曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

LAMY safariのリフィルをジェットストリームインクのM17に換装した

2025-03-01 18:40:00 | 文具
久々に文具の話。

昨年、三菱鉛筆がドイツのラミーの全株式を取得し、子会社化した。

それで文具マニアが期待したのは、ラミー・サファリのボールペンに、三菱ジェットストリームのリフィルが入るのではないか、正式に、ということであった。

サファリに限らないのだが、英語圏の油性ボールペンは書き味が渋い。かなり筆圧をかけないと、まともに字が書けない。

そこで、日本のマニアたちの一部は、サファリの軸にジェットストリームのリフィルを装填して使っていた。両者とも形が似ているのだ。アダプターもあるらしい。

それが同じグループになるので、公式に対応するのではないか、という期待である。

それが今年、実際に実現した。LAMY safari inside JETSTREAMというかっこいい名前で発売された。同時にサファリ用ジェットストリームリフィルも発売された。

僕はサファリの万年筆を3本持っていて、何度か記事にしたが、実はボールペンも1本持っている。2012年の限定カラー「グリーン」のボールペンである。買ったはいいが、激重な書き味に閉口して、あまり使ってなかった。

それで、ジェットストリームリフィルは欲しいと思って探していたのだが、なかなか見つからなかった。売り切れているのか? 限定販売なのか?

一月以上、文具店を見つけては捜査に入っていたのだが、先日ようやく発見して即捕獲した。0.5はジェットストリームでも滑らかではないと感じてたので0.7にした。

早速換装して仕事で使っている。だが、本来のジェットストリームよりフローが良くない気がする。あの、字が暴れるほどの速度が出ない。

インプレスの記事によると、リフィルは完全に新設計らしい。そのせいなのかなあ。まあ、ジェットストリームの滑らかさはそんなに好きではないのでいいんだけど。あと、1100円は高いと思う。

公式にサファリに装填できるジェットストリームインクのリフィルM17

今まで入れてたM16と並べてみた


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2020年の手帳はノルティのアクセスB6マンスリー

2020-01-07 17:34:00 | 文具
遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。

新年一発目のネタは手帳です。久々の文具ネタ。

去年まで2年連続(通算では4年)で「ほぼ日手帳」を使ってたんですが、今年はやめます。

第一の理由は、やはり糸井氏の一言がウザい。2019年版は一月に4個ほど、年間では50個ほどありました。どんだけ載せたいんだ。彼は「まるごと」という言葉が好きですね。

第二に、一日一ページなので無駄なページが多い。僕は手帳を仕事用に使っていてプライベートはほとんど書かないので、土日はもちろんGWや夏休みは白紙が続く。

第三は、書くことが減った。長く薄い仕事が増えてきて、ログをとってもページにかなり空白ができてしまう。おそらく2020年も仕事は薄い。

というわけで、2020年仕事用手帳は、糸井氏の一言が載っておらず、デイリーのログよりではなくマンスリーの予定重視。暇つぶし用に路線図完備とした。

最初に候補に上がったのはロルバーンのマンスリーページ付き。書きやすいのはノーマルのロルバーンを使ったことがあるので分かっている。だが、日本語のカレンダーがいいんだ。祝日とか2020は特殊だろうし。

次は、いつかは使いたいと思っていたモレスキン。週間スケジュール的なやつは使いにくそうなので、無地の普通のやつ。業務ログをそれに取り、月間スケジュールはトラベラーズノートパスポートサイズに2020年のを差し込む。

2冊体制は面倒そうだが、この組み合わせはワクワクした。しかし、実際に職場にトラベラーズノートを持ち込んでテストしてみたら、やはり書きにくかった。小さいし開きにくいし。

次に思いついたのはクォバディスのビソプラン。月間スケジューラに特化したみたいな細長くて薄くてお洒落なやつ。だが、書くところが少ない割に高価なのでやめた。

おしゃれでなくてもいいやと高橋の売り場を漁ってたら、ちょっと大きめの判型でマンスリーで薄いディアクレールというのを見つけた。これじゃん。しかし、路線図が別添で折り返しに収納するタイプ。これでは仕事中に広げられない。

