★進め!!野外探検隊★

身近な自然を見つけるために、カメラを片手に走り回ってます。『むし倶楽部』の参加者募集中。

今夜もアカネズミに会いに行ってきました

2012-07-21 | 自然観察(哺乳類)

観察会が来週なので、今夜も下見を兼ねて野ネズミたちに会いに行ってきました。
7時半頃には、さっそく出てきてくれました。
…が。
せっかくストロボをきちんとセットして行ったのに、デジ一眼がバッテリー切れ。
予備バッテリーは、不覚にも充電しておくことを忘れて使えず。
仕方がないので、コンデジでどこまで撮れるか挑戦しました。



ここまで撮れてしまいました(笑)
今日出てきたのは、アカネズミ。
先日載せたヒメネズミより、一回り大きい同じ仲間(同属)の野ネズミです。
(もしかしたら、先週「ヒメネズミ」として載せた野ネズミは、アカネズミの若者かもしれません。そっくりなので、専門家でも間違えます。自分も見分けには、そこそこ自信があるほうですが…)



ふっと顔をあげてこちらの様子を伺いますが…



気にせず、ヒマワリの種をかじり始めました。
この食事行動を観察して卒論を書いたわけですが、アカネズミはヒメネズミと比べてちょっと行動が大胆な傾向があります。
この場所は石垣のすき間ですが、こういった狭い空間があれば天敵に狙われないと判断してエサを食べるんですね。こちらがゆっくり動くことに心がければ、フラッシュをたかれてもあまり気にしないで食べ続けます。
ヒメネズミはもっと臆病で、もう少し狭い、外部からは見えない空間を好む傾向があるように思います。

実は、今までこの丸火のフィールドでしっかりとアカネズミを観察することができていませんでした。ただ、食べたヒマワリの種が、置いた場所で食べられている痕跡があることから、アカネズミがいるだろうなとは思っていました。
今回、しっかりと見ることができて良かったです。



ちょこんと座るとかわいいんですよねぇ。
この姿にやられて、もう10年以上追いかけています。

今回は、動画にも挑戦しました。
そうしたら、アカネズミのエサを巡る個体間競争まで撮れてしまいました。
それについては、明日アップします。

別の岩穴からもヒメネズミが出てきてくれました

2012-07-20 | 自然観察(哺乳類)

丸火のフィールドで、前回とは別の岩穴からもヒメネズミが出てきてくれました。
今年は、個体の密度が高いかもしれません。



かわいい野ネズミではあるんですが、アカネズミやヒメネズミは真正面から撮ると眼球が飛び出ているのでいまいちかわいく写らないんですよね。
夜行性だから、仕方がないんですが。

ヌマトラノオと青空 by 空倶楽部

2012-07-19 | 空倶楽部

9のつく日は、空倶楽部の活動日です。
今回は、8na8na-clubに続きヌマトラノオです。
梅雨明けの青空の下で、青々としたヨシの間からヌマトラノオが白い花を咲かせていました。



こちらのショットは、ヌマトラノオを主役にしてみました。
こんな青空の下で、これからもっと咲くと思います。



モノクロでも撮ってみました。
モノクロでも、やっぱり夏の陽射しを感じさせますね。
実際、かがみ込んで撮っている時は、じりじりと焼かれるような暑さでした。

静岡県富士市中里 浮島ヶ原自然公園 から

PENTAX K200D+TAMRON 28-300 XR Diで撮影。

撮影日:2012/7/16 13:38

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『空倶楽部』参加要項

【空倶楽部部活動日時】
 毎月9日、19日、29日の20時迄にブログアップして下さい。
【タイトル名】
 タイトルに by空倶楽部を追記して下さい。
【掲載写真】
 空が映っている写真
 掲載枚数は制限無しです。
【文面】
 フリー
 但し掲載写真の撮った場所、月日、時間を記入お願いします。
【入部方法】
 発起人に入部希望のコメントして下さい。
【イベント・企画】
 発起人からブログにて告知いたします。

発起人:かず某さんchacha○さん

ヌマトラノオが咲いてきました with 8na8na-club

2012-07-18 | 8na8na-club
8のつく日は、「8na8na-club」の活動日です。
8na8na-club」については、awaさんの「Dear to you」をご覧下さい。



ヌマトラノオが、白い花を咲かせています。
夏の陽射しが照りつける湿地に、白い花が映えていました。



オカトラノオやサワトラノオと比べると、花序につく花の数は控えめです。
でも、その質素な感じがいいですね。



咲き始めは、ハンゲショウと白のコラボが楽しめます。
これからたくさん咲いていくと思います。

ちょこんと顔を出したヒメネズミ

2012-07-17 | 自然観察(哺乳類)

先日も載せたヒメネズミ。
ちょこんと顔を出したショットも撮れました。



かわいいですよねぇ。
この顔にやられて、もう12年ほど追いかけています。
いわむらかずおさんの「14ひき」シリーズのモデルにもなった野ネズミです。
標本を持ち帰ったシーボルトは、学名に「geisya」と最初つけたほど。
もうちょっと人気が出てもいいのになぁ、とも思います。

