強い毒を持つ南米原産のヒアリを、鋭い嗅覚で見つけ出す探知犬が来年春にも国内に移入されることが15日、ヒアリ対策に取り組む専門家への取材で分かった。国内の複数の地方自治体が導入を検討しており、ヒアリ対策を行う台湾企業の探知犬を移送して有用性を検証する計画で、来年2月にも検疫手続きが完了する見通し。環境省によると、探知犬の移入は初めてとみられる。ヒアリは12都府県で22例確認されている。
中国共産党の第18期中央委員会第7回全体会議は14日、党規約の修正案を18日に始まる党大会に提出することなどを決め、閉幕した。成果をまとめたコミュニケは、習近平総書記の名前を出した形で政治理念を紹介。複数の党関係者は、コミュニケの表記は「党内で了承されたことを示す」などとしており、習氏の名前を冠した政治理念が党規約に明記される見通しだ。党の憲法とされる党規約に個人名を冠した理念が書き込まれる中国の指導者は、毛沢東と鄧小平以来。総書記在任中にその名を党規約に刻み込めば、習氏の権威は江沢民元総書記や胡錦濤前総書記をしのぐといえ、党内における威信は格段に高まるとみられる。