日々なるようになる

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柿の葉すし

2010-04-18 | 美味いもん♪

 

                                                                       西にて。。。

 

柿の葉すしは、熊野灘から奈良へ向かう鯖街道の名産 

急峻な山に囲まれた山里では、海の幸は貴重なもの。熊野灘で水揚げされ、浜塩を施した鯖は

背負い籠に詰められ、高い峠を越え、谷川の難所を渡って村々に運ばれました。

これをこの地の人々は、薄く切ってご飯の上に乗せ、手近に豊富にあった山柿の葉に

包んで重石をかけ熟成させてお寿司に仕上げ、祭礼の日のご馳走としました。柿の葉に含まれるタンニンの

抗菌作用など先人は知っていたのでしょうか。 柿の葉すしには、山里の食の知恵と工夫が凝縮されています。

 

一粒一粒がふっくらとして、口の中でほどけるくらいの握り加減、鯖と鮭の風味、柿の葉の香りと

調和する少し甘めの味付けで、とても美味しいお寿司でした。 柿の葉の香りが食をそそりました。

 

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