午後の陽の光に輝くチョウトンボ by むし倶楽部

2012-07-16 | むし倶楽部
6の付く日は、「むし倶楽部」の活動日です。
ゆるゆるとやっていますので、興味のある方は、お気軽にご参加ください。



今回は、翅が陽の光に輝くチョウトンボです。
個体数も増えて、とても近いところで見ることができます。



翅が動くたびに、色合いが変わっていきます。
「黒い宝石」のようなトンボです。



下から見上げると翅の裏が黒です。
ちょっと地味といえば地味ですね。
でも、ふわふわお飛び回ったり、風に乗って滑空したりする姿は、いつまでも見ていて飽きませんね。

静岡県富士市中里 浮島釣り場公園(通称「めがね池」) から。

PENTAX K200D+TAMRON 28-300 XR Diで撮影。
300mm シャッタースピード優先モード で撮影。

撮影日:2012/7/15 15:29-44

◇『むし倶楽部』参加要項

■活動日時■
 毎月6日、16日、26日の21時までにブログアップして下さい。

■タイトル名■
 記事のタイトルに byむし倶楽部を追記して下さい。

■掲載写真■
 昆虫をはじめとする、小さな生き物が写っている写真でお願いします。
 掲載枚数の制限はありません。
名前がわからなくてもかまいません。たぶん発起人が調べます。でも、わからないものはわからないですが。それでもOKです。

■文面■
 特に規定はありませんが、掲載した写真の撮った場所、月日、時間を記入してください。
 また、使用したカメラの機種やレンズ、露出やマクロの情報も書いていただけると、みなさんの参考になると思います。
また、発起人NOZOのブログ「進め!野外探検隊」(http://blog.goo.ne.jp/nozo_2/)へのリンクを記事に貼ってください。

■入部方法■
 発起人NOZOに入部希望のコメントをして下さい。

■イベント・企画■
 発起人のブログ「進め!野外探検隊」でお知らせします。

◇参加者◇
yopikoさん
awaさん
よしこさん
tanega島さん
ゴッチさん
鮎さん

ヒメネズミに会いに行ってきました

2012-07-15 | 自然観察(哺乳類)

丸火へヒメネズミに会いに行ってきました。
27日(金)の観察会の下準備です。
濃霧&小雨の中でしたが、おみやげのヒマワリの種を目指して出てきてくれました。



警戒しながらも、ちょっと鼻先を出して種をくわえていきます。
この穴のちょっと奥で殻を割って食べていました。
大学時代、この食事行動を研究して卒論を書きました。夜の漆黒の闇に包まれた森の中で野ネズミたちを眺めていると、学生時代を思い出しますね。



ヒマワリの種をくわえて、ちょこんとこちらを見ています。
こちらが何もしないことが分かれば、だんだん警戒を解いてくれます。
森の小動物たちとどうやって仲良くなるかが、自分のライフワークでもあります。
こうしてみると、かわいいですよね。もうちょっと人気が出ても良いのに、なんて思います。

真っ赤なショウジョウトンボがお目見えです

2012-07-14 | 自然観察(昆虫)

眼も体も翅の根本も真っ赤なショウジョウトンボ。
濃い赤なので、とても目立ちます。
ヨシを刈って水面を出した浮島ヶ原自然公園の水場にやってきていました。今年の始めから刈り込んで水面を出し、トンボ類が来てくれるように管理してきたので、ここを気に入ってくれて嬉しいです。



全身真っ赤ですが、いわゆる「赤とんぼ」と呼ばれるアカネ属ではありません。
別属のショウジョウトンボ属になります。
まぁ、どっちだってたいして変わらないですけどね。

セスジイトトンボも産卵していました

2012-07-13 | 自然観察(昆虫)

やはり「おつながり」で産卵するセスジイトトンボ。
こちらもオスが腹部を伸ばして、メスの頭部にのっかるような格好で産卵していました。



しばらくしてオスが水面の水草につかまりましたが、あれれ、メスが沈み込んでいるような…。
より深いところに産もうとしているのでしょうか。



そんなことを考えて観察していたら、さらにズブズブとメスは沈んでいき、腹部は完全に水の中。
つかまった水草が、イトトンボ2匹分の重さに耐えられなかったのでしょうか。
これでも産卵しているんだから、メスって強いなぁと思いました。

クロイトトンボの産卵

2012-07-12 | 自然観察(昆虫)

めがね池(浮島釣り場公園)の赤どぶ池では、クロイトトンボが盛んに産卵しています。
いわゆる「おつながり」で、水面近くのハゴロモモに生み付けていました。



前がオス、後ろがメスです。
成熟すると、胸部の色彩がはっきりと違います。



メスが腹部を曲げて生み付けていきます。
そうしていると…



時々オスが、このようにピーンと伸びていることがあります。
全体重がメスの頭部にかかっているんじゃないかと、心配になってきますね。
よくこんな体勢ができるものだと思います。



産み付けると、おつながりのまま別の場所で飛んでいきました。
産卵行動も、じっくり見ているとおもしろいですね。