11月12日にパッチ7.1がリリースされた。まずは、その前の話から。
◾️至天の座アルカディア・ライトヘビー級
ゾラージャが滅んでソリューションナインが平和になり、格闘技大会「アルカディア」が再開された。例のレギュレーターとかの技術を使って魔物の魂を注入された闘士が戦う競技である。
この魂注入が実は危険で、裏では歴代の闘士たちが死んだりしてるらしい。興行を仕切ってる黒幕を成敗し、闘士を救うにはあんたがチャンピオンになって浄化するしかない、と言われてサブ子はリングに上がる。
というお話が付いてるものの、やることはいつもの8人レイドである。漆黒のエデン、暁月のパンデモニウムの黄金版というわけだ。
最初の敵はブラックキャット。髪がピンク色の褐色ミコッテだが、試合中は巨大化して通常のボスくらいになる。意外にいい子で、自分を負かしたサブ子に興味を持ち、家に泊めてくれたり、アルカディアのことを教えてくれたり、しまいにはセコンドに付いてくれる。
左がブラックキャットの中の人、ヤーナ。右がプロモーター。
2番目はハニー・B・ラブリー。いわゆる白姫っぽいゆるふわな髪型のヒューラン女性。試合中はミツバチ的なコスプレをして巨大化する。自分の魅了で虜にして殺す、というような攻撃が多い。3個ついたら死ぬハートマークを4人が1度は自主的に受けなきゃならないギミックとか、なかなか考えさせてくる。
3番目は人相の悪いハイランダーのブルートボンバー。パワーだけでなくスピードもあって、大急ぎで180度振り向いての半面「以上」焼きなど厄介。後半、レフェリーの制止を無視して薬物を追加投入。さらにムキムキになって怒涛の攻撃をしてくる。
ブルートボンバー戦。サブ子は死亡中
4番目は雷系の攻撃を得意とするウィケットサンダー。実はヤーナ(ブラックキャット)の実姉ユトロープ。人気闘士だったのだが、このままだと死ぬまで戦わされると気づいて失踪。イキのいい新人サブ子のエーテルをゲットして体を治そう、的な理由で復帰。
方向を都度暗記しないとならない5連続攻撃など難しいのだが、いつも通り4層はトークン武器交換アイテムを出す敵なので、僕の戦略では一度4人クリアしたら、翌週からはこいつだけやることになるので慣れた。
8人レイドの装備は、強化できる新式やトークン装備にはどうしても劣る。次のパッチが来ればミラプリ用にしかならないので、サブ子は無理に集めることをせず、前述のようにコンプ後はウィケットサンダーばかりやって今に至る。それも機工士の武器をもらった所でやめてしまった。
◾️CROSSROADS〜未知との邂逅
では、メインクエストの話。
紫ドーム内は30年余計に時間が経ってるので、帰還したトラル国民が家族に再会した時に困る事案が多発。別れた時5歳だった幼児が、35歳のおっさんになって父親より年上とか。
なるほど。そういうことになるかと思ってたら、その紫ドームがスフェーンの国葬をやるという情報が。スフェーンを殺したのは我々だが…どうする?
