エスポワールシチーの完勝となった。
自分の展開予想ではマコトスパルビエロ、サクセスブロッケン、ティズウェイあたりが、
ハイペースの逃げ争いをすると思っていたので、エスポワールシチーはそれに
巻き込まれるのを避けて、それらの後ろにつけると思ったら、多少仕掛け気味に前に出て、
外の馬を牽制しつつ先頭へ。
そこからティズウェイが前に行くと思ったら、２番手で我慢。
ハイペースどころか、Ｇ１としては平均より遅いくらいで、しかも絡まれずに
単騎逃げに持ち込む理想的展開となった。
向こう上面でマコトスパルビエロが捲って行ったところもうまく抑えて、
抜群の手応えで４コーナーへ。
陣営は、この時点で勝利は確信できたのではないか。
エスポワールシチーの勝利は文句なしの内容だし、前走、前々走からしても、
実力の評価は揺るぐものではないが、意外なほど淡々と流れてしまった印象もあって、
もう少し、他の馬、特に上位人気の馬にも勝負してほしかったような気もする。
形だけではあったが、上位人気で見せ場を作ったのはサクセスブロッケンだけ。
逃げ馬が勝つ場合はどうしても、こういう印象になってしまいがちなのかもしれないが、
あまり迫力のあるレースではなかった。
勝ちタイムも１．４９．９。
このくらいのタイムならば、他の馬ももう少しエスポワールシチーに肉薄できても良いはずで、
それが出来なったところを見ると、他の馬はこのレースではG1級の力はなかったということ。
結構粒がそろったメンバーと思っていただけに、チョットがっかりな結果でもある。
２着のシルクメビウスは、直線巧く外に持ち出せた。
前走の好タイム勝ちがフロックでなかったところをみせたが、あの乗り方では
勝ちはなく、それがいけないとかではないが、結果的に他の馬がそれなりに
４コーナー手前から勝負に出て動いたときに我慢して成功。
Ｇ１では勝負に出た人気馬がつぶれて、自分のレースに徹した馬が台頭することもある。
３着ゴールデンチケットもそんな感じ。
それと鞍上はルメール。
怖い(巧い)騎手だ。
ヴァーミリアンは見せ場なく惨敗。
陣営がどのような敗因をコメントするか注目だが、これまでのＧ１タイトルは
立派であるが、今日の負けはその実績を曇らすような気も。。。
武豊はＪＢＣのあと、この馬自身、今が一番強いとまでコメントしていたくらいだから、
致命的な敗戦。
振り返ると、今まではどうしても相手に恵まれた勝利が多いように思える。
もちろん、強い馬ではあるのだが・・・
まとめ
連対馬の傾向
イチオシのエスポワールシチーが１着。
しかし、シルクメビウスは残っておらず。。。
（３）前走、重賞以外の場合、１番人気１着以外
に引っかかってしまった。
１番人気の条件を取るのと、好タイム勝ちの条件を追加するのかな。。。
３着馬の傾向
これまたゴールデンチケットは残っていなかった。
前走成績からは、どう残すのか微妙。。。
結局、ルメール(外国人)騎手へ乗り代わりは除くって事かな？？？
それと、連対馬の傾向にもいえるが、阪神開催に変わったので、
もう数年は傾向の信頼性は引くと思ったほうが良いということでしょう。
オッズバランス
ヴァーミリアンは絶対ではないとコメントしたとおり飛んだ。
しかし、なんだかんだ言ってもヴァーミリアンが１番人気と思っていたら、
まさかの２番人気。
不安説とかもあったのか？
それとも単にエスポワールシチーが強いと評価されたのか？
ヴァーミリアンの鞍上が武豊だけに不思議な人気でもあった。
武豊人気に陰り？
Ｇ１で飛びまくっているし・・・
調教
調教で挙げた馬は１頭も来ず。。。
これはしょうがないかな。
エスポワールシチーは順調度で言えばよいけど、調教から大きなプラスがあるとは
評価できなかったので。
ということで。
馬券は本命のエスポワールシチーが勝ったが、シルクメビウスはノーマークでハズレ。。。
シルクメビウスは抑えれば抑えられない馬ではなかったが、前走は嵌った感じがあるし、
それでいて、それなりに人気になる馬で、オッズバランス的に手が出しにくかったので。
この２戦の内容だと、脚質的には展開に左右されるので、一応、信頼性は疑問。
特に今度は確実に人気になるので、相手関係にもよるが、次も軽視したい気持ち。
最近、完全に馬券は下降線。。。
ＪＣダートのように軸馬が来ても抜けるレースが多く、フラストレーションが溜まる。。。
