濡れ落ち葉の時事川柳

過去13年・・・
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「二夜続き ノーベル受賞に 沸く日本」

2015年10月07日 | 時事川柳
スウェーデン王立科学アカデミーは6日、2015年のノーベル物理学賞を、謎の多い素粒子「ニュートリノ」に質量があることを突き止めた東京大学宇宙線研究所の梶田隆章所長(56)と、カナダ・クイーンズ大学のアーサー・マクドナルド名誉教授(72)の2人に贈ると発表した。梶田氏は東大助手時代の1986~88年、岐阜県飛騨市の旧神岡鉱山に設置された素粒子観測装置「カミオカンデ」で、大気中で発生するニュートリノを観測し、「ミュー型」のニュートリノが、「タウ型」に変身している兆候を発見した。この現象をニュートリノ振動と呼び、ニュートリノが質量を持つことを示す証拠となる。

「ノーベル賞 土壌の菌から 民救い」

2015年10月06日 | 時事川柳
今年のノーベル医学生理学賞が5日、抗寄生虫薬で途上国の多くの患者を失明から救った大村智さん(80)らに決まった。「世の中に役立ちたい」という思いを胸に、来る日も来る日もかき集めた土を調べ続けた愚直さが実を結んだ。 「年間、土壌から2千株、4千株の菌を分離していく。一人でやるのは大変。みんな研究熱心だった」。大村さんは5日の記者会見で、これまでの研究を振り返った。アフリカや中南米の人たちを苦しめる病気の特効薬になったのは、伊豆半島のゴルフ場近くの土から見つかった細菌の仲間だった。

「TPP合意 中韓真っ青 蚊帳の外」

2015年10月06日 | 時事川柳
環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉の参加12カ国は5日朝(日本時間5日夜)、米アトランタで最後の閣僚会合を開き、大筋合意した。日本と米国主導で、経済規模で世界の4割を占める巨大経済圏が誕生すれば、TPP不参加の中国には大きなダメージとなり、同国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)の先行きにも暗い影を落としそうだ。また、韓国では、TPPが発効すれば、自動車部品の対米輸出などで日本より不利になるとの危機感が強い。朝鮮日報は社説で「韓国は貿易依存度が高く、どの国よりも開放の先頭に立たなければならない国なのに、ぐずぐずして参加機会を逃してしまった」と指摘し、政府の「出遅れ」を批判した。

「今日施工 国民が背に マイナンバー」

2015年10月05日 | 時事川柳
国内に住む全ての人に12桁の番号(マイナンバー)を割り振る共通番号制度関連法が5日、施行され、マイナンバー制度がスタートする。給与計算や社会保障などの手続きで、マイナンバーを実際に使うのは、来年1月からになる。自分のマイナンバーは、今月中旬から11月にかけて、自治体から郵送される「通知カード」で確認できる。カードは、世帯ごとに家族分まとめて簡易書留で手元に届く。原則としてマイナンバーは生涯変わらない。

「地方大 地域起こしの 学部名を」

2015年10月05日 | 時事川柳
地方の国立大学に「地域」を冠した学部が次々と誕生する。今春の高知大をはじめ、来春には宇都宮大、福井大、佐賀大、宮崎大で新設される。少子高齢化や地場産業の衰退などが深刻化する中、地域課題の解決に役立つ人材育成をめざす。高知県の仁淀川町長者地区。山肌に広がる美しい棚田で5月下旬、大学生17人が地元の農家とともに田植えをしていた。4月に高知大に新設された地域協働学部の実習だ。前期は中山間地域を中心に県内6カ所を回り、キャンプ場の草刈りやお祭りの手伝いにも取り組んだ。

「奇跡二度 サモアも破り 8望み」

2015年10月04日 | 時事川柳
ラグビーのワールドカップ(W杯)イングランド大会で、1次リーグB組の日本は3日、当地のスタジアムMKで第3戦をサモアと戦い、26?5で破った。日本は9月19日の初戦で南アフリカに勝っており、8回目の出場で初めての1大会2勝。勝ち点も8に伸ばし、初の決勝トーナメント進出へも望みをつないだ。

「豊作と 庶民の身近に マツタケが」

2015年10月04日 | 時事川柳
秋の味覚の王様、マツタケが、今年はちょっと身近になりそうだ。夏に雨が多く残暑が短かったため、国産品が近年にない豊作。価格も昨年より3割ほど安くなっている。東京の日本橋高島屋にある青果店「京都八百一」では、岩手県産のマツタケが1箱(4、5本入り、約300グラム)3万5000円(税込み)で、例年より3割程度安い。山田真伍副店長は「進物用に買う客が多い。今年のマツタケは香りが良く品質がいい」と話す。西武池袋本店でも、国産マツタケが昨年より2~3割安く、売り上げが2割増えたという。

「過疎誘致 遠距離通う 足を補助」

2015年10月03日 | 時事川柳
住んでくれたら、通勤で使う特急料金を補助します。そんな自治体が各地に現れ始めた。狙いは人口増。都心からは少し遠い街だけど、「特急を使えば快適」と誘う。太平洋に面した房総半島の千葉県いすみ市。海水浴と漁港で知られるこの街は、市内に転居した人にJR外房線の特急料金を補助している。東京都内や千葉市などへ定期券で通勤する人が対象で、1人あたり最大月1万円が出る。

「抑圧に 爆発続く 中・自治区」

2015年10月02日 | 時事川柳
中国国営新華社通信によると、宅配小包の爆発があった中国南西部の広西チワン族自治区柳州市柳城県で1日、再び爆発が起きた。死傷者が出ているかは不明。30日の爆発では計7人が死亡。1日は中国の建国66年を祝う国慶節で、当局は社会不安を抑えることに神経をとがらせている。報道によると、1日午前8時(日本時間同9時)ごろ、道路に面した集合住宅の5階で爆発が起きた。インターネット上には、建物の破片などが路上に散乱する様子を写した写真などが掲載されている。

「中・触手 キムチ文化に 韓・席巻」

2015年10月01日 | 時事川柳
国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されたキムチ文化。まさに家庭に受け継がれている韓国のソウルフードが、中国産に席巻されている実態がまた明らかになった。韓国聯合ニュースは9月中旬、中国と韓国間のキムチの輸入格差が1万倍に上っていると衝撃的に報じた。中国産からは、ノロウイルスなどの病原体が検出されたとの疑惑も出ているが、激安を武器に勢いは増すばかり。蜜月の韓中関係にヒビを入れる経済摩擦のタネになるのか。