一昨日の7月4日にモミィが修学旅行に出発しました。飛行機で約2時間、無事に新千歳空港に着き、その後、予定通りの日程をこなしているようで、まずは一安心です。
ところで、この7月4日という日は、アメリカの独立記念日ですね。
それは昔、「7月4日に生まれて」というトム・クルーズが主演した映画で覚えました。独立記念日の7月4日に生まれた主人公が、愛国心にあふれてベトナム戦争に参加するけれど、戦争の中でさまざまな残酷な体験をさせられ、やがて反戦を叫ぶようになっていく、という物語です。
モミィが早朝に出て行ったあと、
「あぁ、今日はその7月4日か」と思いながら、朝刊を手に取ってテレビ欄を見ると、NHKBSプレミアムでその映画「7月4日に生まれて」が放送されることを知りました。テレビ局も粋なことをしますね。
これまで何度か見た映画ですが、一応録画したので、近いうちにまた見ようと思っています。
そして今日は…
カレンダーを見たら7月6日です。
これまた「えっ、7月6日?」と、何か記憶に残っている。
なんだったかなぁ、と、思い巡らすと、「あっ、そうそう」と思い出しました。
俵万智さんの「サラダ記念日」だったのです。
あの有名な短歌、
この味が いいねと君が言ったから 7月6日は サラダ記念日
そうですね。あの、「サラダ記念日」に「7月6日」が出てくるんです。
この大ヒットした短歌集は1987年(昭和62年)の5月に初版が発行され、たちまちベストセラーになりました。万智さんは大阪生まれでもあったことから僕もファンになり、本を購入したのですが、僕が買ったのは初版が発行されてから5か月後なのに、なんと192版とありました。ものすご~い売れ行きだったのですね。びっくりしました。
俵万智さんは1962年(昭和37年)生まれで、この本が初出版された時はまだ25歳の若さでした。当時は、それはそれは大人気でした。その俵さんも今年でちょうど60歳。還暦を迎えられるんですね~
そりゃ僕らも年を取りますわ(笑)。
それにしても、俵万智さんのこの「サラダ記念日」。
何度読み返しても、いいですね~
この本には、彼女が20歳の時から24歳の時まで作った約430首が収められています。いずれも恋の歌ですが、基本、失恋の歌です。と言っても、暗さやしめっぽさは微塵もなく、カラリと明るい。そこが魅力なんですよね。
いくつかあげてみますと、
「寒いね」と 話しかければ「寒いね」と 答える人のいるあたたかさ
(このあたりは、温かい恋ですけど。ここからは…)
男という ボトルをキープすることの 期限が切れて今日は快晴
嫁さんに なれよだなんて 缶チューハイ 2本で言ってしまっていいの
我だけを 想う男のつまらなさ 知りつつ君に それを求めり
咲くことも 散ることもなく天に向く 電信柱に吹く春の風
愛人で いいのと歌う歌手がいて 言ってくれるじゃないのと思う
というような短歌がひしめく「サラダ記念日」でした。
ちなみに、今年の3月18日のこのブログで、
という記事を書きましたので、よろしければ覗いてやってください。
それと、もうひとつ…
毎週土曜日に、BSで「男はつらいよ」のシリーズが放映されているのですが、今週9日の土曜日は、なんと、
「男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日」
なのです。びっくりしますよね~。
ぜひ見なければ。
さて明日は7月7日。七夕様ですね。
「記念日」が続きます(笑)。