私的ジョブ観シリーズ、今回はモンク編である。
おそらく全世界の平均的ヒカセンにとって「三大ちゃんと覚えていないジョブ」は占星術師、モンク、黒魔道士である。「三大難しいジョブ」のアンケートを採っても、占星術師、モンク、黒魔道士になると思う。僕にとってもモンクは、理解しても野良CFには絶対出さないであろうジョブである。
だが、そういうジョブをなんとか把握しようというのがこの企画の趣旨である。後で読み返して、ああそうだったと自分で思えるような記事にしたい。
基本コンボ的スキル
モンクの基本コンボは独特である。スキル順が固定ではなく、1番目に撃てるスキル群、2番目に撃てるスキル群、3番目に撃って1番目につなげるスキル群、の3群に分かれていて、群の順序さえ合っていれば、群の中のどれを撃ってもいいというメカニズムである。
第1群:2の型を付与
連撃 双竜脚* [壊神脚]
第2群:3の型を付与
正拳突き 双掌打** [四面脚]
第3群:1の型を付与
崩拳 破砕拳*** [地烈斬]
[ ]は範囲スキル。
*は連撃効果アップ30秒(最大30秒)
**は与ダメージ15%上昇の「功力」を付与。15秒(最大15秒)
***は敵に継続ダメージ70を18秒
「型を付与」は気にしなくていい。1群2群3群の順序で打てるようになるんだなあという理解でいいです(自分に言っている)。
これら基本のスキルだけで回すことを考えると、どうなるか。順番に見ていく。
①連撃:普通に初手。第1群は型がついてなくても撃てる。
②双掌打:与ダメアップなので早めに。
③破砕拳:DoTなのでこれも早めに。
④双竜脚:連撃アップはコンボとしての実行時のみなので早く撃ちたくてもここになる。
⑤正拳突き:双掌打より少し威力が上なので。この時点では功力は更新しなくていいはず。
⑥崩拳:これもまだ破砕拳のDoTが生きてるはずなので威力の大きいこっちを選択。
⑦連撃:双竜脚で付いた連撃アップにより威力増、クリティカル&ダイレクトヒット。
以下同文
この6スキルを3スキルずつぐるぐる回していくと、常にDoTと功力が付与され続け、連撃も2周目からはクリダイが乗るということになる。挙げた順は僕がやってるパターンで、他にもいいパターンがあるかもしれない。
方向指定については、崩拳は側面から、破砕拳は背面から撃つと威力がアップする。
連撃。今回は武器を透明化してます 双掌打。エフェクトがない
双竜脚。この後逆立ちして回し蹴りという複雑な技
必殺技
踏鳴を実行すると前述の基本スキル9種を3回、全部コンボ時扱いで撃てるようになる(連撃アップなどの効果が付く)。ここから、3つの群から1スキルずつ3回撃つと鳳凰の舞(威力700)を実行可になる。実行すると陽の闘気が付く。3回撃つスキルが全部同じ群だと蒼気砲(威力600)、2群からだと天宙脚(威力450)を実行可になり、実行すると陰の闘気が付く。陰陽の闘気が揃うと夢幻闘舞を実行可になる。夢幻闘舞はモンクのスキル中最強で、威力は1150。
これだとさっぱり分からないと思うので一例を挙げる。
①踏鳴(9スキル全部が点滅)
②双竜脚
③双掌打
④破砕拳(鳳凰の舞実行可になる)
⑤鳳凰の舞(陽の闘気付与)
⑥踏鳴(9スキル全部が点滅)
⑦連撃
⑧双竜脚
⑨連撃(蒼気砲実行可になる)
⑩蒼気砲(陰の闘気付与)
⑪踏鳴(9スキル全部が点滅)
⑫双竜脚
⑬双掌打
⑭連撃(夢幻闘舞実行可になる)
⑮夢幻闘舞
陰陽が付いた後、夢幻闘舞に持って行く⑫⑬⑭は何でもいい。3スキル撃てばよい。夢幻闘舞を実行すると、1回分だけ9スキル点滅になり、好きなスキルから開始することができる。功力が切れそうだったら双掌打を撃つとか。
鳳凰の舞。エフェクトが激しくて実戦では自分の姿を見失う 蒼気砲。宙に浮いて地球を撃つ夢幻闘舞。6種くらいの超高速連続攻撃で1つだけ取り出しても凄さが分からない
闘気システム
