3月中旬からイギリスへ5週間の短期留学に行ったモミィが、一昨日の日曜日、無事に帰国しました。
…というはずだったのですが、
すんなり「無事」とはいかなかったんですよね~、これが。
どんなんだったか? というと…
モミィはこの日の夕方に羽田空港に到着予定だったので、僕たちは午前中に家を出て、阿倍野から伊丹空港行のバスに乗って空港へ。
そして、午後1時の飛行機で羽田に向かい、1時間少しで羽田空港の第2ターミナルへ到着しました。そこから京急線に乗り、次の駅である国際線の第3ターミナルへ。そこでモミィの乗った飛行機が到着するのを待ちます。
ロンドンから東京まで、飛行時間は約14時間。到着予定時間は午後5時過ぎ。
僕らは2時半頃にここに着いたので、時間に余裕がありました。なので、空港内をうろついたり、食事をしたり、ベンチで休憩したりして時間をつぶしました。
到着ロビーのベンチで時間待ち。
この時は余裕でしたけど。
そして到着時間が近づいてきたので、出迎えの人たちで混雑する場所へ入って待ちました。目の前の電光掲示板には、モミィが乗っている飛行機が「到着」と出たので、そろそろ出てくるかな? と思っていたら…
携帯にモミィから電話がかかってきた。
「はい、もしもし」と言うと、相手の声はモミィではなく、
「キャビンアテンダントの〇〇です」と言ったので「えっ?」とびっくり。
電話の女性は「モミィさんのご家族ですね」と言ったあと、
「モミィさんが熱を出されて、今、こちらでお医者さんの診察を受けています。飛行機の中でもずっと休んでおられたのですが」
と言われたので、またビックリ。
「そちらに出て行けるまで少しお時間がかかりますので、ベンチにお座りになってお待ちください」
と言われたのでした。
妻に伝えて、2人で不安な時間を過ごしました。
30分ぐらい待ったあと、再び電話が鳴り、さっきの女性が、
「到着口に来ました」
と言ったので、あたりを見回すと…
モミィが車椅子に乗っていた。
それを女性の方が片手で押し、もう一方の手でモミィの大きなスーツケースを押していたので、あわててそちらに行き、「〇〇です。ありがとうございます」とその女性にお礼を言った。
飛行機の中からずっとこの方にお世話になっていたようだ。
「車椅子は飛行機の入口に置いたままにしてくださって結構です」
と言ってもらえたので、重ねて女性にお礼を言い、車椅子を押して国内線の第2ターミナルへ向かったのでした。
まさかモミィとの久しぶりの再会が車椅子だったとは。
聞けばロンドンからずっと熱があって、機内ではあのCAさんにお世話になり、横になって寝ていたという。そして羽田に着いて医師に診てもらい、コロナではないということだったのでここまで連れてきてもらった、という。
僕は車椅子を押しながら、エレベーターを使って空港の地下の連絡通路を行き、京急線に乗って第2ターミナルに行った。そこで帰りの飛行機の搭乗手続きをしたのだけど、車椅子のモミィを連れているので、セキュリティチェックも優先してもらい、搭乗も他の車椅子の人たちと一緒に、優先的に機内に誘導してもらった。機内に入る前に車椅子はそこへ置いて、あとは座席の場所までモミィは歩いた。
座席に座った後は、モミィはよくしゃべったし、さほどの憔悴は見られなかったので少し安心しました。東京から大阪まで1時間というのは、さすが飛行機ですね。早い。新幹線にしなくてよかった~
大阪の伊丹空港からは、タクシーで家まで帰りました。
(料金は16,000円でしたが、値打ちは十分ありました)
家に着いたら心底ホッとしましたね~
そして今日はモミィの熱も平熱に戻ったようですが、のどが痛いというので、近くの医院へ行き、何種類かの薬をもらってきました。
で、午後からは、ほとんど寝ていました。
まだ時差ボケがあるんでしょうかね。
こんな調子なので、学校ももう少し休ませるつもりです。
…とまぁ、そんなアクシデントがあったのですが、それでも予定どおりに帰国でき、元気も回復しつつあるので、やれやれといったところです。
今ならもう「無事に」帰って来た、と言ってもいいかも、ですね。
羽田空港へ到着予定機の状況を示している電光掲示板です。
下から2番目に「ロンドン」とあるのがモミィが乗っている便。
17時05分の到着予定が、16時46分に到着したことを示しています。
でもこのあと、まさかモミィが車椅子で現れるとは(もう、ええか)。