前回「阪神優勝」の記事を書きました。
「2005年以来、18年ぶりの優勝」ということで、さらに続けて、
「2005年といえば、モミィが生まれた年です。阪神が優勝を決めたのがその年の9月の下旬。モミィが生まれたのも、ちょうその頃でした。もう、そんなに年月が経つんですよね~」と書きました。
そこでまた、あることを思い出したのですが…
僕が初めてブログというものを始めたのもこの2005年だったのです。
その年の夏。書店で眼についた「ブログを始めてみよう」という本が面白そうなので買ったのが、そもそもの出発点でした。
今はその「初めてのブログ」はネット上から削除していますが、原文は僕のパソコンに残っています。ブログタイトルは今と同じ「僕のほそ道」です。
そこで今日は…
その第一回目、つまり僕が初めてブログに書いた文章をそのままここに掲載したいと思います。その内容はなぜ「僕のほそ道」というタイトルにしたのか、ということをダラダラと書いたものですなんですけどね。
おヒマなら、読んでよね~
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第一回目のタイトルは
「はじめまして。きょうからブログを始めます」
というものでした。(2005年07月26日)。
ここから、当時の文章をそのまま載せます。
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ブログを開設するに当たって、まずタイトルが要りますよね。
そこで考えたのが、何かをもじったタイトルでいってみよう、ということ。
まず、四字熟語の「空前絶後」から「空言舌語」という言葉を浮かべてみた。
で、念のために検索してみたら、すでに使っている人が何人かいた。
へぇぇ、いるんだなぁ、と感心した。
次に古典文学をもじってみる。
「平家物語」を「平気物語」とシャレてみたのだが、これも使っている人が数多くいた。ふーむ、みな同じようなことを思いつくのだなぁ、とこれまた感心して、次にチャレンジしてみる。
もっと人の思いつかないようなものを考えなくっちゃ。
しかし人の思いつかないものを考え出すというのは至難の技であった。
「徒然草」にひっかけた「常々草」はみんな使っていたし、まさかなぁと思った「ズレズレ草」もいくつかあった。
「十六夜日記」ならぬ「いざ酔い日記」も数え切れないほど使われている。
みんな、手ごわい。
う~ん。さらに頭をヒネる。
「土佐日記」にヒントを得て、「ドサ日記」。これは、どうだ!
いや、これもありました。
「枕草子」をもじって「枕のそうじ」。まさかこれは、ないだろ!
いえ、ありました。
ひたいから汗がにじみ出てくる。
僕はこれら自分の発想をひとつずつYahoo検索で確認していったのだが、考えてみたら、すべてがブログのタイトルとして使われていたのではなかったようである。それ以外で使われている言葉もあったんだろうけれど、それにしても、これでもか、これでもかと次々繰り出す珍タイトルは、すべて誰かがどこかで使っているのである。
大きな衝撃を受けた。
それでも僕はあきらめずに考え続けた。しかし…。
川端康成「伊豆の踊り子」からの連想で「伊豆のココリコ」っていうのが浮かんだが、調べてみたら、こんなものですら先客がいたのには腰を抜かしそうになった。誰が考えるんだろうね、こんなアホこと。ま、僕も考えたけど…。
太宰治「走れメロス」を「恥知れメロス」にアレンジしても、やはり使っている人がいる。くぅぅ。どんな人や!
ギブアップする前に、最後に映画の題名をもじろうと、思いついたのが「ラストサムライ」
これを「ラスト寒ない?」というタイトルにしたら、どうよ。
う~ん。信じられないことに、これもね、1件出てきました。
もう、脱帽です。ギブアップです。
結局「僕のほそ道」というタイトルに決めました。これは、今のところブログタイトルとしては見かけないようですが、別のところで使っている方がおられます。でもね、もう、そんなこと考えていたらキリがないので、これに決めた~
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というのが僕が書いた最初のブログです。
「僕のほそ道」のタイトルの由縁でもあります。
阪神優勝やモミィの誕生と同じ、18年前のことです。
このブログは 2006年2月6日まで続けた末、閉じました。
そして今のこのブログは2007年12月1日から始めて、やがて16年を経過しようとしています。これは、まぁ、長く続いています。
最近は、日々の生活の変化も少なくなり、ブログを書こうという気力もつい衰えがちですが、でも、もう少し頑張って続けて行きたいと思っています。
何歳になっても、常に自分を磨くことに努めたい…
そういう思いだけは、持ち続けたいですもんね。