後「歌の小部屋」というコーナーがあり
以前に一度、甲斐バンドの「ダニーボーイに耳をふさいで」が
取り上げられていたとご紹介したことがあるんですけど

今回は、番組ツイッターの次回放送内容告知に
「『歌の小部屋』は甲斐バンドのちょっと変化球」という一文を見つけて
予約録音していたものの、甲斐さんは、ちょうどビルボードツアーの真っ最中で
そちらの又聞きレポに追われ、今日まで手つかずになっておりました(苦笑)

ともあれ、馬場さんによると…
「この番組では、僕が家のリビングにでもいるかのような気持ちでリラックスして
かけたい音楽をかけ、話したい話をして、リスナーのあなたをおもてなししたいと思います
『オーディナリー』をテーマに、等身大の馬場ワールドを展開します
馬場俊英の今を感じて下さい」…とのことですが

馬場さんはもちろん、ラブリーパートナー兼 制作ディレクターの塚越隆史さんも
「大の甲斐バンド好き」でいらっしゃるらしく…というより
馬場さんが「やっぱり、甲斐さんのメロディって、独特なこう…
ナンか、ハマってしまうと、クセがたまんないって言うんですかね」とおっしゃると

塚越さんが「ちょっとヨーロッパっぽいんだよね、ムチャ『和』じゃないっていうね
かといって、日本の歌謡曲にも通じる…日本人に馴染むトコがあったり
あと、ちょっと…これ、個人差あるかも知れませんけども、意表を突かれるっていうか…
『あっ!そういうこと思ってなかった』っていう…

それは、つまりこう…アメリカとかのポップスとか聴いて、そっちに馴染んでると
『あっ、違うな』と思ったりするんですかね?ナンか…」
…と、甲斐さんが幼い頃から洋の東西を問わず
あらゆる音楽を聴いて、お育ちになったことを、よくご存知みたいに話されたり

前回演奏なさった「ダニーボーイに耳をふさいで」が、オリジナルアルバムには未収録で
「甲斐バンドストーリー」で初めてアルバム収録されたことに触れられ
馬場さんが「甲斐バンドストーリー」をよくお聴きになっていたとお知りになって
「このアルバムの曲ならば、馬場さん、出来るってことですね?」と声を弾ませられたり…と
馬場さんよりも、甲斐バンド熱が高くていらっしゃるような気が…?(笑)

さて、番組開始から47分…「毎回、懐かしいなあと思う曲を1曲ピックアップ
そして、思い出話をして、最後はちょっとギターを弾いて歌ってみるというコーナー」
「歌の小部屋」の時間となり、馬場さんが「えー、今週は甲斐バンド…(『ハイ』と塚越さん)

甲斐バンドは、僕も塚越さんも大好きで…(『大好きですねぇ!』)
ちょいちょい取り上げてるんですが(今回は)ちょっと変化球…(『そうですね』)
あのー『ビューティフル・エネルギー』っていう…でも、人気曲ですよね」とおっしゃると

塚越さんが「人気曲です!CMソングでね、あのー、カネボウのCMソングで大ヒットした…
(『あっ、カネボウだったんですね』と馬場さん)…うん
(『あっ、CMソングとして作ったのかなあ?』)…かも知れないですね
甲斐バンドと言えば、当然、甲斐さんの曲じゃないですか?ほとんどが…

ところが、この『ビューティフル・エネルギー』は、ドラムの松藤さんの作曲なんですね
(『えっ!?甲斐さんの曲かと思った』)…歌詞は甲斐さんなんです…(『ああ、なるほど』)
だから、ボーカルも甲斐さんじゃないんですね
(『そうなんですよね、でも甲斐さんが歌ってもハマりそう』)…ハマりそうですよね
…と返された辺りからも、塚越さんの甲斐バンド熱の高さが窺えますが

