2009年に再結成したロックバンド「ユニコーン」のメンバーでドラム担当の川西幸一さんが、脳梗塞(のうこうそく)と診断され、今夏の音楽イベント等の 出演を断念するというニュースが報じられています。川西さんは現在55歳。脳梗塞はいくつかのタイプがあり、若年でも発症する可能性もあります。詳しい症 状などをご紹介しましょう。
脳梗塞は、脳の血管が詰まる、または狭くなることで、そこより先に血流が行きわたらなくなり、脳組織が損傷し死んでしまう病気です。高齢者だけでなく、若い人でも発症します。
障害のある部分によって症状はさまざまですが、前兆としては、以下のようなものがあります。
「めまい」
「頭痛」
「手足、顔面の一部がしびれる」
「ろれつが回らなくなる、声がかすれる」
「人の話がよく理解できない、記憶が飛ぶ」
「字が書けない」
「視野が一瞬せまくなる」
「ものが二重に見えたり、ぼやける」
「飲み込みがしずらくなる」
こうした症状を一過性脳虚血発作といいいますが、こうした前兆があるのは一部の人です。前兆があっても、すぐに元に戻るので気に留めずにいて、重症化してしまう人もいます。
脳梗塞はいくつかのタイプにわけられます。
・アテローム血栓性脳梗塞
動脈硬化によって、脳の太い動脈や頸動脈の内壁に固まり(アテローム)が生じ、脳内の血流が滞ったものです。
・心原性脳塞栓
心臓内の血管にできた血の固まり(血栓)が血流に乗って脳に運ばれ、脳の血管を詰まらせてしまうものです。
・ラクナ梗塞
脳の細い血管が詰まるタイプ。梗塞の大きさは小さく直径1.5cm未満。複数箇所に起こる場合もあります。
脳梗塞の原因となりうる病気には、高血圧、糖尿病、高脂血症、不整脈などがあり、こうした病気は、食生活の欧米化により、野菜不足、高脂質・高カロリーの食事が多くなっていることで増加しています。睡眠の改善、ストレス、アルコール、タバコを避けることも大切です。
また、血管や血液に先天的な疾患があることなどで起こる「若年性脳梗塞」というものもあります。そうとは知らずに過ごしていることも多いので、40代、50代になったら、人間ドックのオプションで最近主流になりつつある「脳ドック」を受診することが望ましいでしょう。
脳梗塞の前兆となるような症状がないかどうかの問診に加え、頭部CT、MRIなどの検査機器で脳の画像を確認します。
なかでもMRIは、磁気共鳴という物理現象を応用して、頭部の断面を鮮明に画像化する技術です。さらに頭部MRA(磁気共鳴血管造影)という機器では、 MRIでとった脳の血管の様子を、立体画像にして映し出すことができ、自覚症状もないような、ミリ単位の脳梗塞などが発見できます。
治療と再発予防
脳梗塞はいずれのタイプでも、早期発見・治療が大切です。治療方法は大きく分けて、血管内の血栓に対する治療、脳のむくみをとる治療、神経細胞を保護する 治療があります。なかでも発症後すぐに血栓を溶かす「血栓溶解療法」が有効とされていますが、早期に脳梗塞に気づかないと難しく、選択できない治療です。 悪くすると「高次脳機能障害」が起こる場合もあるため注意が必要です。
脳梗塞は、発症後半年~1年で再発するケースが多いといわれています。脳梗塞を発症したことがあったり、頻繁に頭痛に悩まされるという人は、いざというときに受診する医療機関を自宅や勤務先の近くに見つけておきましょう。
監修:坂本忍(医師)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150716-00010006-mocosuku-hlth&p=2
高血圧・糖尿病・高脂血症・不整脈・・・・(´・ω・`)
なんか当て嵌まってる気がする。やだやだ・・・・。
血管がヤバイってことですかね?・・・ひとり暮らしだから、余計にヤバイ・・・。
最後までご覧頂きまして、ありがとう御座いました。
皆さんもご自愛ください