夏の参院選を控え、安倍首相が自民党内で発信力が際立つ小泉進次郎・農林部会長の取り込みを図っている。24日投開票の沖縄県宜野湾市長選では、人気のある小泉氏を応援弁士に送り込み、無党派層の支持獲得を狙う。小泉氏も首相官邸との近さを示すことで、自身が手がける農政改革の実現に生かす利点から、「安倍・小泉」ラインの思惑が一致する面もある。
韓国で学術書「帝国の慰安婦」の記述が元慰安婦らの名誉を傷つけたとして、名誉毀損罪で在宅起訴された韓国・世宗大の朴裕河教授(58)の初公判が20日、ソウル東部地裁で開かれた。朴教授の弁護人は法廷で「個人の名誉を毀損していない。著書の出版は公共の利益のためだった」と起訴事実を否認し、無罪を主張した。起訴状によると、朴教授は2013年8月に出版した学術書で、元慰安婦について「自発的な売春」や「日本軍と同志的な関係にあった」など「虚偽の事実」を記載し、元慰安婦らの名誉を毀損したとされる。