更に…「これ、どういう流れで、この…しかもタイアップ曲じゃないですか、ねぇ?
これ、80年なんですよ、リリースが、ね?
で、この前が『安奈』ですよ、あのー、1枚前のシングルが…で、その前が『感触』ですよ
その前が『HERO』ですよ…(『ああ~!バンバン来てる時だ、それ…』と馬場さん)

だから『HERO』で確実にもう、こう…トップスターにバーン!となった訳じゃないですか?
『HERO』出して『うわっ!カッコいい!』って思った人が
『感触』…『わっ!カッコいい!』と行く訳ですよ
そしたら、今度は『安奈』…ちょっとバラードで『イイ!むっちゃイイ!』ってなる訳ですよ
(『めっちゃ聴いてましたよ!』)

『安奈』なんて、アコースティックギター、浜省さん弾いてますからね
(『あっ、そうなんだ!?ナンで?』)…たまたまスタジオにいたらしい
(『へえ~!「ちょっと弾いて」って?ああ、良い時代ですね、ハイ』)

で、そのあとのシングルが、ボーカルじゃないボーカルの曲で、タイアップですよ?
(『そうですよね、いやあ…』)…これ、レコード会社の人は
『イヤイヤ!イヤイヤイヤ!甲斐さん、歌おうよ!』って、なったよね?

(『うーん…それをリリースするのはね、ナンかその…まっ、それ決まってたりして
こう…リリースするんだったけど、歌わないっていうのがね…
うーん…ナンか、その日ちょっと、あのー、調子が悪くて…』)
調子悪かったら(レコーディング日を)ズラせよ!(笑)これがスゴイなあ!と思って…」
…と、当時の甲斐バンドの攻めた戦略についても言及されてましたが

奥さんによれば…甲斐さんは「松藤がすごく良い曲を作って来たのね
すごい綺麗なメロディーの曲で…で、俺は、その曲に…ナンて言うか
松藤の人生を賭けさせてあげたかったのね」とおっしゃったそうです
まあ、そのおかげで、ファンの皆さんの間では
「松藤さん、結婚するんだ!」との噂が、まことしやかに流れたみたいだけど…(笑)

松藤さんがお歌いになったことについては、松藤さんの作曲ということはもちろん
甲斐さんがお書きになった歌詞が「意味深」な内容だったので(笑)
「俺が歌うと生々しくなるから(笑)…松藤のアノ爽やかな声なら大丈夫じゃないかと…(笑)」
…といったお考えがおありだったようですが

「タイアップ曲」という点では「ザ・ベストテン」ご出演に際して
「絶対に再放送はしない」との条件をお付けになったみたいに
「同じことを2回やらない」と自らに課していらしたこともあり

すでに「HERO」で、CMタイアップは経験済み…
それもメンバー全員で、そのCMに出演なさる形でしたし
「2回目をやるとしたら『違う形』でなければ意味がない」ということで
「甲斐よしひろが表に出ない形」が選ばれたんだとか…

それはともかく…馬場さんが「そうですね、まっ、あのー、ナンて言うんですか?
あの…ローリング・ストーンズでも、こう…キース・リチャーズが歌ったりとか
そういうのが人気だったりするでしょ?あのー、メインボーカルじゃない人が歌う…
むしろ、ちょっとこう…粒ぞろいで…そういう感じ?
(『試したのかな?すごいハシリですけど、だとしたらね』と塚越さん)

でも、イイんですよね…(『そうなんですよ』)
これも甲斐バンドの、ナンか魅力のひとつ…
やってみますか?難しいんですけどね、じゃ、行ってみましょう
『ビューティフル・エネルギー』です!」とQ出しをなさって
ギターでイントロを弾き始められると、塚越さんも「口伴奏」でメロディーを奏でられ(笑)

