釋守成の転居物語(旧タイトル・GONTAの東京散歩)

またまた転居を目論んでいます。
5年間で5回の転居。
6回目の転居の経緯を書いていきます。

半夏生(ハンゲショウ)

2006年07月02日 03時04分02秒 | 季節
七月二日は「半夏生」にあたる。

半夏生は七十二節季のひとつで、かつては夏至から数えて十一日目としていたが、現在では天球上の黄経100度の点を太陽が通過する日となっている。毎年七月二日ごろである。

これは薬草の「半夏」(カラスビシャク(烏柄杓))が生えるころであるから名前がついたようだ。

半夏生のころは、梅雨の末期にあたり、大雨が多い。そんな大雨のことを「半夏雨」と呼ぶことがある。

農家にとっては大事な日で、この日までに農作業を終え、この日から5日間は休みとする地方もある。この日は天から毒気が降ると言われ、井戸に蓋をして毒気を防いだり、この日に採った野菜は食べてはいけないとされた。

関西ではこの日に蛸を、讃岐では饂飩を食べる習慣があるそうだ。

次は植物の半夏生の話

上の画像はゴンタ家のガレージ脇に母が植えて、今年咲いた半夏生である。
ご覧のように、葉が半分白く、半分緑色なのが特徴である。この葉も次第に全部緑になってしまう。この状態はこの時期独特のものである。
そこで、半夏生にこの姿になるので、半夏生と呼ばれていると同時に、半分化粧しているから半化粧といわれることもある。
半夏生と半化粧・・・どっちが先か、でも洒落っ気のきいた命名である。
半夏(烏柄杓)はサトイモ科の植物。半夏生はドクダミ科の植物。ちょっと混乱しそうな名前だ。
半夏もこの時期に生えるから、半分夏で完全夏じゃないっていうのが名前の起こりのような気がする。さて、鶏が先か卵が先かみたいな話だ。

夕方、スーパーに行ったら、半夏生のポスターと「蛸を食べる日です。」のテープが流れていた。商魂たくましいというか。しかし大量に蛸は売れ残っていた。土用の鰻まで半夏生の蛸がメジャーになるには相当の時間を要することだろう。

コメント (2)
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