Whatever will be, will be.

気まぐれ日記。

阪神JFの回顧(まとめ)

2009-12-13 22:30:49 | 競馬
アパパネが食い下がるアニメイトバイオを半馬身抑えて2歳女王に。

勝ちタイムは1.34.9。
タイム自体はG1にしては平凡も同日の1000万クラスが1.35.3。
レースの流れもそう大差はなく、2歳で1000万クラスより速いので及第点。

雨の影響から、回復しての良馬場。
パンパンに乾いた馬場ではなかったということだろう。

去年も同じような馬場だったと思われ、勝ち馬のブエナビスタのタイムは1.35.2。
これからもタイム的には悲観するものではない。

ただ、去年のブエナビスタのように、勝ったアパパネに圧倒的な強さを感じるものではなかった。

アパパネは外枠から巧く内目に入って中段を追走。
そこから4コーナーでは外を回ろうとする素振りもあったように見えたが、
前の馬がみんな外に膨れて、インがスッポリ空いたそこを伸びてきた。

そこから抜けてきたのは能力だが、結果的にロスなく乗れていたレースで、
他馬をねじ伏せたようなレースではなかった。

よって、今回の内容ではまだ来年の桜花賞へ向けての勝負付けは済んでいないと思われる。

とりあえず上位6頭までは来年に向けて順番は入れ替わる余地は十分ある。
結果的に今回の上位人気6頭でもある。
その中ではアパパネに合わせて封じ込められたアニメイトバイオはG1級という意味では
あと一歩の感じある。
また、ベストクルーズもこれまでの成績どおり、堅実味はあるが勝つまでのパンチ不足は否めない。

その他の4頭。
勝ったアパパネはいずれにしても、能力上位の1頭であることは確か。
ただ、今回も道中引っかかるような素振りもあったし、今の気性だと、
桜花賞は良いが、オークスは微妙。
4着のラナンキュラスは道中も手応えが良くない雰囲気もあった割りに、
最後まで粘っていた。
馬場が悪くのめっていたというコメントもあるし、結構頑張っていた。
馬体はややこじんまりしているので、もう一回り成長すれば、来春に期待は残す。

シンメイフジは今回は出遅れがすべて。
おそらく前走のような後方から行くつもりもなかっただろうし致命的。
外を捲って動いて、直線も追いにくそうな場面もあって伸びてきたので、
コース取りを考えれば、アパパネとは0.4秒差は内容は互角に近い。
巻き返しがあってもおかしくない。
あとは出遅れ癖にならない事。

タガノエリザベートもシンメイフジと合わせて伸びてきたが、この脚質では、
他力本願過ぎる。
特に相手が強くなると今回のように差して届かずのパターンになり勝ち。
もう少し前で競馬が出来るようにならないと苦しい。
あるいはもう少し自分から捲って動くとか。
ある程度の自在性はほしい。

7着以下は、とりあえずこのレースから、クラシックレース脱落。

ただ、今のところ、絶対的な強い馬がいない牝馬クラシック路線のようだ。


まとめ
連対馬の傾向
一応、1,2着とも残った馬。
終わってみれば、2頭ともレコード勝ちをしている2頭だった。

3着馬の傾向
アパパネは残った馬。
アニメイトバイオは残せなかった。。。

オッズバランス
1番人気はステップレースを勝ったタガノエリザベートと思ったが、まさかの3番人気。
そして1番人気は本命にしたシンメイフジ。
調教過程の良さなど、ある程度は人気になる馬であっても1番人気はまったくの想定外。
オッズバランスとして悪かった。
逆にシンメイフジが人気の中心になったので、他の人気馬は微妙なりともオッズバランスに恵まれた。
今回も最後追い込んできたので、次も人気になる事は間違いないし、馬券的には微妙な立場。

アパパネはこれでクラシック路線の中心になるのであり人気の中心にもなる馬。
いろんな面で今後が注目となる。


ということで。
本命シンメイフジが沈み、馬券はまた外れ。。。
かなり調子が悪い。。。

今年もあと2週。
有馬記念に向けて調子を取り戻したい。