馬場さんのボーカルに「♪ああ ごらんよ♪」のトコからコーラスで参加なさって
「♪金色の~♪」の部分は、オリジナルよろしく「♪ビューティフォ・エーナジィ♪」と歌われたり
2コーラス目の冒頭はリードボーカルを取られたり
間奏では「♪パッパラパラパラパー♪」と大活躍でいらっしゃいました(笑)
また、このコーナーで、甲斐バンドが取り上げられる機会があれば、ご紹介したいと思います♪
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The Covers(6/26)5

2022-07-21 18:20:00 | メディア
さて…「宮本浩次の作品世界に共感」なさったという甲斐さんに
水原さんが「今回は、あの…どのようにカバーして下さるんですか?」と質問
「『今宵の月のように』にリスペクトを込めて」というクレジットが出る中

甲斐さんは「さっきも言ったように…ちょっと…
非常に…実はメロディアスなんで『非常にポップに仕上げたいな』っていうのがあって
聴きやすく…だから、本来のオリジナルにないようなコーラスが入ってたりとか
色々、その辺は工夫したんですけど…」とお答えになり、その演奏シーンへ…

先刻の「恋のバカンス」と同じメンバーの皆さん…
ドラム・佐藤強一さん、ベース・岡沢茂さん、キーボード・前野知常さん
アコースティックギター・鈴木健太さん、そしてリードギター・古川望さん…をバックに
いきなり、マイクスタンドを蹴り上げられる甲斐さん(笑)

その勢いで…というか、この曲もマイクスタンドを手になさったまま動かれたためか?
おそらく、バミッてある本来の立ち位置よりも
古川さん寄り(上手側)で、お歌いになってるような気が…?(笑)
まあ「マイクスタンドになりたい」派だった(笑)奥さんは大喜びでしたけど…(笑)

エレカシファンの皆さんには、この甲斐さんのカバーをお聴きになったことで
「改めて原曲の素晴らしさを痛感した」といったご意見も含め
コーラス入りのポップな「今宵…」は、おおむね好評だったみたいです♪

演奏が終わって、画面がトークセットに戻ると
「甲斐さんならではの『今宵の月のように』」とのクレジットが出て
大きな拍手が聞こえる中、リリーさんが「もう、めっちゃカッコよかった!これ!
エレカシのね、この曲のイメージ、やっぱ、こう…エモーショナルな感じだけど
やっぱ、甲斐さんがやると…また甲斐さんの声が無国籍じゃないですか?ナンか…

だから、だから、ナンか、こういうアレンジのハマりがすごいイイなあと…
さっき、おっしゃった、その…メロディアスなメロディーっていうのが
すごい、やっぱり、より感じられて…」と、かなり興奮気味におっしゃると
「無国籍」で笑っていらした甲斐さん(笑)も
「ナンか、沸き立つような感じに、ね?、した方が面白いかなと思って…」と返されてました

そして…「甲斐さん、今でもお酒は召し上がりますか?」とリリーさん
「そうですね、僕は毎晩ちゃんと…」という甲斐さんのお返事に
「『毎晩ちゃんと』…?(笑)」とクスクス(笑)
スタッフの皆さんの笑い声も聞こえ「プライベートの流儀」というクレジットが出て

甲斐さんは「そのためにジムに通ってますからね、僕…
毎日、ジムに行って、ある程度やって、夕方、美味しいビール飲むっていう…
それを生きがいのように、ちょっと…(笑)」と明かされてましたが
それこそ「真っ昼間から酒が飲める仕事だから、ミュージシャンになった(笑)」と
おっしゃったことがあるくらいですもんね?(笑)

画面に「ロックミュージシャンと健康管理」との文字が映る中
リリーさんが「ね?ミック・ジャガーとかも、そうですけど
ロックンローラーは、不健康のために健康に気をつけてますよね(笑)」と返されると

甲斐さんは「そうです!僕、それは…イヤ、ありがとう!
それ、僕、28(歳)の時に、同じフレーズ言ったんですよ!(笑)」とおっしゃって
リリーさんに握手を求めるかの如く、腕を伸ばされてました(笑)

