今や、用水路の最大勢力になったカダヤシ。
ちょっとした側溝や、一時的にできた水深1cmにも満たない水たまりにも侵入していて驚きます。
こちらはオス。
尻びれが伸びていて、交接器として使われます。
こちらはメス。
尻びれが丸いです。
メダカとほぼ同サイズですが、見慣れるとすぐ見分けられます。でも、一般の方には同じに見えてしまうので「メダカがとれた!」と喜んでいたり、泳ぐ群れを見て「メダカがたくさんいるんですねぇ。」なんて言われたりすることもしばしば。
浮島ヶ原自然公園では、時々2つを並べて展示して見比べてもらっていますが、ほとんどの人が知らなかったと言います。それだけ知られていないのでしょうね。
なので、尾びれで見分けられること、卵生であるメダカと違い、卵胎生であることから劣悪な環境でも繁殖しやすいこと、特定外来生物であることなどを解説しています。
自分にとっては、子どもの頃にカダヤシを扱った児童書を読んで(書名を忘れてしまった。岩波書店で、カダヤシがどんなところに生息するか?という研究をまとめた本でした)こんな魚がいるんだ、こうやって魚は研究するんだと知ったこともあり、ちょっと思い入れのある魚です。
そういえば、Wikipediaのカダヤシの写真は自分が撮ったものでした。
特定外来生物になって、駆除の対象になりましたが、うまく個体数を減らして共存できないものかなぁといつもガサガサをするたびに思います。
Wikipediaは、アップしたもの勝ちですからね。たまたま誰もアップしていなかったので。
今回、改めて確認してみたら、けっこう他国語版でも使われていてビックリでしたが。
ちなみに、メダカも1枚は自分の写真ですwww
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