困ったなー、と思ってロフトに行ったら、ほぼ日のマンスリーが出ていた。デイリーのページは日付なしの自由帳になって、その分薄い。俺の志向に合わせてきやがったぞ、どうする?と迷ったが、薄過ぎてトラベラーズの革カバーで挟むと余りがデカそうなのでやめた。

高橋にあるならノルティにもあるのでは、と探すと、あった。ディアクレールと似たやつが。しかも路線図は内部に組み込まれている。カバーの端の処理がチープで掌が痛いのが難だが、これに決めた。




ノルティのアクセスB6マンスリー。



判型が今まで使っていた手帳よりひと回り大きいので、月間スケジューラに書き込みやすい。



月毎のメモは4ページずつ。1ページ5〜6日分と思えば業務ログには十分な面積。



念願の巻末路線図。地下鉄や大阪のも完備。


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SAKURA craft_lab 003を発見した

2018-10-04 23:16:17 | 文具
昨日、某大型書店の文具コーナーにそれはあった。



最初はSAKURA craft_lab 002の金と銀が出たのかと思ったのだが、手に取ると太くて短い。ツマミが001のようなギザギザタイプだ。何か変だ。

岩石を模した展示台。引力がどうとか書いてある。それはcraft_lab 003だった。いつか出るんだろうけど、出ないかもと思っていた。

銀の方は見た目より軽い。アルミらしい。金の方は重い。こっちはいつもの真鍮らしい。どちらも、何故か持ちやすくて書きやすい。重量バランスがいいのだろうか。

起き上がりこぼしの原理で、クリップがなくても転がらないようになっているらしい。アルミには錘が仕込まれ、真鍮は片側に厚みを持たせているようだが、書いてみても気付かなかった。短いが、人差し指と親指の股よりはお尻が先に出るし、お尻の方の遠心力が小さいのでペン先を操りやすかった。インクフローも適度で、しっかりした線が書けそう。

だが、買うかといえば買わないと思う。001持ってるし、8千円もする。旅先にこれとモレスキンとかトラベラーズノートを持っていくイメージなんだろうけど、旅先でもログを取るのはスマホが便利ということで僕のなかではファイナルアンサーが出ている。

それより、003のリフィルは0.8mmらしい。001にも使えるのなら、一応確保しておきたい。

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トラベラーズノートとブックカバーのブラウン

2018-09-01 19:30:00 | 文具
モレスキンやほぼ日手帳と並ぶ人気の手帳プロダクツとして、「トラベラーズノート」というのがある。いい感じの一枚の本皮でページを挟んだだけというワイルドな手帳である。

ページを止める金具が背のほうに出っ張っていて書きにくいし、レギュラーサイズは他に近いサイズがない変な縦型。はっきり言って雰囲気だけで、何に使ったらいいのか分からん。

しかし、皮がいいのだ。僕の皮製品観の中では理想の皮と言ってもいい。適度に堅くて適度に柔らかい。使い込むと表面が堅くなりテカテカする。傷がついても味わいがある。

なので、例によって用途は後回しで、とりあえずレギュラーサイスを買った。10年位前の話だ。色はブラウン。一番革っぽく、使い込んだ後の変化も、いかにも使い込んだ感じになる。

といっても、当時の色はブラックかブラウンしかなかったのだが。

まだ小さかった娘が描いた絵や手紙をスクラップしてみたり、何か人生の目標みたいなものを書いてみたりしたが、前述の通り使いにくくて、しまいこんだままになってしまった。

その数年後、使わなかったのは中途半端なサイズのレギュラーだったからで、小さい「パスポートサイズ」ならいいだろうと、それを買った。今度はブラックにしようと思っていたのだが、レギュラーのブラウンを育て切れなかったので、今度こその意味をこめて、またブラウンにしてしまった。

パスポートサイズは、買い物メモを書くなどして、それなりに使っていたのだが、メモはスマホで書くようになって、徐々に出番が減っていった。買ってから4年くらい経つが、まだ使い込んだ感じにはなっていない。

