釋守成の転居物語(旧タイトル・GONTAの東京散歩)

またまた転居を目論んでいます。
5年間で5回の転居。
6回目の転居の経緯を書いていきます。

京都散歩(その2・山鉾町散歩)

2006年07月28日 01時34分28秒 | 旅日記
のんびりとこだま号のグリーン車で京都駅に向かう。
一時間ほどしか寝ていないのに、興奮していて車中でもあまり眠れなかった。
京都駅に到着して、地下鉄の駅に向かう。地下街は祇園囃子が流れて祭り気分は最高潮だ。地下鉄に乗って御池駅に向かう。

巡行の日ではなくて、その前々日に京都を訪れたのは、いろいろと話を聞いていたからである。
巡行は人ばかり多くて、ただ通り過ぎる山鉾を待つだけであるとか、宵山の間は山鉾町では山鉾の装飾品やご神体を飾ったり、秘蔵の屏風などを飾る家もあり、夕方には提灯に灯が入り、祇園囃子が流れて、たいそう情緒がある。
宵山のほうが巡行よりも評判がいいのである。

地下鉄の御池駅は烏丸御池にある。
あらかじめ用意した山鉾建ての位置(山鉾が置いてあるところ)によると一番近いのは「鈴鹿山」である。
いよいよ、山鉾とのご対面である。

「鈴鹿山」を見て愕然とした。山の木枠に松の木が一本立っているだけなのである。
あららこんなはずではなかった。巡行をする姿で飾ってあるんじゃないんだと思った。
そしてすぐそばにあるお神酒所みたいなところに行ってみると、そこに装飾の品々やご神体が飾ってあった。
これが例の飾るということかと納得した。町家に飾ってあれば、山鉾には飾れないよなと。

そうこうしているうちに雨が降りだした。あわてて地下鉄の駅まで戻ってビニール傘を購入して、外へ出るともう雨は上がっていた。そのあと、今にも降りそうな天気の中を、山鉾町の散策に出発した。

*画像は鈴鹿山。木枠に松の木の淋しいものだった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする