曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

小田原ドラゴン「今夜は車内でおやすみなさい」第5巻の感想

2022-12-28 08:46:00 | 
小田原ドラゴンの「今夜は車内でおやすみなさい」第5巻を予約して発売日に購入した。



日本一周の途中からスタート。松江、京都、愛知(刈谷)で一旦東京に帰還。キャンピングカーのショーなど見てから後半スタート。舞鶴から小樽のフェリーで北海道上陸まで。

4巻の記事でも書いたが、旅に出てからは実話が増えるというか、貧乏で売れない漫画家シャーク小笠原より、Twitterのフォロワーが2万人以上いる人気漫画家小田原ドラゴンが強めに出てるので、卑屈になったり悲観したり絶望したりが少ない。

由美子さんも出てこないので、あの激痛を伴う青春のフラッシュバックもない。

激痛不足を補うためか、シャーク小笠原の半生のダイジェストをお送りする回がある。大学に行かなかったことで大学生を嫉妬し続ける半生であった。でも僕の半生じゃないので共感とか鈍痛は少ない。僕は一応大卒だし。

抉ってくるエピソードは少ないが、車上生活おじさんが漂流するところ(第59話)は、ちょっと手が止まってしまった。分かるような、分からんような。ああなったら終わりなのか。それとも旅とは、人生とは所詮孤独なのか。



京都で女子大生のやよいちゃん宅に数日間滞在する。この5巻に何か起伏があるとすれば、京都編とでもいうべき第56話、第57話だ。観光するわけでもなく、イオンに行ったり、やよいちゃんとおかーの話を聞いただけだが、多分あれは実話なんだろう。妙なリアル感というか生活感があって、僕も一緒に滞在した気分になった。


女子大生の家に滞在といっても、駐車場に止めさせてもらってシャークはそこで寝泊まりし、ご飯は家で一緒にというスタイル。

ヤンマガの最新のエピソードと作者のツイートでは、実はもう日本一周が終わりかけている。ニ周めには行かず、何か決着を付けて終わりそうな気がする。寂しいなと思ったが、よく見ると5巻の最後が第64話で、最新が第121話である。紙になってない話が、まだ半分くらい残っていたのだった。

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【悲報】日本、結構ヤバい

2022-12-22 08:12:00 | 社会

今日は久々に真面目な話をする。真面目で曖昧な話。

日本のGDP(国内総生産)は中国に抜かれて世界3位、という話をニュースなどでよく聞くじゃないですか。

抜かれはしたけど世界3位だからね。抜かれたのも最近(2010年)だから、まだそんなに差のない3位だろうし。

僕の中のなんJの順位図的なイメージはこうだった。

米=====中==日==========他

ところが全然違った。

2021年のGDPはアメリカ約22.9兆ドル、中国約17.7兆ドル、日本が約4.9兆ドルだった。

えっ、そんなに離されてんの?!この11年で?!

いやでも中国は人口多いから。国民一人当たりのGDPなら、まだ日本が上でしょ。

じゃ、じゃあ、4位はどこなの?

4位はドイツで4.2兆ドルである。実際のイメージはこうだった。

米==中=================日=独

これヤバくない? 今更だけど。



世界1位か2位のトヨタ、カメラ世界1位のキヤノン、世界のソニーを擁してこれなのかい。

頼みの国民一人当たりのGDPなんて27位ですってよ。2位のアイルランドは一体何して儲けてんの。※

※アメリカの企業が多数入り込んでるらしい。それが可能な解放経済ということらしいが。



よくテレビで「日本のここが凄い!」的な番組をやってるけど、虚しいから今すぐ止めてくれ。

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iPhone 14 Proで撮った小川町

2022-12-18 09:41:00 | 写真
Googleマップで見つけた某カレーを食べるためと、某聖地巡礼のために、埼玉県の小川町に行ってきた。小川町は盆地にあり、古い蔵とかが今も残っている、いわゆる「小京都」である。

写真はiPhone 14 Proの標準カメラまたはヒプスタで撮り、適宜ヒプスタかWaterlogueで加工している。


この手の建物がその辺にたくさんある。

江戸時代から栄えてる町なので、細い路地が多い。


文化財級に古い建物ばかりだが、川越なんかと違って、だいたいくたびれている。


特徴的な店名のカレー屋さん。これはカラーじゃないとダメだと思って後からTejasレンズで加工。


ほぼ全部乗せだというスペシャルカレーを注文。コクのある複雑な味のルーで美味しかった。あっという間に食べてしまって勿体なかった。


おしゃれなカフェや飲食店が共同で?案内板みたいなのを要所に設置している。


駅前通りの商店街。市でもない地方の「町」だからか、コロナのせいか、閑散としてた。撮影には好都合。


小田原ドラゴンの「今夜は車内でおやすみなさい」に登場するヤオコー1号店。


ヤオコー1号店には今でも伝説のイカフライのり弁当があると聞いてやってきたシャーク小笠原だが…。


シャークが見たおはぎの大群はなかったが、1号店に相応しい立派な和菓子コーナーはあった。イカフライのり弁はもちろんなかった。


唐突にデザイナーズマンションみたいなのがあり、駐車場にWRCカラーのスバル・インプレッサと先代のホンダ・シビックType-Rが並んでいた。

城跡に行ってみたが城っぽいものは何もなく、「鎌倉殿の〜」に関係があると主張する碑があった。

図書館が古い街並みに合わせたレトロモダンな建物でよかった。

中も凝ってて綺麗で居心地の良い空間だった。


一見何の変哲もない壁だが、走るミッキーのパラパラ漫画的なものが順番に配置されている。

黄色いフォルクスワーゲンが好きな人なんだろうなあと思った。












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iPhone 14 ProでHipstamatic 〜 LAWRENCEVILLE HIPSTAPAKの巻