VRな存在だったとはいえ、スフェーンを殺したのは我々だからなあ
とりあえず、正式な参列者はトラル王としてのウクラマトのみにして、サブ子たちは一般の部で参列することになった。人の死の記憶を消去してきた紫ドームの人々だったが、困惑しつつもスフェーンの巨大な遺影に花を手向けていた。
死の概念を知らない子供に聞き齧りのヨカフイ哲学を披露するウクラマトさん
そこから、最初からその死者の記憶がない場合と、ある場合はどちらが良いのかという議論になる。グルージャは亡き母のことを知らないので、死の悲しみはないが、寂しいという。
そこで、グルージャの母親のことを調べてみると、ゾラージャに仕えていた呪術医だったことが判明。彼女の記憶だか日記だかをストレージから掘り出してみると、どうやらゾラージャに惚れていた模様。魔物の脳に人の意識を移植する実験をさせられていて、それに成功したら望む報酬をいただく約束をしていた。報酬はゾラージャとほにゃららすることで、結果グルージャが生まれた。
報酬とは
進むも地獄、戻るも地獄みたいなダークなロマンスは話として聞くぶんには興味深いが、トカゲ同士だからな…。ビジュアル的にはかなり微妙だった。
調査結果から、実験場があった村へ向かう。そこで今回の新ID「廃地討究ユウェヤーワータ」解放。コンサポでクリア。3ボスの真ん中が落ちると死ぬ穴のステージは緊張したが、アレキサンドリアやストレイバローよりは素直なギミックが多く、今後もエキルレでやっていけそう。
ユウェヤーワータ3ボス撃破後。右端がグルージャ
ユウェヤーワータ実験場で入手したデータから、グルージャの母の声を再生。よかったなグルージャ。めでたしめでたし。
とおもいきや、突然スフェーン登場。国葬の時に配ってた喪章仕様のレギュレータ(限定5000個)をつけてる人は永久人になれるよキャンペーンを展開していた。ソリューションナイン市民からも、スフェーン死去の記憶がなくなっている模様。スフェーン、お前何者だ?
で、スフェーンがニヤリとした口元のアップで終了。続きはパッチ7.2で。
何度も復活できてVR永遠人最強では?
◾️友好部族クエスト・ペルペル族
待望の友好部族デイリークエスト新シリーズが始まった。ペルペル族がコザマル・カの観光開発を行うのを「最高顧問」という立場で手伝う。
拠点として、ただのジャングルだった場所にポガ停船所というエーテライトと集落が出現した。四つもエーテライトがあるフィールドエリアは初だと思う。コザマル・カは広いので、これは助かる。
クエストは、観光客の農業体験を一緒にやるとか、魔物から護衛するとか、観光地としてどうなのかのアンケートを取るなど。脱走した子アルパカを探すやつは小さくて可愛い。
このデイリークエは、1回約200万の経験値が入る。暁月のアルカソーダラ族のが100万、漆黒のピクシー族のは33万だった。今度も3倍で300万かと思ったら違った。
サブ子は今上げてる竜騎士でやりたい所なのだが、トークン天道集めを優先して忍者でやってる。カンストジョブでやると、天道を5個貰えるのだ。1週間やると105個になる。これはデカい。
新設されたポガ停船所で新エモート「指示を待つ」
◾️ ジュノ:ザ・ファーストウォーク
黄金拡張の24人アライアンスレイド「エコーズ・オブ・ヴァナディール」の第一弾「ジュノ:ザ・ファーストウォーク」が解放された。FF14の兄貴分、FF11とのコラボ企画である。
僕はかつてFF11を約6年間プレイしていた。レベルキャップ75時代、拡張で言えば「アルタナの神兵」の開始後くらいまで。ニーアレイドは「知らん話や」だったが、今回のアラレイドは「原作を知ってる」勢である。ちなみにFFTはやり込んでたので、紅蓮の「イヴァリース」も話が分かっててやってます。
ただ、今回ヒロイン格のプリッシュは覚えてないんだよなあ。外見から(中東風の)アトルガンの人だろうと思ってたけど、タブナジアの人なんだね。と言われても全然思い出せんわ。FF11はストーリー薄いからなあ。
