モミィの通うヤ〇ハ音楽教室の生徒たちが出演するコンサートは、
3月29日に行われるので、今日がちょうど1ヶ月前に当たる。
モミィにとっても、初めての舞台でのコンサートである。
そのコンサートには「舞台衣装」を着て演奏する、と最近に知った。
全員(といっても8~9人だけど)お揃いのドレスを着るのだそうだ。
先生から「衣装はどうなさいますか?」と尋ねられた時、
「は…? 衣装がいるのですか?」と僕は思わず聞き返した。
強制ではないが、ほとんどの子はお揃いの衣装を作るのだという。
まさかそんな場で、ひとりだけ私服を着せて出すわけにもいくまい。
そして前回のレッスンの時、生徒のお母さんが型紙を作ってくださり、
僕は型紙と生地を受け取り、完成したドレスの写真を見せてもらった。
もちろん、こうした仕事は僕には無理である。妻の出番だ。
帰宅して妻に一部始終を伝え、生地を手渡した。
「なんだか、むずかしそうね」
モミィの布かばんや雑巾などは縫ったことはあるが、ドレスは…
はたして自分に出来るのかなぁ、という妻の様子であった。
その型紙を作り、生地を渡してくれたNさんという若いママは、
クラスの中でも最も親しくさせてもらっている人だったので、
これまで、いろんなことで何回もメールのやりとりをしていた。
そこで「むずかしそうですね…」とNさんにメールを打った。
他のお母さんたちも、生地を切って縫ってドレスを作る…
なんてこと、できるのかなぁ、という疑問もあった。
すぐに返事が来て、「わかりにくかったですかあ」
と、若いママなので絵文字をいっぱい入れたメールで、
やはり作り方がわからないという母親たちが大半だったらしく、
「次回のレッスンが終った後で、みんなでやってみますね~」
そして、完成品の写真と作り方の写真がメールに添付されていた。
Nさんからの「作り方」の写真を、スマホからパソコンに送り、
それを読みやすく拡大して印刷したものを妻に見せると、
「あ、これなら何とかわかりそうだわ」
と妻がホッとしたように言った。
「わかりそうだと妻が言ってましたよ。ありがとうございました」
と僕はまたNさんにメールを打った。
Nさんはいつもすぐに返事をくれる人で、このときも数分後に、
「わかりそうだと言っていただいてうれしいです。
これで次回、皆さんの前で落ち着いて説明ができそうです」
と、絵文字いっぱいの可愛らしいメールが来た。
その「次回のレッスン」が昨日の火曜日だったのだ。
モミィがヤ〇ハに入会して以来、ずっと僕が付き添ってきたが、
月曜日から体調を崩して2日間寝ていた僕に代わって、
昨日は初めて妻がモミィをレッスンへ連れて行った。
レッスン後にドレスの作り方の「講習」があるので、
妻が行ってくれてちょうどよかったのかもしれない。
ところで…
クラスにお孫さんを連れて来ている女性がひとりおられるのだが、
昨日、妻がクラスに行ったとき、その女性と会って驚いたという。
昔、幼稚園の役員を一緒にやって馴染み深い仲の人だったそうだ。
その人も妻を見て「あらまあ~」とよく覚えてくれていたという。
「へぇ、じゃああの人(僕のこと)は、あなたのご主人だったんだ。
男の人なのにずっと付き添ってエラいなあって、家で言うてたんよ」
…ですって(笑)。
と、まあ、そんなことで、妻も知り合いがいてよかった、よかった。
レッスンが終わった後、別室にお母さんたちが集まり、
Nさんらから、ドレスの作り方の説明があったそうだ。
妻はわずかに洋裁の心得があったので、最初の説明だけ受けて、
「ありがとうございました」とお世話いただいた人たちにお礼を言い、
皆さんより一足先にモミィを連れてその場を出た。
「ドレス、可愛いなぁ。早く着てみたいわぁ」と、はしゃぐモミィ。
しかし、楽器を習うと、コンサート用のドレスまでいるとは…
わが家は2人とも男の子だったからわからなかったけれど、
女の子を育てるというのもまた、いろいろ大変なことである。
以下は、Nさんが写メールで送ってきてくれた写真です。
↓
ドレスが完成したらこうなる(背中側ですけど)
こんな感じで縫っていく…
詳しい作りかたも、写メールで送っていただいた。