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浮島ヶ原自然公園では、タデの仲間が花を咲かせてきています。
ママコノシリヌグイが咲いていました。
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ピンクのかわいい花ですが、しおれるとちょっと汚くなってしまうのが玉にきず。
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漢字で書くと「継子の尻拭い」です。
その語源になったのが、茎や葉にある棘。
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葉柄や葉脈にまで棘があります。
昔は用を足した後、葉でお尻を拭いていました。
そこで、この棘だらけの葉で継母が憎い継子の尻を拭いていたのではないか…という想像で名付けられてしまったという、ちょっとかわいそうな名前です。
この葉でお尻を拭かれたら、さぞかし痛いでしょうね。
何のひねりもなく直球な名前ですし、個人的には植物の和名の中で1、2を争うひどい名前じゃないかと思っています。
植物の和名って、特に名付けるルールがありません。
つけたもの勝ちの世界なんですね。
なので、よくよく考えると何でこんな名前をつけちゃったかなというものが結構あります。ヘクソカズラ(屁糞蔓)とか、ハキダメギク(掃き溜め菊)とか。
これから、空き地などでママコノシリヌグイのピンク色が目立つようになってきますね。
ナヨナヨワスレナグサ。ううう~~~。かわいいです
こやつらは、トゲトゲですからねー。
雑草としては、とてもやっかいだと思います。アキノウナギツカミの棘なんて、細かいものが刺さると見えないのに痛みがあるというやっかいなことになりますしね。
こんな葉で尻を拭いたとしたら、えらいことになりそうです。
日本昔話というよりは、グリム童話の世界ですね。