甲斐さんが「僕、28から、あの…ジムに通うようになったんですけど
その頃まだ、都内にあまり(ジムが)なくて…」と話されると
リリーさんが「あっ!じゃあ、ジム歴長いですね?
甲斐さんみたいに、やっぱ決めたことをキッチリ出来る人じゃないと…」と返されたものの

甲斐さんは「イヤイヤ!楽しみ作らないと!
さっき言ったみたいに、こう…夕方のちょっと明るい…
薄暗い…明るい(暮れきっていない)時間に、美味しいビール飲むために頑張るとか
ご褒美がないと出来ないじゃないですか?(笑)
ナンて、ちゃんちゃら可笑しいこと言ってます、スイマセン(笑)」

…と、また、スタジオの笑いを誘っておられましたが(笑)
元々「ボーカルは体全部が楽器だから」という意識がおありだったみたいですし
ちょうど26~27歳頃のインタビューでは…
「何でも体力だと思う。才能があっても体力がないとダメだよね。そのために節制するんだ
食事もダイエットするし、水泳もやる
毎日の行動も自然とステージのためのベースになってるんだ」…と話されてます

ただ、長年、水泳を続けていらっしゃることについては…「好きだから続くんですよね
義務と努力だと思ったら、絶対に何年も泳げないんだから…
ステージに立つための健康維持のためとかいうんじゃなくて、好きだから、これだけ長く続いた訳で…

毎日続けて行くっていうことは、頭の中で色々と工夫して
ストレスを残さないことなんですよ」とも、おっしゃっていて
今や水泳は、生活習慣の1つというか、もう完全にライフワークになっておられるようだし
ご褒美の「美味しいビール」も「セット」になっているんじゃないかと…?(笑)

それはともかく…堂本光一さんが「続いてお届けするのは
甲斐さんの大ヒットナンバー『風の中の火のように』
1991年に結成したロックユニット『KAIFIVE』のシングルとして発表
テレビドラマの主題歌として話題を呼びました」と説明なさって、画面がトークセットに戻り
「『風の中の火のように』ドラマ主題歌として制作」とのクレジットが出ると

そのシングルCDを手にされたリリーさんが
「えー『風の中の火のように』…これ、もう発売から30年近く経つんですね」とおっしゃって
甲斐さんも「イヤ『そんなに経っちまったか…』って感じですね、ナンか…」と返され
「これ、あの…『北の国から』の、あの…杉田(成道)監督から直々に要請があって…

僕の『翼あるもの』っていう、ちょっと、まっ、結構スケールのデカい曲があって
(…と、ここでBGMに『翼あるもの』が流れたものの
先の甲斐さんのソロアルバムのタイトルとは別の甲斐バンドの曲だという説明はなく…(苦笑))
『そういうのを書いてくれませんか?』って
直々の要請があったんで、逆にやりやすかったですよね」

…と明かされてましたが、福岡ドームのこけら落としライブの際に
この「並木家の人々」と「101回目のプロポーズ」の主演でいらした武田鉄矢さんが
甲斐さんとチャゲアスのお二人に対して
「主題歌がヒットしたのは俺のおかげだぞ!」とブッ込まれ(笑)
更に「ドラマ出演のオファーが来た時に『主題歌もやらせて貰えませんか?』って言ったら
『それは、ちょっと…』って言われたんだよ!」と、おっしゃっていたんだとか…(笑)

ともあれ…水原さんから「ソロデビュー35周年を迎えて、これからの音楽活動や
ナンかこう…やりたいこととか、ナンかこう…どんな思いがありますか?」と訊かれて
「そうですね、あのー、まっ、ソロはやっぱチャレンジなんで…」と甲斐さん
「ソロデビュー35周年 音楽活動への思い」というチャプターの下

