きょう9月11日は、アメリカの同時多発テロから20年、という日でした。
20年前の2001年9月11日。
あの日の夜のことは、今も忘れられない。
風呂から上がってリビングに行くと妻が青ざめた顔をしてテレビを見ていたので、「何かあったの?」」と聞くと、妻は「これ!」と言ってテレビを指差した。そのテレビを見たら…
午後10時から放送されていた「ニュースステーション」(司会・久米宏)という番組だった。そのテレビ画面には、超高層ビルが破壊され、激しく煙を上げている映像が映し出されていたのだ。現地のニューヨークはこのとき、11日の朝だった。
「えっ? これは、なに…?」
僕が息をのんでテレビの前に立ちつくしていると、次の瞬間、一機の飛行機がもうひとつのビルに突っ込んで爆発した。妻によると、最初の爆発も飛行機がビルに突っ込んだというから、これは2機目の飛行機だったことになる。ニューヨーク名物でもあったワールドトレードセンター、つまりあの有名なツインタワーの2棟が、飛行機によって破壊されたのだ。
やがて2つのビルは、粉塵の中で崩れ落ちて行った。
まさに衝撃の映像だった。
見たこともない光景であり、現実のものとは思えなかった。
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実は、僕たちは、その数週間後にニューヨークへ旅行する予定だった。旅行社に費用も払い終えていた。ところが、こんなとんでもない大事件が起こった。旅行に行くはずだったニューヨークで、何という恐ろしいことが起きたのだ。
翌日、旅行社にキャンセルの電話を入れた。
「そうですよね。今は行かれないほうがいいですよね」
と、電話に出た旅行社の人が、声を押し殺すように言った。
本来なら支払うべきキャンセル料も、この時は請求されなかった。
妻は初めてのニューヨークを楽しみにして毎日ガイドブックを眺めていたし、僕も、初めての海外旅行がニューヨークマラソンへの出場だったので、二度目のニューヨークを楽しみにしていた。その楽しみも、この大事件で吹き飛んでしまった。毎年、9月11日が来るたびに、これらのことを克明に思い出します。
さらに、東日本大震災は、それから10年後の2011年3月11日に起きた。
今日という日は、米同時多発テロから20年であると共に、東日本大震災から10年半という日でもあります。
痛ましい日です。