功山寺決起

第158回 独立講演会@東京に当選しました。㊗️

技術立国のはずの日本が、これほどワクチン開発が遅れているのはなぜなのか。(2021-02-08 22:15:15)

2021-02-08 23:25:59 | On the Road
▼きょうの武漢熱をめぐるワクチンPT ( プロジェクトチーム ) などの合同会議にて、ようやく当たって、何を発言したか。
( そこまでの生中継は、ここここを見てください )

▼この合同会議は、自由民主党の側から政府に、ワクチン接種体制などについて具体的に改善を求める、その『提言案』を審議する場でもありました。
 国産ワクチンについては、提言案の最後に触れられていて、 ( 1 ) 国産ワクチンは実用化にまだ遠い ( 2 ) 次の新しい感染症に備えて、国産ワクチンを接種できる体制をつくれーという趣旨が書かれていました。



▼ぼくは、次のように発言しました。あくまでポイントです。言葉の通りではありません。

▽「どうやって外国製ワクチンの輸入量を確保し、国民にいかに早く、確実に接種してもらうか」ばかりになっているなかで、提言案がとにもかくにも国産ワクチンに言及したことは評価します。

▽しかし「次の感染症に備える」ではまったく弱い。
 輸入ワクチンは、武漢熱ウイルスに対して、およそ3か月しか抗体が持たないという問題があるからです。

 前の合同会議でそれを問うたとき、ワクチンPTの古川俊治事務局長 ( 慶大医学部教授、参議院議員 ) から「3か月で抗体が減衰するのは、青山さんの指摘通り。それでも免疫の記憶は残るようだから、それほど何度も接種しなくても済むのではないか」という説明がありました。
 わたしは古川さんを信頼しますが、それであっても、接種がワンセット ( ファイザーやモデルナといったアメリカの製薬会社のワクチンは、2回打って、ワンセット。2回打たないと接種の効果が発揮できません ) だけでは済まない可能性は充分です。
 それを考えると、輸入に頼るのではなく、国産体制を確立するのは、国家の安全保障そのものです。

 提言案には、「次」ではなくて、「たった今の感染に備える」ために、国産ワクチンの実用化を急ぐことを書いてください。

▽技術立国のはずの日本が、これほどワクチン開発が遅れているのはなぜなのか。
 技術力の問題だけでしょうか。
 緊急時に対応できない規制があるのではないかと問います。
 製薬や、ワクチン製造は人間の命に直接、関わるから、規制は必要ですが、武漢熱の拡大のような緊急事態に対応できないのは、そのままにできません。
 政府、答えてください。

▼このぼくの問いに対して、回答はどうだったか。
 まず党側の古川事務局長は「いまに対応するために国産ワクチンの実用化を急がねばならないという青山さんの指摘はその通り。したがって、提言案を修正します」と明言されました。

▼一方、政府側は、厚労省の医事部門の責任者が「規制のせいではない」と、ほぼ全否定しました。
 ところが、この答えに関しては、その先の出来事がありました。
 それは動画の「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」で述べます。

・・・以上、深夜になりましたが、みなさんへの約束を果たすために、記しました。

★この古川教授・参議院議員は「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の第14回放送15回放送16回放送に、ぼく、三浦麻未公設第一秘書と、非常に意義の深い鼎談 ( ていだん ) をなさっています。
 今あらためて、ご覧になってください。




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今週(2月12日)は「言論テレビ」に参加、青山繁晴(参議院議員)