「やっぱり、甲斐バンドって、こう…ヒット曲が沢山あるんで
どっちかと言えば(ライブは)こう…ヒット…ヒットパレードみたいになるんですよ
ソロは、そういうことじゃないんで、やっぱり、新しい切り口で…
まあ、カバーも含めて、あのー、やって行く、チャレンジして行くっていう
まあ、そういう両輪で行くことに、やっぱなりますよね、ハイ」とお答えになり

この番組3曲目となる「風の中の火のように」のお披露目へ…
リードギターは、古川望さんから田中一郎さんに代わられ
甲斐さんもご自身のオリジナル曲ということで
編成こそ違え、この収録が行われた時はビルボードツアー中で、この曲を取り上げていらしたし
やはり、先ほど披露なさったカバー2曲よりも、のびのびと歌っておられるような気が…?

もっとも、オンエアーでは、曲と曲の合間にトークが挟まる形になってましたけど
収録では、1曲ごとのプレイバックもなく、立て続けに3曲演奏なさったそうで
甲斐さんが、最初は戸惑われたものの「結果的に、それが良かった」とおっしゃったのは
ライブ演奏に近い感覚で、お歌いになれたからかも知れないなあと…?

演奏が終わって、画面がトークセットに戻り、大きな拍手が収まると
リリーさんが「イヤ、でも、この時代…みんなが閉塞感があって
あのー、前を向きにくい…っていうか、向いたトコで壁が手前に見えてしまうなんていう…
この歌は、ね?ナンか、力強く、ちょっと風を抜いてくれますね」と感想を述べられ
我が意を得たりといった感じで「うん!」と頷かれる甲斐さん

「また来て頂けます?」というリリーさんの言葉に
「ああ、もちろんです!もちろんです!じゃ、今度、フライングV持って…(笑)」と
ギターを弾く身振り付きで返され、皆さんの笑い声と
リリーさんの「それイイなあ!それ(笑)」との言葉にご満悦の表情(笑)
でも「僕、フライングVって、音色好きなんですよ」とおっしゃっていたし
まんざら、ご冗談でもなかったりして…?(笑)

ここで「甲斐よしひろ」のサイン入り「The Covers」のアナログレコードが大写しになり
出演者の皆さんのお姿は見えなくなってしまったんだけど
「ああ~、家で弾けないギターって…」「そうです!そうです!そうです!」と
フライングVの話題は尽きないご様子でした(笑)
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The Covers(6/26)4

2022-07-20 15:35:00 | メディア
甲斐さんが「恋のバカンス」を披露なさったあとのトークの続きですが
このタイミングで偶然、甲斐バンドの元マネージャーで
「翼あるもの」制作のため、甲斐さんとご一緒にナッシュビルに行かれた佐藤剛さんが

ミラ・ジョホヴィッチさんのお嬢さん…エヴァ―・アンダーソンさんの
「恋のバカンス」の弾き語り動画をご覧になり
「1960年代から70年代にかけての日本のポピュラーソングが、世界に通用するレベルにあったことが
カバーされて行くことで証明されるかも知れません。楽しみです」とツイートなさっていて

ご自身のツイッタープロフィールにある「スタンダードソングの概念を定着させて
先人達が遺した作品をエピソードとともに記録することで
日本の音楽史の宝物を後世に受け継いで貰うことを目指したい
ただ懐かしむだけでなく、これからの音楽シーンを活性させて行く
それが音楽人として果たすべき役割だと思っています」という言葉と共に
甲斐さんのカバーに対するお考えと通じるものがおありになるなあと…

ちなみに…奥さんは、そのあとの「久しぶりにコンサートの夢を見ました!
本番が始まる直前に起きた思わぬアクシデントで決断を迫られました
階段を駆け上がる場面の緊張感が、まだ余韻として残っています」という呟きは
「爆破予告」があった堺市民会館での甲斐バンドライブのことじゃないかと申しておりました
まあ、そう取れないこともないけど…同じ7月の出来事だし…?(苦笑)