1ボスまでのエリアがジュノ下層。皆懐かしがってるが、雰囲気が原作と違ってダークなので、僕はそれほどでもなかった。この時点では。
で、1ボスがプリッシュ。彼女が「ぐ〜る!」と言った回数で吹き飛ばしの距離が変わるギミック、最初の「ぐ〜る!」が聞こえなくて失敗。動画などでチェックし、最初のは声が小さく、だんだん大きくなることを理解。声量でも飛距離が分かる。それで2週目から失敗しなくなった。
プリッシュ戦
2ボスまでのエリアは、まさかのボヤーダ樹。あることを知らなかったので、こっちは懐かしかった。ここはレベリングで死ぬほど通った。いろんな思い出がある。
2ボスはファフニル。11ではNMだったので、平凡なヴァナ市民だった僕は見たことがない。竜のねぐらはレベリングのキャンプ地として何度か来たことがあるけど。そんな僕でもファフニルは後方に攻撃してくることは知ってたので、それは避けられた。後半の外から、または内からの円形範囲と移動竜巻と赤黒円形範囲の複合でやられた。サブ子だけでなく、みんなやられた。
3ボス手前はトゥー・リア、通称「空」だった。空に浮いてる島なので、ラピュタとも呼ばれていた。敵が強いエリアなので、11では景色を楽しむ余裕なかったけど、14のは雑魚戦の場なので景色を楽しめた。15年ぶりだけど、やっぱりここは美しい。
FF14の高解像度で再現されたトゥー・リアの道中
で、3ボスが噂のアークエンジェル、略してAA。FF11では「神威」という18人用バトルで登場する。LSメンと、さらに知り合いをかき集めて挑戦した。神威はFF11でも屈指の超難易度バトルで、当日の作戦会議だけで2時間かかった。そんなの14では固定メンバーの高難易度でもない限りしないだろう。でも11では、事前の入念な打ち合わせは当たり前だった。
バトルも大変で、ナイトだった僕は、専属の赤魔道士にサポートされながらAA-MRをマラソン(引き摺り回す)した。AA-EVが大暴れして回復待ちの後衛をまとめて吹っ飛ばし、何度も壊滅寸前になったが、なんとかギリギリ勝てた。僕のFF11名勝負でもトップ3に入る戦いだった。ちなみに他の二つはオメガ・アルテマ戦とカムラナート戦。
アークエンジェルス参上!
現代に戻る。5人のAAは原作通りカッコよく現れる。14も11もやってない方は、ベルセルクのゴッドハンド5名みたいな感じだと思ってもらいたい。始まるとAAの頭上にマーカーが付いた。11のように、まず数を減らさなきゃ、当時の作戦通りTTから、と叩いてたのだが、マーカーはパーティーごとの相手制限デバフだった。サブ子はBアラだったのでβのAA-GKしか攻撃できない。
普通、ボス戦でも敵が複数の場合、それらは一時的に出てくる雑魚だ。しかし、AAは5人もいるけど、それぞれがボス級かそれ以上に強いことを僕は知っている。ボス5体と同時戦闘なんてFF14ではたぶん初だ。勝てるのか?
と思ってたけど、実は前半はTT、MR、GKだけで、後半はEV、HMだけしか出てこないのだった。一生に一度やるかどうかの神威と、毎週何度もやるアラレイドでは、やはり難易度設定の考え方が違うか。
もう一度この「ラ・ロフの劇場」に来ることになるとは夢にも思わなかった
それでも初週は皆分かってなくて大苦戦、常に半数が死んだ状態で火力が足りず、終わるまでにたぶん15分くらいかかった。長い。
4ボス手前はズヴァール城。道のセンターから少しでも左右に寄ると感知されて、十数体のデーモンが襲いかかってきて壊滅するところだ。FF11は雑魚で普通に壊滅する(そして経験値をロストする)ゲームだった。
4ボスは当然闇王(ダークロード)。11では実はそんなに強くない(僕がレベルキャップ60時代にクリアしたせいもあるが)のだが、14のはメチャクチャな強さ、というか戦いにくさだった。
闇王はレベルキャップ50時代のラスボスなので楽勝なイメージだったのだが
扇範囲のギガスラッシュが分かりにくい。闇王の剣の軌跡が我々の頭上を覆うので、自分が見えない。魔法陣の剣が小さくて色も目立たず、方向が判別しにくい。初週は訳が分からず、ただただ死にまくった。サブ子は実装2日目で、早くも慣れた戦闘大好き勢がいたのでピクミンも多少できたけど。
