前々回の「腰が痛い 足が突っ張る」の続編みたいな話ですが…
昨日の日曜日に、妻がモミィを、阿倍野で上映されている
「シンデレラ」という映画に連れて行くということだったので、
では僕も阿倍野へ出て、3人で食事をしようということになった。
僕は映画は見ないが、上映時間が11時55分~2時なので、
その映画の終わる頃に、映画館前へ迎えに行けばいい。
「どうなるかわからんけど、イチかバチかやってみるか」
実は、家から阿倍野まで、
トレーニングのつもりで歩いて行こうと思ったのだ。
距離にすると、10キロ以上は十分あるが15キロはない…
という感じだが、以前は大体2時間半前後で歩けた。
しかし今は腰痛と左足の痛みで“リハビリ中”の身である。
ゆっくりと、慎重に歩かなければならないと思うのだが、
無理な距離を歩いて、逆に症状が悪くなるかもしれない。
そんな心配も、もちろんあった。
あったけれど、何とか歩く力を元に戻したい…
…というアセる気持ちは、抑えられなかった。
つい最近、1時間ほど歩いたのだけれど、腰は少し痛んだが、
コルセットをつけていたこともあってか、それほどでもなかった。
しかし、左足の付け根から膝の裏の痛むのが、やはり気になった。
それでも、まあ、1時間で4キロ半ほど歩けたので、
よ~し、きょうは阿倍野まで歩いてみよう…
と思った次第である。
10時に妻とモミィが出かけてから15分後に、
僕もリュックをかついで、出かけた。
歩き始めから左足の付け根のあたりが少し痛んだが、
ゆっくり歩くことで、さほどの苦痛は感じなかった。
30分で地下鉄八尾南駅の付近を通過し、
1時間後には、先月母の葬儀を行った「仏光殿」前を通り、
2時間後には針中野の長い商店街を抜けるところまで来た。
足の調子は、歩き始めたときとほぼ変わらない。
左のお尻からそのすぐ下あたりが慢性的に痛むが、
我慢の範囲内で、気合を入れるとマシになる。
膝の裏までは痛みは及んでおらず、
ここ2ヶ月間ほどの痛みから比べると、
少しばかり良くなっていることを感じた。
何となく嬉しくなってくる。
歩くスピードも、ついつい速くなる。
おっと、無理はダメだよ…とまた速度を緩める。
地下鉄谷町線の駒川中野という駅があるところから、
高速道路の下の側道を延々と歩いて行く。
暑い日だったが、高速道路の下なので、日陰がずっと続く。
これは有難かった。帽子も脱いで、涼しさを満喫した。
気分もさわやかになり、歩行にも益々リズムが出てきた。
疲れはあったが、それも「心地よい疲労」と言えた。
広い交差点に出たら、そこは文の里だった。
日本一高いビル、あべのハルカスがすぐ近くに見えた。
ここで時計は12時45分。出発してから2時間半が経った。
2時間半歩けたことに十分満足しながら、
高速道路から離れ、賑やかな阿倍野筋に出た。
映画館のあるアポロビルを目指して阿倍野筋を歩く。
アーケードがあるので、ここも涼しい。
地下街に入り、人で混雑する中をアポロビルへ。
映画館のあるビルの4階に着いたのが1時15分。
ここがゴールである。ちょうど3時間歩いたことになる。
映画館前のベンチに腰掛けて、足腰をほぐした。
やはり腰は張るが、足の方はそれほどダメージを受けた様子はない。
あぁ、よかったよかった。
2時になって妻とモミィが出てきたので、キューズモールへ行き、
3人で「仙台牛タン」が売り物の店に入り、遅めの昼食を摂った。
「映画、面白かったわぁ」
モミィは牛タンのコロッケをほおばりながら、嬉しそうに言った。
…ということで、久しぶりに長い距離を歩いた。
そして今朝起きて、特に痛いところもなく、ホッと一安心だ。
今日は月曜日なので、病院でのリハビリの日だ。
あと2時間ほどで、家を出る。
最初に病院へ行ってから1週間が立った。早いなぁ。
病院で教えてもらったリハビリ(ストレッチ)を、
自宅で毎日、規則正しく続けている。
それが、昨日のウオーキングに効果があったのだろうか?
その辺はよくわからないが、よくなってきたことは事実だ。
これからもしばらく病院に通ってリハビリ指導を受けよう。
ところで、きょう病院で、僕のリハビリ担当係の人に、
「昨日、阿倍野まで歩きました」と言うべきなんだろうか?
「そんな元気なら、もうリハビリは必要ありませんよ」
な~んて言われるかも知れないので、内緒にしておきますわ。