今月8日から、旅行の話を10回以上も長々と続けています。我慢強くお読みいただいている方々には、心から感謝申し上げます (おおきに~!)。
さて今回はパリの3日目です。明日は帰国の日という最後の1日。前日のスリ集団のこともあったので、気合を入れて臨みました(どんな気合?)。
ホテルで朝食をとった後、さぁ出発。
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ホテルから地下鉄駅へ向かう(歩いて数分の距離)。
まず最初は、一昨日の夕方にチケットを買えなかったルーブル美術館へ二度目のチャレンジです。
この日も同じ地下鉄駅で降り、地下の通路を通って切符売り場へ行った。かなり手前からズラーっとお客さんが並んでいた。取りあえずその最後尾に並んだものの、ふと見ると、別の列もあった。で、僕一人、列から離れて別の列のほうへ行って様子を見ていると、1人の女性が「団体ですか?」と日本語で僕に声をかけてきた。日本の人だった。
「いえ、個人ですけど」と僕は答えた。 「あ、じゃぁ、ここは団体の列ですから、あちらへ並べばいいです」
つまり、いま僕たちが並んでいた列でいい、ということだった。でも、何となく気になったので、その列に沿って前のほうに歩いて行ってみた。すると途中にこんな看板が立っていたのです。
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フランス語の次が英語で、それを見たら、今日はオンラインでのチケット以外は販売していない、というようなことが書かれていた。
な~んだ、それは。また入れないわけか。まったくねぇ~。一昨日に続き、今日もまたルーブル美術館に肩透かしを食ってしまったわん。
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オンラインチケットの人たちも、長蛇の列でした。
やれやれ。今回はルーブル美術館には縁がなかったですね。しかしまぁ、その分、ほかの所へ行く時間ができるからいいやろ…と気を取り直し、僕たちは地上に出た。とにかく、今回の旅行はどの施設へ行っても驚くほど大勢の観光客でごった返している。やはり観光シーズンなんだなぁ。
ルーブル美術館の広い敷地から、コンコルド広場~シャンゼリゼ通りの方に歩いて行くことにした。
しばらく歩くとチュイルリー公園に出た。
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公園の中央には噴水があるのですが、この時は噴水は出ていませんでした(残念!)。正面のはるか向こうに、コンコルド広場のオベリスク(尖塔)が見えています。
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そしてコンコルド広場へ。左にエッフェル塔が見え、右にオベリスクが見えるこの景色は、僕がパリで一番好きな光景です。オベリスク側から向こうに伸びる道路がシャンゼリゼ通りです。
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まっすぐ歩いて行くと、やがてシャンゼリゼ通りに来ました。これはトイレ案内板です。むろん有料ですけど。
シャンゼリゼ通りとトイレマークって妙な組み合わせですが、どうも、パリのトイレというのが気になるんですよね。
パリにはトイレが少ないうえ、あっても目をそむけたくなるほど汚いのも多い。(たぶんパリには「トイレの神様」はいないんでしょ)。だから、有料でも、こういうところなら綺麗だろうなと思われます(行ってませんが)。ただし「男女兼用」が多いです。つまり男女別がなく「個室」が並んでいるだけ、というやつです。ハイ。
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さて、モミィはこんなお店に入るのが大好きなんですね。
このお店にも嬉しそうに入って、何かを買っていました。
パリは日本のような酷暑ではなかったですが、それでもやはり真夏ですから、歩いているとじんわりと汗も出ますし、喉も渇きます。
そこでみんなでシャンゼリゼ通りのマクドナルドに入りました。僕はそこでソフトクリームとコーラで喉を潤し、一息つきました。ふだんはマクドナルドなど入ったことはなく、ソフトクリームも10年以上食べたことがないしコーラも滅多に飲みません。(基本的にビールのある店しか入りませんから。へへっ)。しかしこの時はソフトクリームの美味しかったこと。そしてコーラもビールより何倍も美味いしく感じました。うむ。やはりパリの街は人を変えるのでしょうか(笑)。
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そしてシャンゼリゼ通りの終点・凱旋門へ着きました。
凱旋門から地下鉄でオペラ座へ行き、そこからまたぶらぶらと、街歩きを楽しみました。
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パリで最も有名なスーパー「モノプリ」に入りました。
お土産のお菓子などを熱心に見て、まとめ買いしていました。
何しろ、4人のうち、最もつき合い範囲が広い人ですからね(笑)。
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オペラ座からホテルまで、例によって地図とコンパスを頼りに歩きました。大通りとか裏通りとかをうろうろしながら街を歩くのは楽しいですね~
いったんホテルに戻り、休憩してから4人で近くにある「シャルティエ」という大衆食堂へ行きました。
さてこの「シャルティエ」のことですが…
この店は、話せば長いのですが、実は24年前(1995年)に妻と2人でパリ旅行へ来た時、街を歩いていたら目についたので入った店がありました。とても感じのいいファミレス風の店で、エスカルゴを初めて食べたのもこの時でした。強く印象に残った店ですが、でも、たまたま入った店なので、それがどこだったのか、場所もわからないまま。「シャルティエ」という名前も知らなかったし。
ところが、その後、11年前(2008年)に妻と義姉と3人でパリへ来たとき、ホテルのすぐそばに、なんとその店があったのです。しかしそんなことは知らないまま、帰国の前夜、夕食も終わった後で、その前を通った時に初めて妻が見つけ、「あっ、ここ。前に来たあの店だわっ! こんなところにあったのね」と叫んだのでした。もう1日早く見つけていれば入れたのに、と残念な思いを抱きながら、店の名前が「シャルティエ」だったことだけは記憶しておきました。
そしてさらに偶然なことに、今回のホテルが11年前のホテルのすぐ近くだったのです。だから、あの「シャルティエ」の場所もすぐわかりました。「今度こそ行こうね」と妻が楽しみにしていたので、最後の夕べに4人でそこへ行ったという次第です。
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上に「CHARTIER」の文字が見えますよね。これが懐かしのシャルティエです。この下を右に入った所にあります。ここで4人ともセットメニューを注文したのですが、量が多くて食べきれませんでした。でも、僕と妻は、「幻の店」だったここへ、24年ぶりに入れたことに大満足でした。
CHARTIER(シャルティエ)については、こちらに出ています。
https://www.obonparis.com/ja/magazine/bouillon-chartier-french-brasserie