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土曜に採集した魚 -ヌマチチブ

2009-08-24 | 自然観察(魚)
黒の体色に白い斑点が散りばめられたハゼです。
でも、色合いが悪いのか、ハゼ釣りでは「ダボハゼ」と呼ばれて外道扱いされることが多いです。食べると美味しいんですけどね。北陸のほうでは「ごり料理」として、他のハゼやウキゴリと一緒に佃煮などにされます。

チチブとの違いは胸びれ。ヌマチチブは、胸びれの黄班の中にオレンジ色の線があります。
両種とも川によくいる魚です。自分も子どもの頃よく釣りました。
見た目はかわいい(?)ですが、けっこう気性が荒く、他の魚と一緒に飼うとあちこち体をかじってしまうので、単独で飼うべき魚とされています。なので、釣りをすると真っ先にエサを食べてかかってくるわけです。


頭部をアップで見てみると、なんとなくどう猛さが伝わってくるような気がしますね。
ちなみに「チチブ」という名前、どうも「チチ」は男性の股間にあるものの俗語のようです。川で遊んでいて親しんでいた子どもたちがそう呼んだのでは、という説を唱えている人がいるようです。まぁ、上から見ればそう見えないこともないですが…。
一説には、「ハゼ」の語源も同じなのだとか。男の子の発想なんでしょうね。


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