それはさておき…「甲斐よしひろの音楽原体験」とのチャプターの下
リリーさんが「そもそも甲斐さんは、その…音楽に目覚めたきっかけっていうか…?」と質問
甲斐さんが「ウチはナンか、生楽器とか楽譜とかゴロゴロ…ナンか置いてあったんですよ
で、あの…レコードもいっぱい、こう…雑然と…」とお答えになると
「音楽に囲まれた幼少期」というクレジットが出て、水原さんは「家の中にですか?」と
リリーさんは「じゃあもう、ご家族が音楽好きで?」と返され

甲斐さんは「そうですね、で、まあ、親父はすごい…商売ですごい成功してて
職人さんもいっぱいいるようなウチだったんですけど
商売で成功してるにも関わらず、夜な夜な9時頃になると、ナイトクラブに行ってジャズコンボで…
だから、基本的にはもう、ほぼ洋楽がいつも流れてて…」
…と、フリークの皆さんにはお馴染みのエピソード…「福岡は米軍基地が3つか4つあって
FENが聴けたんで…」というエピソードはありませんでしたが…を披露

リリーさんが「楽器は、一番最初に何に触れたんですか?」とお訊ねになり
甲斐さんが「僕、生ギターですね、生ギターがあって…エレキもちょっとあったんですけど
生ギターを小学校5年くらいの時に弾いて…
実は、右用のギターを、こう持って弾いたんで…」と
ギターのネックを左から右へ移動するゼスチャーを見せられると

「初めての楽器 ギター」の文字と、甲斐さんがアコギを手になさったライブ写真が映り
「あっ!そうでした!そうでした!」とリリーさん
「そうなんですよ、実は僕、左で弾くんですけど、右用のギターしか弾けないんですよ
そうやって覚えちゃったんで…」という甲斐さんの説明に「特殊なんですよ」と返され

水原さんに「ハア!面白~い!」と言われて(笑)
甲斐さんは「だけど、もう(弦の張り方が逆でも)弾けるしね(笑)
で…『別にプロになる訳じゃないし』って、そん時に思うじゃないですか?
そしたら、プロになっちゃったんですけど…」と、いつものオチまでコンプリート(笑)

そして…ここで、番組冒頭でも流れた「ポップジャム1997」での
エレファントカシマシの「今宵の月のように」の映像が再び登場し
堂本光一さんが「続いてのカバーは、エレファントカシマシの『今宵の月のように』
甲斐さんは、2007年発表のカバーアルバムにこの曲を収録
ロックバンドとしてシンパシーを感じると共に
宮本浩次が紡ぐメロディーの美しさに惹かれたという1曲です」とナレーション

その2007年発表のカバーアルバム「10 STORIES」が完成した翌日
甲斐さんは、松藤さんと、この曲をアレンジなさった Sing Like Tolkingの西村智彦さんと
甲斐報用に「セルフ・ライナーノーツ座談会」を行われているんですが

その中で、甲斐さんは「この曲が出て来て(このアルバムは)基本的にはAORと
ブルーアイド・ソウルの中間のイメージで行こうということになったんですね
そうすると、大人のポップスみたいな地点に着地させられるんじゃないかと思ったんだけど…」とか

「この曲は、60年代のマージー・ビートの匂いも入りつつ…
(『ギター・バンドの匂いですよね』と松藤さん)
そうそう!60年代のブリティッシュ・ポップの匂いですよね
でも、古くないのは、コーラスがポイントだよね

XTCみたいな、60年代のブリティッシュ・ポップを踏襲しつつ、80年代に繋げてる
ちょっとねじれたポップ感覚ってあるじゃないですか?
そういうコーラスがいいんじゃないの?っていう話をしてて
西村スタジオに行ったら、もうコーラスが入ってたんです(笑)」と話され

西村さんは「ベースを録った時に、ベースのスティング宮本は歌えるので
サンプルとして一緒に録ろうよってやったんですけど
それを聴かせたら、甲斐さんが『これがいい』って…(笑)」と明かされてました

