昨日から安倍首相の辞任表明の話題で持ち切りですね。
安倍首相はご承知のように、2006年に初めて首相に就任し、その1年後、今回同様の持病のために辞任しています。わずか1年でねぇ。
その安倍さんが辞任した日は、2007年9月26日でした。その同じ日、福田康夫さんが後継として新首相に就任をしました。
これまでも何度かこのブログに書いてきましたが、この2007年9月26日というのは、僕にとっては「生涯忘れられない日」になったのです。「生涯最悪の日」と言っても大げさではありませんが。
その日の夜、9時ごろのこと。風呂の湯舟に浸かったとたん、ジーンというかキーンというか、高い音の耳鳴りが、左耳の奥のほうで急にし始めたのです。セミの鳴く声のようでもあり、金属音のようでもある大きな音量が、頭中に響きます。「なんだ、これは!」。生まれて初めての経験です。その夜は、やかましいのと不安に加え、動悸と吐き気までして、一睡もできませんでした。僕の後半生を悩まし続けた、辛い辛い耳鳴りの始まりでした。
その後、いろんな医院や大病院にも行き、TRT療法というのも受けたりして、ありとあらゆる治療法を試みましたが、耳鳴りは改善しないままで今日に至っています。早いもので、あれからもう13年も経ったのですね。13年間、ず~っと24時間鳴りっぱなしの生活が続いています。しかも、慣れるということも難しく、むしろ最近ますます大きくなってきている気がします。
僕にとって忘れられない日となった2007年9月26日。
安倍首相が退任し、同時に福田康夫新首相が就任したその日…。それが耳鳴り発症したのと同じ日だったので、福田首相が退任する際には一緒に耳鳴りも消えてくれ、と心のどこかで念じていたのですが、同首相は1年後の2008年9月に退任したけれど、耳鳴りの方は退任してくれなかった(トホホ)。
安倍さんのあとの首相の変わりようは次のとおりです。
91代 福田康夫 2007年9月26日
92代 麻生太郎 2008年9月24日
93代 鳩山由紀夫 2009年9月16日 ←ここから民主党政権
94代 菅直人 2010年6月8日
95代 野田佳彦 2011年9月2日
これだけ毎年、コロコロと首相が退陣していくのに、僕の耳鳴りは一向に退陣してくれる気配がない。
そして2012年12月に、96代首相として自民党の安倍さんが返り咲きました。
それから8年近くが経ちました。急に長い長い政権となりました。
首相が次々と退任するたびに、耳鳴りも退任してくれるかと期待したのですが駄目でした。そして安倍さんが長期にわたる政権も、間もなく終わることになります。今度こそ、安倍首相の退任の時に、耳鳴りも「退任」してほしい。
ともあれ、
13年前の9月26日、安倍さんが総理を辞任した日に、
僕の耳鳴りが始まったのです。
安倍さん。これも何かのご縁です。
来月9月に総理を退任される際、今度は、
僕の耳鳴りも一緒に「退任」させてくれませんか?
耳鳴りが、
「アベと共に去りぬ」
というふうなことで、
どこかへ去って行ってくれたら、
これほど、うれしいことはありませんけど。