2022-12-05 08:06:00 | カメラ
12月配信ギアのLAWRENCEVILLEのレビュー。

Stephen F76レンズは彩度を極端に落とす。ランダムに落としてるようにも見えるし、元々濃いところは多少残してるようにも見える。


Butler 1814フィルムは、さらに彩度を落とし、表面にザラザラしたテクスチャーを乗せる(公式の言うpigment=絵の具と思われる)。周辺光量も激しく低下するが、普通に端が暗いのではなく、元々の明るいところを中心にして暗くする感じ。ビネットの中心点が写真の真ん中ではない時がある。

この二つのギアを合わせると、白黒写真並みに彩度がなくなり、ダークで思わせぶりな絵になる。ノワールって言った方がイメージに近いかな。よほど変なものを撮らない限り、大体かっこよくなる。久々に名作かも。

Stephen F76は、多分スティーヴン・フォスターのことだと思われる。ローレンスビルの人だったらしい。

まずはLAWRENCEVILLEパックの組み合わせの作例。







フィルムを、やはり彩度低下の定番、Blanco BL4に変えたのがこれ。ざらざらが嫌だったらこれでもいい。久々にレギュラーを獲りそうなギアである。






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ホンダ・フィット4 RSを買うとしたら

2022-12-03 10:35:43 | クルマ

今乗っているホンダ・ヴェゼルは今年の春に1回目の車検を受けた。うちのクルマは代々2回目の車検を通れない宿命にある。5年乗らずに買い替えているのである。

となると、次の買い替えは1年後くらいになるのだが、今クルマは供給難というか納車が遅い。今回取り上げるフィットRSガソリンの場合、今注文しても納車は来年10月ごろらしい。この納車遅れが続き、いつも通り4年半くらいで乗り換えるのなら、もう考え始めなくてはならない。

しかし、フィット4のビッグマイナーチェンジで追加されたRS、次期マイカーの大本命RSには、文句を付けたくなる点が多々ある。というか、ガソリンはこの内容だとほぼ買えないと思った。

致命的なのはパドルシフトがないこと。これだけで、もうRSを買う意味がないが、さらにRS e:HEVにはあるフロントの強化スタビライザーとリニアスタビブッシュがない。エンジンがHOMEとかと同じなので、もう見た目だけである。

足回りについては、e:HEVより100kgも軽いので、スタビライザーを同じにすると硬すぎるということらしいが、サスも大して違わないとなると、他のガソリンモデルと何が違うのという話である。僕は実際フィット3 RSガソリンに乗っていたわけだが、あれもエンジンは他のガソリンモデルと同じだった。もしあれにパドルシフトがなかったらと考えると、多分買ってないんじゃないかと思う。

おそらくもうホンダはガソリン車を作る気がない。少なくともやる気を感じない。シビック・タイプRのガソリンが凄いと言われているが、伝統の灯を消さないために仕方なくやってる感がある。時代に取り残されそうな伝統芸能が、後継者を必死に探して継がせようとしているような感じ。ハイブリッドもガソリンエンジンは載せるわけで、タイプRくらいは作っておかないとガソリンエンジンの高い技術が失われる、と思っているのではないか。

というわけで、今回のRSガソリンには失望し、僕の中の本田技研株は大暴落しているのだが、同時に、さすがにウチもハイブリッドに移行する時が来ているのかなとも思う。うちの奥さんはフィット系に飽きてて、「またフィット!?」とか言うだろうから、ハイブリッドで違いをアピールするほうがいいんじゃないかとか。

RS e:HEVの減速セレクターには大して惹かれないのだが、モーター駆動にはギアチェンジがないし、しょうがないよね。シビックのe:HEVは結構面白いという話なので、その技術が入ってるならフィットRS e:HEVもいいのかもなと。

で、久々にセルフ見積もりを取ってみた。ナビなしが選べないのが気に食わない。ガソリン、ハイブリッドの問題以前に、それだけでもう買う気が萎える。インターナビのフローティングカー情報は便利だと思うけど、車両と連携する機能は一切不要。連携って言ったって、ナビ側の情報の一部がクルマ側のメーターに表示されたり、クルマ側の情報がナビ側にちょっと出るだけだからね。エアコンの設定をナビの画面で見たいとか絶対思わん。

e:HEVの見積。ナビはしょうがないから安いほうを選択。オプションは例によってフロアカーペットだけ。ヴェゼルの下取りを合わせたら、200万切るかどうかだな。

絶対買わないけどガソリンRSの見積。

ガソリンRSについて、ターボがないと失望している層がいて、シビックとの差別化のためか、なんて言ってるのだが、それはないと思うぞ。シビックベースのストリームRSZに乗っていた経験から言うと、フィットの小さくて軽い車体にあのターボエンジンを積んだらバランスおかしくなるわ。シャシーの強化、サスのさらなる強化はもちろん、タイヤ太くしなきゃならん。ボディの許容力みたいなのが全然違うんだよねフィット系とシビック系では。


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