東 塔 と 金堂
二 天 王 像
平成3年(1991)に復元された二天王像は、1592年の兵火により中門とともに焼失しました。
その後約400年復興をみることがありませんでしたが、昭和59年(1984)お写経勧進により
中門が復興され、それに伴う発掘調査により裸形の仁王像ではなく武装した二天王像ということが
判明しました。 二天王像の形式は、中国西安大雁塔の門垣にある線彫の仁王像や
法隆寺の橘夫人厨子の扉絵等を参考に復興されたそうです。
金 堂
金堂は薬師寺縁起によると二重二閣、五間四面、瓦葺の建物で各層に裳階をつけた
美しい堂で、龍宮造りと呼ばれています。薬師寺白鳳伽藍は、金堂を初めとして東塔の
意匠ですべて統一されています。 金堂には薬師如来を中央に、日光菩薩、月光菩薩
あわせて薬師三尊といいます。薬師如来は東方浄瑠璃浄土の教主で、またの名を
医王如来ともいい、私たちの身と心の病気を救って下さる仏さまです。
「オンコロコロセンダリ マトウギ ソウギです」
このお言葉は、お薬師さまのご真言です。
東 塔 西 塔
東塔(国宝、白鳳時代)各階に裳階(もこし)をつけているため六重にみえますが、三重の塔です。
西塔は享禄(きょうろく)元年に兵火で焼失し、昭和56年4月に453年ぶりに創建当初の白鳳様式をもって
復興されました。華麗な西塔が長年の風雪に耐えた東塔と並び立つさまは、大変印象的な光景です。
東塔、金堂、西塔の両脇に建てられている東回廊、西回廊
鐘 楼
玄奘三蔵院伽藍 ・ 大唐西域壁画殿
玄奘三蔵院伽藍中央の玄奘塔は、法相宗の始祖・玄奘三蔵のご頂骨を真身舎利として泰安し
須弥壇(しゅみだん)には玄奘三蔵訳経をお祀りしています。 また、大唐西域壁画殿は
平山郁夫画伯が30年の歳月をかけ完成された玄奘三蔵求法の精神を描いた壁画を
絵身舎利としてお祀りするものです。 平山画伯の壁画は壮大で素晴らしいものでした。
「 淡 墨 桜」 と 記されていました。 満開となっていました。
玄奘三蔵院伽藍からみた 「東 塔」
奈良のこのような風景が、たまらなく好きです。
一休み ・・・ お抹茶をいただきました。 ε-(*´ω`*) ホッ
薬師寺の中門を出ますと ・・・ こちらにも綺麗なピンク色した桜が咲いていました。
薬師寺の佇まいをこの目で実際に見て回り 感無量でした。 古都の風景 いいですねぇ~
バスの便が、1時間に一本しかないので 法隆寺行きのバスに乗り遅れないように 薬師寺を後にしました。