Whatever will be, will be.

気まぐれ日記。

有馬記念の展望-その4

2012-12-20 13:43:50 | G1
調教編。
グリーンチャンネル水曜放映分から

・ダイワファルコン
 美浦W80.9-65.4-50.7-37.3-12.9
 単走。一杯に追う。
 この馬なりに順調か。
・ルルーシュ
 美浦W69.8-55.0-41.9-13.1
 3頭併せの外、馬なり先行から一旦、後続馬を前に行かして、そこからサッと交わして先着。
 軽めの調教だが、反応は良さそう。
・ナカヤマナイト
 美浦W66.7-51.8-37.9-12.6
 2頭併せの内。追走から一杯に追いクビほど先着。
 タイムはそれほどではないが、走りには力強さがあり悪くはない。
・オウケンブルースリ
 栗東坂路54.7-40.4-27.0-13.8
 2頭併せ。一杯に追い併入。
 平凡。
・ゴールドシップ
 栗東坂路54.5-40.2-26.7-13.8
 2頭併せ。強めからラスト一杯に追い併入。
 馬場が重いこともあるが動き的には平凡で特に強調材料なし。ただ、だいたいこういうタイプでもある。
・ビートブラック
 栗東坂路54.7-40.4-26.9-13.8
 単走。一杯に追う。
 タイムは平凡も調子が悪いときはぜんぜん動かないし集中力もないが、今回は気持ちが入った感じの走りで上昇気配。
・ローズキングダム
 栗東坂路57.6-41.7-27.1-13.5
 単走。一杯に追う。
 馬場が悪いことや上がり重点にしてもタイムは遅すぎ。
・アーネストリー
 栗東坂路55.4-40.1-26.4-13.3
 単走。一杯に追う。
 素軽さは感じられる。休み明け3戦目。今秋の中では状態は一番良さそう。
・トレイルブレイザー
 栗東坂路56.3-42.3-28.0-14.5
 単走。一杯に追う。
 最後は脚が上がってしまった。これでは調教的には不満。後は変わり身があるか?
・ルーラーシップ
 栗東CW86.8-69.6-53.1-37.9-11.8
 3頭併せの中。馬なりからラスト強めで僚馬に1馬身ほど先着。
 11秒台が出たほど速くは見えなかったが、まだ余力のある手応えでしっかり追えているのは好感。
・トゥザグローリー
 栗東CW84.2-66.7-51.6-38.2-12.4
 3頭併せの中。馬なりからラスト強めで僚馬に2馬身ほど先着。
 馬自体は上昇中。あとは馬のレースでのやる気次第か?
・オーシャンブルー
 栗東CW83.6-66.2-50.9-37.4-12.6
 3頭併せの内。強め追走からラスト一杯に追い僚馬とほぼ併入。(微妙に遅れる)
 追い出してからの反応は悪くはない。
・エイシンフラッシュ
 栗東CW83.3-67.7-53.8-38.8-11.7
 2頭併せの内。馬なり追走からラスト一杯に追い、僚馬を大きく突き放す。
 とにかく調教はいつも良く動くのだが、今回も鞍上が追い出してからの伸びは抜群。
・スカイディグニティ
 栗東CW83.7-67.9-52.9-39.2-12.2
 2頭併せの内。馬なり追走からラスト一杯にクビほど先着。
 脚取りは力強いが、併せた馬(アドマイヤレイ)が良過ぎた?せいか、手応えでは見劣る。
 

良かった馬
ビートブラック
ルーラーシップ
トゥザグローリー
エイシンフラッシュ

有馬記念の展望-その3

2012-12-20 08:27:45 | G1
オッズバランス編。
寸評。

ジャパンカップ組から。

3着ルーラーシップ。
もともと出遅れることはあったのだが、ここ数戦はそれが定着してしまった感じ。
ジャパンカップはそれが特にひどかったようにも思う。
そこから内伸びの馬場を意識した鞍上が内に潜り込んだが、前は開くことはなく、
直線は外に持ち出したが、結果的にはそこでの仕掛け遅れが致命的。
最後は良く追い込んできたが1,2着馬には決定的な差がつけられてしまった。
それでも3着に押し上げてきたのが地力の証明。
実力は文句なしG1級である。
特に負けた1,2着馬は超一流馬であるし、その2頭は今回は居ない。
また、個人的には東京の軽い馬場で直線の長いコースよりも、重い馬場で小回りコースの中山の方が向いていると思う。
致命的な出遅れは厳しいが、それなりにスタートして、早めにスパートできるような展開になれば、価値も十分ある。
秋2戦は不完全燃焼で力を出し切っていない部分もあるだろうし、このレースに限ればそれはプラス。
天皇賞・秋、ジャパンカップを使って参戦する王道路線組で一番大事な消耗度は少ないはず。
コース変わりと余力を残した状態で、今度こその期待は出来るだろう。
あとは、とにかくスタートだろう。