そしてつい先日、今度は中目黒のトラベラーズファクトリーへ行き、トラベラーズノートと同じ皮を使った文庫本サイズのブックカバーを購入した。用途は、ほぼ日手帳のカバーである。

手帳カバーといえば、かなり前にブリットハウスのThemeを「一生使う」と誓って買っている。それがどうしてまた違うものを買っているのか。

Themeは2年以上使っていたのだが、かばんの中のゴミが内側の皮に多数付着してしまったのだ。皮用のクリーナーで拭いたがきれいにならず、ムキになって擦ったら皮の表面が剥がれてきてしまった。実用上は問題ないのだが、またゴミがついたらと思うと、気軽に使う気になれなくなってしまった。

その後継ということで、満を持してトラベラーズノートのブックカバー購入となった。通販かトラベラーズファクトリーでしか入手できず、ネットでの情報も少なくて本当にほぼ日手帳を収納できるか不安だったのだが、買ってみたら余裕だった。

そして色だが、またしてもブラウンにした。過去2製品で納得がいっていないので。3連続で同じ色とは、本当にアホである。

文庫本のサイズは出版社によって微妙に違う。僕の経験ではハヤカワは背が高い。角川は全体的に小さい。ギリギリのサイズのカバーだと、ハヤカワが入らなかったり、500ページ近いと収まらなくて裏表紙のほうは折り返せなかったりする。

その点、このTFブックカバーは縦がたっぷりサイズで、どんな文庫本でも入りそう。折り返しがないので分厚くても大丈夫。ほぼ日手帳だと、かなり余る。

その代わり、ほぼ日手帳の純正カバーのような多数の収納やスピンはない。トラベラーズノートのように、ただ中の文庫本を挟む一枚の皮である。ちなみに4200円+税。

手帳カバーとしての使い勝手はいいとは言えないが、しっとりした手触りとか動物の匂いがなんともいえん。トラベラーズノートは仕事用には見えないので、職場の机においておくと相当浮いてしまうが、ブックカバーだと大丈夫だ…と思う。


開封前。


予想より黒かった。三枚目にして一番黒い。


ほぼ日手帳2018に装着。


縦も横も余裕たっぷり。ネットでもこの情報が少なかったので、装着するまでドキドキだった。


三枚のブラウン。パスポートサイズは今思うと極端に明るい茶色だ。個体差か? まあ、生き物だからね。

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ちょっと黒くなったSAKURA craft_lab 001

2018-07-29 17:38:21 | 文具
殺人的な暑さと、東京ヤクルトスワローズ謎の7連勝などで、ブログを書くのをすっかり忘れていた。酷暑が続きますが皆様いかがお過ごしでしょうか。僕は夏バテ気味です。

SAKURA craft_lab 001を買ってから4ヶ月が過ぎた。

SAKURA craft_lab 001の○と×

この4ヶ月、仕事で「ほぼ日手帳」に書き込む際は、80パーセント以上がこのcraft_lab 001を使用している。残りの15%がパイロットのコクーン万年筆で、5%がその他サラサクリップヴィンテージなど安いやつ。

要するに、僕はcraft_lab 001を結構使い込んでいる。

結果、予想通り金ぴかだった真鍮部分が黒ずんできた。胴体はそれでもまだ光っているが、クリップはまったく照りがなくなってマットになっている。部材によって表面加工が違うとかなんだろうか。クリップは純度の高い真鍮だったりするんだろうか。

おかげで、買ったばかりのころの、金ピカで目立ちすぎて人前で使いにくい、というのは多少緩和されている。

重さのほうも慣れて、というかcraft_lab 001の重さに手が最適化されてしまい、最近では軽い筆記具だとペン先が暴れて字が書けなくなってしまった。クレジットカードで買い物した際のサインとか、縦線がビャッと長くなりすぎて困る。

使い込んでる割にリフィルのインクはまだ十分以上残っている。残っているのにブルーブラックを買ってしまい、今はそちらを入れている。どっちにしてもほとんど黒なので、あまり変わらないのだが。





前回の写真は、確かニコンD7100とマイクロ40ミリで気合い入れて撮ったのだが、今回はiPhone 6sで撮ってSnapseedで加工した。

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