闘気というリソースが5個貯まると、万象闘気圏か陰陽闘気斬を実行できる。万象闘気圏はモンク唯一の遠隔攻撃スキル。威力170の直線範囲で射程10mとしょぼいが、唯一なので貴重。戦闘時にしか実行できないため、敵を釣る用途には使えない。万象闘気圏、陰陽闘気斬を実行すると闘気は0に戻る。闘気は闘気というスキルを実行すると1増えるのだが、非戦闘時に実行すると一度で5個貯まる。基本コンボ123群を1周しても1貯まる。
この闘気システムは低中レベル帯のコンボ外強攻撃として設計されたものだと思う。90だと基本コンボと必殺技の合間に差し込んで与ダメを伸ばす意味しかない。主力のダメージ源ではない。でもこれを適当にやってるとモンクなのにヘイト順低いなってことになりそう。
万象闘気圏。ほぼカメハメ波陰陽闘気斬。ほぼ昇竜拳と言いたいところだが飛び上がらないので違う
補助的スキル
抜重歩行:対象まで移動(ワープ的な)する。射程20メートルで3スタック、リキャスト30秒。リーチが極端に短く、常に敵にくっついてるモンクはこれを使いこなさないとギミック処理が遅れそう。
金剛の極意:10秒間被ダメ20%減。リキャスト120秒。効果中にダメージを受けると金剛の決意が発動して15秒間で継続回復トータル500。ギミックミスして被ダメ上昇デバフが付いたときによさげ。
紅蓮の極意:20秒間与ダメ15%増。リキャスト60秒。夢幻闘舞に合わせたいやつ。効果時間結構長めだね。
桃園結議:15秒間自身とパーティーメンバーの与ダメを5%増。効果時間内の自身のスキルとメンバーのスキル発動で闘気が増える。自身のは100%だが、メンバーのほうは増える確率20%。リキャスト120秒。
疾風の極意:15秒間オートアタックの間隔を半分にする。リキャスト90秒。実はこのゲーム、スキルを撃ってないときも自動で殴っている。高難易度勢にとってはこのオートアタック(通称AA)も馬鹿にならないらしい。
無我:型と功力の効果時間を最大まで延長した状態にする。ちょっとでも動くと効果が切れて型と功力の減少が再開する。履行技など攻撃を受け付けない時間帯に使って、付いてるバフを維持するスキルか。実はほっとくと型は切れるので、攻撃できない時間帯はこれをやらないとコンボが途切れる。
六合星導脚:威力550の攻撃スキルで、実行後5秒間移動速度が上がる。リキャスト4秒。と聞くと良さそうに思えるが、これを撃つと他のスキルのリキャストが遅くなる(たぶんGCDスキルが4秒になる)。なので連発はできない。範囲が来ると分かってて逃げる間際に撃つ感じか。
演武:零の型を30秒付与し、基本コンボ9スキル全部点滅状態にする。リキャスト2秒なので実質ゼロ。これを使えば、初手から双掌打で与ダメアップ>双竜脚で連撃アップ>連撃でクリダイ乗ってウハウハ、これだけやってればいいじゃんと思うところだが、演武はGCDなので、演武の2秒弱がロスになるため、かえってトータル与ダメが減る。連撃アップは1度連撃を撃つと消えるので毎回つける必要があり、そのたびに演武してたら怒られると思う。が、演武は工夫すればすごいことができそうな気がする。
演武。拳聖を目指すためにはこれの使い方がカギと見た 金剛の極意。ヤバいものを背負っている 疾風の極意。もはや解脱。仏になっている。ありがたい
まとめ
リーパーのときもそうだったけど、モンク書かなきゃと常に意識して、できるだけモンクで行動するというのが結構大変だった。近寄らないと攻撃開始できないってのがほんとにね…。方向指定もあるし、GCD速いから忙しいし、臨機応変にコンボ変えなきゃだし、敵から離れられないし、与ダメ上位のイメージがあるので頑張らないとだし、本職モンクの人は尊敬するわ。僕には無理です。
地烈斬。本文ではほとんど触れてない範囲攻撃スキル
本文では無視したマントラ。自分と周辺の味方のHP回復効果を10%増加
無我。有料エモート「抱拳礼」とほぼ同じ動きが無料で
現在のホットバー配置。9スキルスタンバイ状態。闘気5個で万象闘気圏と陰陽闘気斬もOK状態なので全部で11個点滅している