北朝鮮国営の朝鮮中央通信は17日、米韓両軍が16日に始めた合同海上訓練を非難する論評を発表した。「米国の制裁であれ軍事的選択肢であれ、何にでも対処できる万端の準備ができている」とし、北朝鮮が新たな軍事挑発を行う可能性を示唆した。論評は、米軍が朝鮮半島周辺に展開している原子力空母「ロナルド・レーガン」やB1戦略爆撃機、原子力潜水艦「ミシガン」などにも触れ、「我々の急速な核武力高度化と超強硬な立場によって窮地に陥った米国の断末魔だ」と批判した。その上で、「米国との力の均衡を成し遂げるまで核武力強化の努力は一瞬たりともやまない」として、核・ミサイル開発を続ける姿勢を改めて強調した。