2021-02-08 19:59:19 | 言論テレビ
  • LIVE予告
  • 2/12(金) 21:00〜

日本は「尖閣有事」の危機を乗り切れるか

人民解放軍が尖閣、台湾の「挑発」を陰で操る

青山繁晴

青山繁晴
参議院議員

 尖閣諸島沖で6日、中国海警局の公船2隻が日本領海に侵入しました。外国の船舶に武力行使ができる「海警法」が1日に施行されて初めてのことです。公船は日本漁船2隻に接近しようとしたため、海上保安庁の巡視船が漁船の安全を確保しながら、領海を出るよう警告しています。
 青山繁晴さんが代表を務める「護る会」の長尾敬衆院議員は、尖閣の海で漁業活動を計画しています。水産庁の許可を待って石垣島の漁港で待機中です。反対がある中での長尾議員の計画実行には、尖閣諸島が日本固有の領土であることを強く世界に示す狙いがあるとみられます。
 2月12日金曜夜9時『櫻LIVE 君の一歩が朝(あした)を変える!』第434回放送は、参議院議員の青山繁晴さんと尖閣危機とバイデン政権の対中外交を論じます。
 櫻井キャスターは以下の質問を準備し対談に臨みます。
(1)2月7日、「日本の尊厳と国益を護(まも)る会」の長尾敬議員が尖閣の海に出かけた。異論も反対もある中での尖閣行きで、達成しようとしていることは何か。長尾氏の得た情報は何か。成果は何か。
(2)尖閣の危機をどう乗り切るか。中国の海警法改正について「護る会」として政府に申し入れを行った。どのような具体的行動 を取っていくのか。
(3)中国海警の法改正に対応するためにわが国も海上保安庁法25条の改正が必要だ。立法府の人間としての責任は寧ろこのような法整備にあるのではないか。中国の法改正は間違いなく日本を狙ってなされたものだ。それに対してどう対処するのか
(4)日中関係は米中関係である。米中の関係が厳しくなれば中国は日本に微笑みを持って接近する。結果として一部の日本人、とりわけ経済界や親中派の議員達は取り込まれる。中国の方針はしかし何時でも変わりうる。日本は中国の百戦錬磨の騙しの外交に勝てるか。が外交のみならず実力行使に出られた場合どうするのか。
(5)バイデン政権はまちがいなく対中軟弱外交を展開する。軍事予算も大幅にカットするだろう。その中で日本はいよいよ自立した形で国防をやっていかなければならない。そうした点をどう対応するか。

【ゲスト】
青山繁晴 参議院議員
1952年兵庫県神戸市生まれ。慶應大学中退後、早稲田大学政治経済学部卒業。共同通信社へ入社し、官邸、自民党担当記者等を経て、ペルー日本大使館占拠事件で現地取材した後に退社。三菱総合研究所の研究員として、安全保障・外交から金融・経済など包括する国家戦略の立案に携わる。 2002年シンクタンク独立総合研究所を創立し、代表取締役兼主席研究員に就任した。TVタックルなどテレビ番組に出演多数。2016年7月参議院選挙比例区(自民)に立候補し当選した。著作に『ぼくらの祖国』、『ぼくらの真実』、『壊れた地球儀の直し方』など。


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ついに、当たりました。別室から発言しました。(2021-02-08 14:06:01)

2021-02-08 15:31:55 | On the Road
▼ついに、当たりました。
 別室から発言しました。
 その質疑については、あとで記します。 ( 時間は正直、分かりません。きょうも日程が押し寄せてきます )
 そしてもちろん、新動画の「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の収録でもしっかり話します。
 次の収録は明日の火曜に予定しています。 ( ただし国会日程などで延期になることもあり得ます )

▼どうやって別室から発言したか。
 ひとつ前のエントリーの写真にある発言席で分かるように、オンラインです。

「それなら、合同会議そのものをオンラインにして、各議員には、国費で設置、運営されている議員会館の執務室があるのだから、そこで繋げばいいじゃないか」
 そのご意見も必ず、出ると思います。

 主権者との議論は何事につけても、常に、歓迎します。
 そのうえで、ぼくはかねてから申してきたように「すべてをオンラインにして解決する」ことに明確に反対です。
 対面とオンラインの融合・両立、同時に対面が基本であることを確認することがベストと考えています。

▼自由民主党の国会議員が、現場で、会議の首脳陣や政府側の行政官 ( 官僚 ) の眼を見ながら議論することを重視しているのは、基本的には支持します。
 そこに自由意志でたくさん集まる議員は、義務以外には何もしないでいる議員よりは、ずっと国民に近いのではないでしょうか。

