高熱が出てから1週間が経ちました。
熱のほうは2日くらい前にほぼ平熱に戻りましたが、まだ鼻はグスグス言うし、喉の違和感も残っています。
年を取ってくると回復力も衰えてくるのかなぁ、と、しょんぼり。
さて、中居正広クンの問題は今やフジテレビ局の問題に発展して、同局に対する批判は広がる一方です。CMを辞退する企業も増え、今後テレビ局として、ちゃんとやって行けるのか? と思われるほどですよね。
また、ホントかウソか知らないけれど、フジテレビは中居クンに100億円の損害賠償請求をする…などという話もネットで飛び交っていますしね。
ホント、大騒動です。
そんなテレビ局の不祥事で思い出すのが、「TBSとオウム真理教」です。
一応ネットで確認したら、事件の発端は1989年(平成元年)でした。
このころ、オウム真理教が「怪しい宗教団体」のように報じられ始めていました。そのオウム真理教を強く批判していた一人に坂本弁護士という方がおられました。
で、TBSテレビが、ワイドショーで放送するために、その坂本弁護士にオウムに関するインタビューをしたのですが、その録画が放送される前に、そのことを知ったオウム側が、TBSにインタビューの映像を見せるように強く要求したとのこと。
そして結局、TBSは放送前に、それをオウム幹部に見せたということです。
それから間もなく、「坂本弁護士一家殺害事件」が発生。
坂本弁護士ご本人と奥様、そして子供さんの3人が殺害されたのです。
なんともひどい事件でした。
しかしオウムの関与は疑われたものの、確たる証拠も出なかったのか、捜査は終了し、事件は一時迷宮入りとなりました。この時は、TBSがインタビュー映像をオウムに見せたことは隠していたので、話題には上がりませんでした。もし公表していれば、坂本弁護士に関する事件に対して、もっとオウムへの疑いが濃厚になっていたはずなんですけどね。
そして6年後の1995年(平成7年)3月20日に、地下鉄サリン事件が起きました。これがオウム真理教によるテロと判明し、強制捜査の結果、坂本弁護士一家殺害事件もオウムの犯行だったことが明らかになりました。そしてその犯行の動機になったのが、TBSが坂本弁護士のインタビュー映像を、放送前にオウムの幹部に見せたことだった、ということでした。
これが分かったことで世論は当然の如くTBSを強く批判。
TBSは自局のワイドショーの放送をすべて打ち切り、
以後10年くらいはこの局ではワイドショーはなかったんですね。
とにかく、あの時も大騒動でした。
今回の「フジテレビ大騒動」を見ながら、
当時の「TBS大騒動」を思い出した次第です。
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