ともあれ…リリーさんが「なぜ、この曲を…?」とお訊ねになり
甲斐さんが「そうですね、僕、あの…意外とパンキッシュで…
まっ、宮本くん率いるエレカシって、パンキッシュで
こう…非常にパワフルなバンドイメージあるんですけど、意外と、実はそうじゃなくて
まあ、メロディアスな曲も多いし…

で、ボブ・ディランも最初、ザ・バーズとか、あのー、ジミヘンがカバーするようになって
実は『すごい美しいメロディーなんだ!』とか
で、あの…ラモーンズも、あのー、レッチリとかU2がカバーしたことで
『あっ、こんな甘美なメロディー書くんだ!?』っていう…ナンか世界の人がみんな感じたように

誰かが、こう…そうやって料理して、カバーやると
『実は、ものすごくメロディアスなバンドなんだ!?』とかっていうのがあるんで…
この曲、すごく、僕、すごい…あのー、美しいメロディーだと思ったんで…」と
『カバーで再発見する原曲の魅力』を語られると

今度は「後輩のミュージシャンの曲をカバーするっていうのは?」と質問され
「イヤ、でも、作品至上主義ですからね
作品が良いかどうかっていうのが…まっ、素晴らしい作品だし」と甲斐さん
「イヤ、僕、こういうの…こう言うとナンなんですけど
宮本くん、絶対、生ギターで…弾き語りで作ってると思うんですよ、アレ、構成が変なんですよ

(画面には『宮本浩次の作品世界に共感』との文字)
ナンか『えっ!?どうして、こういう構成になる!?』っていう…
たぶん、僕も元々…僕、あの…実は、甲斐バンド作る前って
アマチュアの時、ずっとソロで弾き語りで…ハーモニカでやってたんで…

だから、その弾き語る人の…ナンかこう…作り方って、だいたい判ってるんですよ
で、それを、こう…バンド構成にして、あの…ハメて行ったっていうような感じだから
エレカシでやってるんだけど、はみ出してるんですよね、色んな意味で…
その…その個性もそうだし、作品の形もそうだから…

僕、それ、ちょっと似てるんですよ、自分と…僕が最初に作ってた作り方と…
それがあって、非常に惹かれたところもあるんですかね、ハイ」と
放送後のSNSで、宮本さんファンの皆さんが
かなり感銘を受けられたご様子でいらしたトークを展開なさったんですが

ふと我に返られたのか?(笑)「語ってますね、今日…(笑)」とおっしゃって
横目で、番組スタッフの方々がいらっしゃる方をチラッとご覧になると
スタッフの方々の笑い声が聞こえる中、リリーさんが「逆に良かったですよ、ナンか、俺…
甲斐さん、ナンか、俺がテレビで観た時の印象、すごい喋らないっていう…(笑)
『甲斐さんはラジオでしか喋らない』って、誰か友達も言ってたんです」とブッ込まれて(笑)

スタッフの方々だけでなく、甲斐さんご自身も大笑いなさいながら
「そうそう!(笑)でも、ラジオは喋りますねぇ
だいたい、ロックバンド…曲と曲の間にペラペラ喋るロックバンド、おかしいもんね?(笑)
バン!って(曲を)締めたあとに『ということで…』っていう…(笑)」とおっしゃって
リリーさんから「イヤイヤ、もう今日はね、もう是非とも語って下さい、テレビで…
ナカナカ、テレビで沢山喋ってる甲斐さんはね、ないですからね(笑)」
…と勧められ、笑顔を見せておられたけど

「福岡では年上には一切逆らえない」という甲斐さんの言葉がホントなら
リリーさんにとっての甲斐さんは、ただでさえ気を遣わなければならないお相手だった上に
「口数少ない気難しいゲスト」とのイメージがおありだった訳で
このお言葉は、ホッとなさったあまりに?ついこぼれ出た本音でいらしたんじゃないかと…?(笑)
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