▼ぼくは長年、大学で教えることを致し、議員になってからも何とか続けるように努力してきました。
 次の日本人を育まねばならないからです。

 しかし東京大学においては、ぼくのゼミナール ( かつては教養学部の非常勤講師としてのゼミでしたが、直近は、自治会のゼミナール ) については、武漢熱の発生以来すべてオンラインのみになり、学生との対面が遂に一度も叶わない授業に一変しました。
 東大も、さまざまに努力されています。それは間違いありません。
 ただ、ぼくの講義については、そうでした。それも影響して、すくなくとも新年度の前期は、講義できなくなりました。

 東大よりずっと前から教えている近畿大学の経済学部 ( 近大は国会からは遠いので、議員となってから年に2回の特別授業 ) も、オンラインのみを強く要請されましたが、交渉の末に、一部対面とオンラインになりました。
 対面授業に来た学生は、たったの8人でしたが、幅広い受講生のいたオンラインと合わせて、とても意義深い授業になったと思いますし、大学当局や、受講生の感想もそうでした。

 この経験も踏まえて、政 ( まつりごと ) の世界でも、対面とオンラインの両立がよいと考えます。
 きょうのぼくの別室からの質問と、それに対する政府側の答弁というやり取りは、オンラインで、非常にうまく行きました。
 党本部の職員と、別室に前から参加している国士議員の小野田紀美参議院議員 ( 護る会メンバー ) によると、実はきょうは3度目の正直で、過去2回は苦労したそうです。
 小野田議員によると「結局、ここから本来の会場まで駆け上がって、質問したりしていましたよ」とのことです。
 過去2回、うまく行かなくて、3回目でうまく行ったというのは、党本部の職員さんたちが失敗を活かしたということです。

 実は、これこそが危機管理の要諦です。
「最悪の場合を想定するのが、危機管理の要諦だ」と仰る要人もいらっしゃいますが、実はそうではありません。
 想定は最悪を考えるのではなく、実際に起き得るケースだけをワーストからベストまで客観的に想定するのが要諦です。
 一方で失敗を活かすことこそ、肝心です。
 自由民主党がよくなれば日本が良くなると信じて、党本部に就職したみなさん、よくぞ失敗を活かしてくれました。



▼一方、国会審議に一切、オンラインが入らないのは、憲法を改正しないために起きている問題です。
 前に述べたように、野党もオールドメディアも、現憲法の欠陥に絶対に触れません。
 以前に約束しましたとおり、いずれ、整理してこのブログに書きます。


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さて、ずっと手を挙げ続けています。(2021-02-08 13:19:54)

2021-02-08 15:00:12 | On the Road
▼「あれ? ひとが居ない」
 「青山さんの手しか写ってないぞ」
 そう思われましたか ?

▼週明けの2月8日月曜です。きょうも自由民主党本部で武漢熱をめぐって、ワクチンPT(プロジェクトチーム)と対策本部、社会保障制度調査会の合同会議が開かれています。
 ふだん、党本部で最大の会議室、というより中ホールぐらいの広さがある部屋で行われていて、ぼくもそこに参加しています。
 オールドメディアや野党が「蜜の典型」のように強調していますが、実際は、党本部の職員たちの最善の努力を含めて、密にならない対策は相当にとられてはいます。 ( 徹底した消毒や、参加議員ひとりひとりの手指の消毒、寒くても窓を開けた換気を積極的に行うのは、当然です )

 一方で、とにかく議員数の多い自由民主党から、党大会を除くと最大級の参加があり、リスクが消えてはいないのは事実です。
 そこで、党本部の別の会議室に、別室が設置されました。




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今週が、内閣の見えざる分岐点になると考えます。(2021-02-08 01:07:38)

2021-02-08 07:25:00 | On the Road


 ・・・常にほぼすべてが、水面下の議論と交渉です。

 今週が、内閣の見えざる分岐点になると考えます。
 武漢熱に加えて、東京オリンピック・パラリンピックが、そうです。

 クレバーな田中将大投手が祖国日本に帰ってきて、世界の光の池江璃花子選手が栄光のプールに戻ってきました。
 今すべきことがあります。
 交渉中のことは、公開できません。しかし主権者のどなたかは、ぼくと同じことを考えていてほしいなと祈る気持ちです。
 とにかく、動かないわけにいきません。
 きのうの2月7日日曜、考えた末に決断し、夜に電話をしました。

 さ、月曜の朝です。






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