今日もまた芸能ネタですけど。
紅白歌合戦の出演者が発表されたとき、
最も騒がれたのが和田アキ子の落選だった。
過去39回出場し、今年が40回の記念すべき紅白…
であったはずが、どういうわけか落選してしまった。
これがマスコミを大いに騒がすことになったのである。
和田アキ子といえば、昭和44年の僕の自転車旅行のとき、
北海道・襟裳岬に向かって「黄金道路」を走っている途中、
前も見えないほど、ものすごい雨に遭ったことがある。
びしょ濡れになり、たまらず道端にあった小屋に入った。
目の前の豪雨を眺めながら、携帯ラジオを聴いたら、
当時、まだデビュー間もない19歳だった和田アキ子の
「どしゃぶりの雨の中で」という歌が流れてきた…。
和田アキ子とは、それ以来のおつき合い(?)である。
(実に…今から47年も前の話です)
その時の様子を書いたブログです。
記事の最後の方に、その話が出てきます。
http://d.hatena.ne.jp/domani07/20070811
さて、その和田アキ子がなぜ落選したのか、と話題になっている。
僕は和田アキ子がそれほど歌がうまいとは思わないし、ヒット曲も少ない。
歌よりも、存在感というか、ムードメーカーとしての人気が高いのだろう。
むしろ、過去39回も出場してきたことのほうが驚きであると言ってもいい。
しかし、それだけの過去を持っていることは事実であり、
紅白歌合戦の歴史に残る歌手であることは疑う余地がない。
本人が卒業宣言したわけでもなく、今回も意欲満々だったろう。
それが落選とは…
「新旧交代」の一環ということだったんでしょうか。
その報を受けた和田アキ子のコメントが報じられているが、
総体的に当たりさわりのないおとなしいコメントであった。
しかし内心は「こんちくしょうめ!」と思っているだろう。
ああいう感じのお方ですからね。
ところで、
日曜のお昼に「アッコにおまかせ」という番組がある。
時事ニュースの話題などを織り込んだ生放送の番組だ。
家にいる時は、お昼ご飯を食べながらこの番組を見ることが多い。
昨日の日曜日はず~っと雨だったこともあり、家にいたので、
「この番組で和田アキ子は、どんなことを言うのだろう?」
…と興味津々でテレビをつけたのだった。
しかし、なんとまぁ…
女子駅伝の中継のため「アッコにおまかせ」はお休み。
なんだ、それは?
…と、気が抜けてしまった。
仕方なく、NHK総合の「のど自慢」に変えた。
秋田県大仙市というところからの生中継だった。
地元の老若男女の皆さんが自慢ののどを披露する。
そのなかで、鐘が乱打された出演者は8人だった。
8人のうちの1人が、今週のチャンピオンになる。
そしてそのチャンピオンに選ばれたのが…
「あの鐘を鳴らすのはあなた」を歌った男性だった。
この歌、言うまでもなく和田アキ子のヒット曲で、
紅白でも何度もこれを歌っているのは周知の通りだ。
僕が聴いていた限りでは、他にも上手な人がかなりいた。
「あの鐘…」が決して抜きん出ていたわけではない。
この「のど自慢」は誰が審査しているのだろうか?
鐘ふたつとか、乱打とか…ねぇ。一緒に見ていたモミィは、
「あの鐘を鳴らしてるおっちゃんと違うん?」と言うけど。
まさかねぇ…。審査員は別の人やろ。
ちなみに、この「のど自慢」のチーフ・プロデューサーは、
今年の紅白歌合戦のチーフ・プロデューサでもあるそうだ。
…ということは、和田アキ子を落選させた一人なのだろうか。
今回の、このタイミングでの「のど自慢」で、
和田アキ子の歌を歌った人をチャンピオンにしたというのは、
NHKが和田アキ子を紅白から消してしまったことに対しての、
せめてもの「供養」だったのかも知れない…な~んて思ったり。
そんなことを思いながら過ごした、昨日の雨の日曜日でした。
昨日のその歌のシーンです ↓