東京都議会で5日、小池百合子知事が実質的に率いる地域政党「都民ファーストの会」と公明党、民進党が共同提出した「子どもを受動喫煙から守る条例」が、自民党を除く賛成多数で可決、成立した。子どもがいる家庭内などで禁煙を求める内容だが、努力義務で罰則規定はない。施行は来年4月。都によると、私的空間の喫煙を規定する条例は全国初という。2020年東京五輪・パラリンピックに向けて都の受動喫煙防止策は2段階で行われる。今回の議員提案による条例とは別に、都は施設や飲食店など屋内を「原則禁煙」とする罰則付きの条例を制定する方針で、来年2~3月の都議会に提出する見通しだ。