4着ダークシャドウ。
距離に若干不安があったが4着は大善戦。
と同時に距離に目処が立った一線でもあった。
しかし、それは東京でのこと。
まだ、他の競馬場では信頼度は微妙。
とにかく東京に実績が偏るだけにその点も微妙。
主軸候補の評価は厳しい。
しかし、好位からも競馬が出来るタイプでもあるし、小回りの中山ならばあまり後ろから行かないだろう。
展開的には意外と嵌る脚質なのかもしれない。

7着ビートブラック。
そこそのペースで逃げた割りに良く粘った。
今回も逃げ有力だろうし展開を握る存在。
さすがに天皇賞・春のような有り得ない大逃げが嵌るような展開はないだろうが、
それでも逃げ馬だけに注意は必要。

9着エイシンフラッシュ。
天皇賞・秋は嵌った。ジャパンカップは嵌らなかった。
それが結果に出た。
脚の使い方が難しい意味もあるが、東京でダービー、天皇賞・秋を勝っているが、
実は小回り巧者であると思う。
去年の有馬記念も2着だし、勝ててはいないが、馬場やコース適正は東京より中山にある。
今回はジャパンカップで凡走したから、また伏兵扱いの人気だろう。
デムーロが乗るので、意外と人気になるのかもしれないが。。。
そうでなければ、オッズバランスは良いだろう。


菊花賞組。

1着ゴールドシップ。
皐月賞、菊花賞のクラシック2冠馬。
有馬記念では菊花賞勝ち馬が直行してきたら、好成績を出してきている。
古馬の一線級は天皇・秋、ジャパンカップを使って、多少なりとも消耗していることが多く、
それに比べ、菊花賞から体勢を整えて挑める3歳馬は状態面で大きなアドバンテージがあるのだろう。

単純比較するのは微妙なところはあるが、能力差はさほどないだろうと思えるフェノーメノが天皇賞・秋で2着。
ジャパンカップではジェンティルドンナがオルフェーヴルに勝って1着。
少なくとも3歳世代のトップクラスのレベルは低くないだろう。
それを考えればゴールドシップはトップクラスの1頭。
実績から考えても十分戦える能力は持っている。

敢えて言えば、皐月賞はワープを使っての勝利。菊花賞は有力馬多数戦線離脱してあいて大幅に弱化していた。
ともにいろんな意味で恵まれたところがある。
特にゴールドシップはエンジンの掛かりの遅いタイプ。
近2走のような強引気味な捲くりの走りが古馬トップレベルを相手に通用するのか?
中山の馬場自体は得意だろうし、ジェンティルドンナ、オルフェーヴルが回避。
その辺の兼ね合いで、また恵まれている部分もあるのだが。。。
脚質的な部分では不安がある。
たぶん1番人気になると思われるだけに。。。

2着スカイディグニティ。
セントライト記念、菊花賞でフェノーメノ、ゴールドシップの2着。
セントライト記念だけの好走ならば信用できないが、2戦続けての好走だけに秋になって本格化したということなのだろう。
特にこの2戦はタイム的にも上々だし恵まれただけで走れるような内容ではない。
とはいえ、3戦前は1000万クラスで惨敗している馬。
特にG1では勝てるような底力も微妙な感じ。
2,3着と言う意味では無視は出来ないが、あくまでその程度だろう。


その他。

ルルーシュ。
好素材として人気先行型、それを考えると出世が遅れていたが、前走のアルゼンチン共和国杯を快勝して重賞勝ち。
ようやくG1の舞台に上がってきた。
初のG1。さすがに今回は壁があるかもしれないが、好位追走型だからコース適性はある。
能力差をカバーできる可能性はある。

ナカヤマナイト。
オールカマーを勝った時点から目標は有馬記念だったはず。
天皇賞・秋はあくまで叩き台としての参戦と思って良いから惨敗は気にすることはないだろう。
そもそも地力と瞬発力が必要な東京のG1で通用する馬でもない。
中山は5戦して3着以下なし。
中山でこその馬。
それでも決め手勝負のような展開は厳しいから、如何にタフな展開に持ち込めるかだろう。

トゥザグローリー。
2年連続有馬記念3着。
コース適正に関しては抜群。
また時期的にも寒くなったころに走るのだろう。
前走のJCダートは参考外で良いだろう。
昨年にしても、天皇賞・秋、JCで惨敗の後の激変の好走だった。

トレイルブレイザー。
今週はアメリカへ遠征後。
善戦してきた。
G1ではあと一歩足りない感じではあるが、中山向きのタイプではあるので注意は必要。
あとは遠征直後の1戦だけに状態次第か。