ギブアップせず闇王まで倒して、サブ子はなぜかタンク胴を貰えてしまった。ジュノのタンク装備集めなきゃならんくなったじゃん…。ここのドロップ装備はAAのである。11ではカッコよく見えたが、14で着るとそうでもない。オメガでもらえるオミクロン装備に似てるし。
アークエンジェルのタンク銅。ニーアのにも似てるので合わせても違和感がない
バトル後は自由にシュノに行けるようになる。ダークな演出はなく、よく晴れた明るいジュノ下層だ。これは懐かしい。でも、人気がなくてゴーストタウン気味だった。テレポタクシー乗り場とか、当時は表示しきれないくらいの人で埋め尽くされてたもんだが、今は誰もいない。
ファーストウォーククリア後の平和なジュノ下層。懐かしいけど人が少なくて寂しい
謎の鉱石を競り落とすクエスト発生。出品価格が見える14のマケボと違い、11は見えない最低落札価格がある。それを再現したのだろう。15年前とはいえ、当時数百回落札したカンが蘇ってきて簡単にクリア。
◾️トレジャーハント
7.1前の話だが、宝の地図G16というのを掘っていた。G16はソロ用。地形だけが描かれた地図を頼りにトラル大陸のどこかを掘ると宝箱とモンスターが出て、倒すとお宝ゲットというコンテンツだ。例のトラル民族風おしゃれ装備用の布が出ると当たり。30万くらいで売れた。サブ子は2回くらい出たかな。
その後、モグモグコレクションが開催され、一番難しいチャレンジの課題が、宝箱の魔紋から宝物庫に5回入るというやつだった。8人用の宝箱は、開けると稀に魔紋が出現し、そこから宝物庫のバトルフィールドに入れるのだ。入ってからは討滅戦のボスみたいなのを倒して先へ先へと進み、いろんな籤みたいなのを引いたりして最終ステージを目指す。
8人用なので諦めていたのだが、100タンクなら漆黒エリアの、つまりレベル80時代のなら行けるかもと、8人用地図G12をやってみた。
箱を開けた時のモンスターは簡単に撃破できた。魔紋を開けて中に入るだけでモグコレとしては1回とカウントされるので、これでOKだ。宝物庫の中はレベル80に下げられる。一応戦ってみるが、死んで外に出される。
宝物庫の中。この巨大な宝箱を開けるとモンスターが出てきて、倒せばお宝が手に入る
これで5回はクリアしたのだが、ある時、ちょっと思いついて戦士でやってみた。80制限のガンブレイカーだとコランダムが使えないなど、そんなに強くないのだが、戦士は80でも超回復の血気を使える。
結果、ルーレットで下級に当たり、雑魚を何匹か召喚するタイプの敵なら勝てることが判明。血気の回復は時間内のヒット数によるので、雑魚がいないとダメなのだ。
モグコレが終わり、7.1がスタート。今度は地図G17(8人用)の大ブームが来た。新しいおしゃれ武器が大人気で、それを入手するためのG17は1枚25〜30万ギルで売れた。サブ子はもちろん、メイン子も、インしたらまずは地図という日々が続いている。開けるとかはなく、ただマケボに出す。だんだん値が下がってきてるが、それでも15万前後だ。
持ってるゾーモー山のレンジ装備を全部カバンに入れてゾーモー山を周回して9回目にようやく胴が出た
ロネーク避けの装置を付けた機関車の試運転。本編では書かなかったが、紫ドームとの交通を便利にするのと自然保護を両立させるために、コーナ兄さんが怪物に体当たりしてメガネにヒビが入るエピソードあり(雑な説明)
ジュノ下層で記念撮影。左がプリッシュで中央が転生ナイト。バストゥークの銃士隊装備だ(よね?)
FF11はパーティーを組まないと何もできなかった。攻略動画もSNSもなかったので攻略サイトとネ実(某匿名掲示板)だけが頼りだった。と言っている
サイズの違いがわかりやすい図。エコーズ・オブ・ヴァナディールは改心したバクージャジャがバディ的に活躍する
クエストが進んでやたら発展したポガ停船所
クエストが進んでやたら発展したポガ停船所